【ＷＢＣ】 ○日本 ６－２ 韓國

４度目の韓國戰。

日本の先發投手は内海。
立上がり、いきなり１失點。
制球に苦しみ、ストライクを取りに行つたところを狙ひ打たれた。
こんなことでは先行きが思ひやられる。

２囘表。
内川のホームランで同點！
韓國守備の亂れもあり、片岡のタイムリーで逆轉。
けふは日本の打線に期待しても良ささうだ。

３囘表。
２アウトから城島がピッチャー返しでセンターに拔けるヒットで出壘。
さらには盜壘を決めて２壘へ。
續く内川の打球も同じやうにセンターに拔けるかといふところ、韓國のセカンドが飛び付いて１壘に送球し、アウト。
韓國のファインプレーに阻まれた。

３囘裏。
２アウト、ランナー１壘で、内海から小松に交替。
小松は緩いカーブで見事に打者を三振に打ちとつた。

４囘表。
村田がヒットで出壘したが、１壘手前で右の太腿の裏を痛め、代走に龜井。
村田の樣子はかなり痛さうだつた。
へたをすると、もう出場できないかもしれない。
３壘・１壘から、片岡が盜壘を決めて３壘・２壘と舞臺が出來たが、イチローはライトフライで得點出來ず。
ただ、いいあたりだつたので、イチローの調子は上つて來てゐると思ふ。

４囘裏。
阿部のセカンド惡送球で２アウト３壘のピンチ。
小松が低めへのストレートで打者を三振に打ちとり、ピンチ脱出。
小松はいい感じで投球を續けてゐる。

７囘表。
ノーアウト２壘・１壘のチャンスで打者イチロー。
得點のチャンスであつたが、淺いセンターライナーで１アウト。
續く中島が併殺で、得點出來ず。

７囘裏。
田中まーくんが１發を浴びて、２－２の同點に。
まさに「チャンスのあとにピンチあり」。
左打者が代打で出て來たので、山口が登板。
６－４－３の併殺に打ちとり、２アウト。
ここで、またもや投手交替で涌井が登板。
ピシャリと抑へてくれたが、なんとも贅澤な投手起用だ。
あとは涌井に出來るだけ長く投げて貰はなくては・・・

８囘表。
青木が１壘へセーフティ・バントを決め、ノーアウト１壘。
４番・城島のところで、左打者の稻葉を代打起用、稻葉はライト前にヒット。
ノーアウト３壘・１壘のチャンス。
右投手には左打者といふシンプルな代打起用ながら、大當たりだつた。
韓國の投手は東京で火ダルマになつた投手に交替。
代打・小笠原がライト前にタイムリー！
龜井が送つて、１アウト２壘・１壘。
岩村がセンター前にタイムリー！
センターがボールをお手玉してゐる間に１壘走者もホームイン！
これで５－２と３點のリード。

８囘裏。
マウンドには馬原。
涌井續投だと思つてゐたので意外。
四球を與へ、１壘走者が盜壘、阿部の送球が走者に當り、走者は３壘へ。
１アウト３壘のピンチ。
１點を取られるのは仕方ない状況であつたが、馬原が踏ん張つた。
次の打者を三振、その次の打者を２壘ゴロに打ちとり、無失點で切り拔けた。

９囘表。
先頭のイチローが２ベース。
中島が送つて、青木がタイムリー！
この１點は貴重な追加點だ。
これで球兒も一安心かも。
稻葉が１壘の頭上を越える２ベースで、３壘・２壘。
小笠原の打球は強いあたりながら、１壘ライナー。
３壘の青木は飛び出してをり、戻れず併殺。

９囘裏。
マウンドにはやはり球兒。
ヒットやヒット性のあたりは打たれたものの、なんとか無失點で切り拔けた。


イチローにヒットが出て、打線が繋がると８囘表のやうに得點できる。
村田が怪我で出られないのは殘念だが、廣島の栗原が非常徴集されたらしい。
守備などのことも考へれば、村田の穴を埋めることは出來るだらう。
青木は大活躍で、じつにいい選手だと改めて思つた。
阪神ファンとしては、ヤクルトのいやな選手なのだが、日本チームとしてはとても頼りになる選手だ。
明後日のアメリカ戰でも頑張つて欲しい。