空海法師の神社巡り

空海法師が今まで巡った神社を、実際に感じた御利益や見所、感想など交えて紹介。

大神神社(おおみわじんじゃ)

2014-04-27 16:15:40 | 神社紹介
所在地
奈良県桜井市三輪1422

ご祭神
大物主大神 (おおものぬしのおおかみ、倭大物主櫛甕玉命)
大己貴神 (おおなむちのかみ)
少彦名神 (すくなひこなのかみ)

御利益
稲作豊穣
疫病除け
酒造り

公式サイト

本殿を持たない日本最古の神社の1つ
大神神社



この写真は、拝殿。
この拝殿を通して三輪山を参拝します。

大神神社は、三輪山を御神体としており、本殿がありません。
日本の神様は自然のあらゆるものに宿るとされています。
そのため、神様の宿る場所を依代として、そこに拝殿を建てて祈る。
日本最古と言われている神社は、いくつかありますが、そんな古来の形が残っている神社です。

ちなみに日本の事を古くは「大和(やまと)」といいますが、由来は山の麓(やまのふもと)らしく、その山こそは、三輪山であり、大和王朝の栄えた場所でもある…という説がある。
なるほど、日本最古というに相応しい。


この大きな鳥居が、目印。
日本一だったこともあるとか。
信仰する人は多く、休日は参拝者の車の列が、この周辺まで埋め尽くすことも。
鳥居の向こうに見えるのが三輪山。
綺麗な円錐型の山で、こういう形を神奈備型(かんなびがた)という。


二の鳥居。
ここからは、徒歩。


二の鳥居をくぐると、雰囲気が変わる気がします。
神聖な感じとともに優しさを感じます。


三輪といえば、蛇。
祭神の大物主大神は、蛇の化身とされています。
だから写真の手水舎も蛇なんですね。
そういえば、三輪山は、大物主大神がトグロを巻いて、3周するから「三輪」という説もありますね。


この神杉には、白い蛇が住んでいるのだそうだ。
卵を供える方も多いですね。


三輪山には、大神神社の摂社として、数多くの神社があります。
以前、紹介した久延彦神社もその一つ。
摂社と供に数多くのご神徳があり、多くの人の信仰を集めているんですね。

おまけ…
二の鳥居の側にある素麺茶屋で、暖かいにゅう麺いただきました。
美味^ ^




宇部神社(うべじんじゃ)

2014-04-02 09:50:24 | 神社紹介
所在地
鳥取県鳥取市国府町宮下651

ご祭神
武内宿禰命(たけのうちすくねのみこと)

御利益
福徳長寿
厄除け
病気平癒
交通安全
子供の成長
恋を打ち立てる

公式サイト

密かに馴染みが多い?!
宇部神社




祭神の武内宿禰命(たけのうちすくねのみこと)ですが、景行・成務・仲哀・応神・仁徳天皇の5代の天皇に仕えて、初めて大臣の称号を得た人。そう、人間のはず…
すごいのが期間。
なんと、283年(推定)!
まぁ、5代の天皇に仕えたなら長いはずです。
なので、長寿の神様です。
(もっとも、当時、歴代の天皇に仕えた人物の称号が武内宿禰といって1人じゃないんじゃないか説もあります。)

さて、馴染みがあると言われても…何が?
私も、この神社に来て、色々と知ったことばかりなので、今日はそれを紹介(^ー^)ノ

鎮座地が百人一首に詠まれている
在原行平に「立別れ因幡の山の峰に生ふる松としきかば今かへり来む」と歌われた稲葉山の西南麓に鎮座しています。

麒麟獅子舞(きりんじしまい)
古くから伝わる無形文化財「麒麟獅子舞」がお祭りで奉納されます。
この獅子は全国でも鳥取地方のみに見られる一本角が特徴で珍しいです。
また、この獅子は、キリンビールのキリンのデザインの元になっています。
麒麟獅子に頭を噛んでもらった子供は長生きをするとの言い伝えがあり、麒麟獅子舞が行われる際には、多くの人が集まります。
私が行ったこの日は、祭りではなかったが、ツアーの人向けに説明されていた。私は偶然居合わせたから、噛んでもらえました。
子供じゃないだろ?それは言わない約束で(^^;;
あぁ、下の写真で噛まれているのは私ではないよ。念のため…


1円札、5円札のモチーフに
武内宿禰と宇部神社が描かれた札が昔あったそうです。それに因んで、5円札をモチーフにしたお守りが売っていました。まさにお金にご縁がありますように…
宝くじ当たった!とかの感謝の声も届くとか。私もお守りを財布に入れています。


他、見所…
手水舎の七宝水
このお水は稲葉山の中腹から涌き出ている清水で、七宝(しっぽう)様の御水と言われています。干ばつでも枯れることはなく、古くから病を除き身体を美しく整える等、七つの恵みがあると言われています。武内宿禰の長寿に由縁して延命の水とも言われています。


双履石
武内宿禰が脱いでいった草鞋らしいのですが、武内宿禰は360歳で、この地で亡くなったとされています。


…とまぁ、ネタ満載。
この日は、ツアー客だけでなく、結婚式も執り行われていた。


麒麟獅子とお札の話は、社務所の方がツアーの方に説明されたもの。
私はツアーとは関係なかったが、一緒に聞くことが出来た。またその話がうまいこと!^ ^

遠方から来た私を含め、誰にでも暖かい雰囲気があって、またそれが人を引き寄せ、賑わいと活気をもたらす。この神社には、そんな雰囲気がありました。(^_^)