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そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

おかん料理を楽しむ会 in 岩見沢

2012年12月20日 | 空知の食
12月15日、岩見沢市内で、地元の名物料理や手料理を持ち寄って交流する
「おかん料理を楽しむ会」が開催されました。
主催はオホーツク管内遠軽町で北海道産のお豆と
お豆の加工品を販売している「べにや長谷川商店」さん。
長谷川商店さんでは、何代にもわたってその土地で作られてきた
在来種に特に力をいれていて、地元での生産・販売はもちろん、
首都圏の百貨店、食材の宅配会社、自然食品店を中心に販路を広げるほか、
「お豆サロン」、「お豆の学校」などを開講、
豆料理など食べ方の普及にも力を注いでいます。
左側が長谷川清美さん、今回のイベントの主催者でもあります。




長谷川商店さんは、在来種の豆や作物の栽培、地元に伝わる料理の紹介をとおして、
食や人の交流を図っていこうと、これまで遠軽町内で「おかん料理を楽しむ会」を開催してきました。
昨年、岩見沢市内の農家さんが遠軽町を訪れたことをきっかけに交流が始まり、
今回岩見沢での開催となったものです。

「おかん料理を楽しむ会」に先だって、であーる岩見沢のホールで
お豆についての講演会がありました。長沼町にある中央農業試験場の
農業環境部長で、農学博士の加藤 淳先生による
「北海道小豆の栄養性と健康機能性について~小豆を食べていつまでも元気に美しく」というお話。




豆類には、
ポリフェノールで活性酸素を減らして老化を防止(アンチエイジング)する、
食物繊維で腸内の善玉菌(プロバイオティクス)を増やして整腸作用や免疫調節機能を高める、
カテキンやグルコシドが動脈硬化を予防する、といった優れた効果があります。
小豆、特に北海道産の小豆はこの効果が非常に高いそうですよ。

また、砂糖を入れて熱を加えると、砂糖なしの「生あん」よりも
抗酸化活性の度合いが高くなるというのです。ビックリ!
砂糖でカロリーが高くなるのではという心配には、
小豆のビタミンB1でエネルギー消費効果が高まるので大丈夫、
ただし食べすぎには注意というお話もいただきました。




加藤先生の講演の後、お向いのナカノタナIIに場所を移して、
いよいよ、おかん料理の持ち寄り交流会です。
なんとたくさんのお料理!たくさんの人!
岩見沢や美唄、長沼などから50人くらいの生産者さんがお料理を持ち寄りました。
参加者の中には、管内はもちろん、札幌や帯広、なんと新潟からいらした方も。





  


乾燥野菜の加工・販売を行う美唄の「つむぎ屋」さんは、
水で戻してドレッシングをかけサラダとして提供していました。
乾燥野菜を戻したとは思えないぱりぱりの食感、色もきれいですね。




「JA岩見沢」さんは粘りのないお米・大地の星や落花生の紹介です。
落花生を使ったお豆ごはんは絶品。






岩見沢市内で在来種の栽培や普及に取り組む団体「豆くう人々」さんによる農機具などの紹介コーナー。
今では珍しい一斗升や天秤量り、検査器具などの展示と使い方の説明をしていました。






お豆の効用や美味しさをしっかりと学んだ一日、
持ち寄り料理のレシピもいただいたので、美容と健康のために、
これからはもっとお豆料理を食べなくちゃ!と決意した筆者でした。


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