阪神１Ｘ－０横濱 （甲子園）

息詰る投手戰の末に、９囘裏、ノーアウト滿壘から、アンディがレフト前ヒットを放ち、サヨナラ勝ち！
９囘表に登板した球兒が５勝目を擧げた。

先發投手は、阪神が杉山、横濱がエース・三浦。
三浦はさうさう打ちこめる投手ではないので、杉山がいかに點を取られずに粘れるかが見どころだつた。

その杉山がよく頑張つてくれた。
６イニングを投げて、わづか６８球、被安打５で無失點。
６囘裏に２アウト２壘の場面で打順が廻つて來て、代打・高橋光信が告げられて降板。
まだまだ投げられる状態ではあつたが、相手の投手が三浦だけに、チャンスをものにしたいといふベンチの思ひはよくわかる。
相手が三浦だつたのが、杉山の不運だつた。

一方の三浦もさすがにエースだけのことはある。
７イニングを投げて、被安打８ながら、阪神打線を抑へこんだ。
８囘に先頭打者として打順が廻つて來たところで代打を出されて降板。
これは、阪神にとつてはありがたいことだつた。
三浦は１０２球を投げてゐたとはいへ、まだまだ球にちからがあつたし、コントロールもよく、連打出來るやうな雰圍氣はまるでなかつた。
それなのに代打とは、横濱もなんとかして得點したいといふことだつたのだらう。

７囘、８囘と２イニングを久保田が抑へ、９囘は球兒が抑へた。
そして迎へた９囘裏。
横濱の投手はマッドホワイト。
先頭の藤本がレフト前ヒットで出壘。
鳥谷が送りバント。
これをキャッチャーが２壘に送球し、野選となり、ノーアウト２壘１壘。
この時の１壘走者・藤本のスタートは絶妙だつた。
キャッチャー前のバントなので、普通なら２壘は樂々アウトの筈だつたのに、よくぞ２壘を陷れてくれた。
續く赤星が四球を選び、ノーアウト滿壘。
赤星は送る氣配はまつたく見せなかつた。
これは、イケイケ岡田戰法なのだらうか？
そして、迎へるのは、３番・シーツ。
けふはここまで、まつたくいいところのない４タコ。
しかし、そのシーツがサヨナラタイムリーを打つてくれた！
１壘附近で手荒い祝福を受け、選手の輪から逃げだしたシーツの顏には、滿面の笑みがひろがつてゐた。

この試合で、ジェフを出さずに、久保田の後に球兒を持つて來たのは何故なのだらう？
延長に入ることも十分に考へられる状態だつたのだ。
岡田監督には豫知能力があるのだらうか？
延長に入つたらどうするつもりだつたのだらう。

ともあれ、これで７連勝！
私が考へてゐた最低條件をクリアしてくれた。
あとは、讀賣相手に２勝１敗以上することが必要だ。
明日からの讀賣３連戰が樂しみだ。

ところで、讀賣・中日は１－１の同點のやうだ。
中日、頑張れ！



甲子園　阪神X横浜　19回戦（阪神 13勝 6敗 0分）

【勝利投手】　藤川 5勝2敗37S
【敗戦投手】　マットホワイト 0勝3敗
【継投】
横浜： 三浦 → マットホワイト
阪神： 杉山 → 久保田 → 藤川


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＜２００７年ナマ觀戰・試合結果＞

７勝４敗 （現在５連勝中！）

○　 3/31 開幕第2戰：阪神３－２廣島_（京セラＤ）

×　 4/21 阪神２－５讀賣 （甲子園）

×　 5/5 阪神０－２廣島 （甲子園）

○　 5/19 阪神６－０廣島 （甲子園）

×　 6/9 阪神１－４オリックス （甲子園）

×　 7/16 阪神２－４讀賣 （甲子園）

○　 7/18 阪神５－３讀賣 （甲子園）

○　 7/29 阪神９－４横濱 （甲子園）

○　 8/2 阪神６－５ヤクルト （甲子園）

○　 8/17 阪神３－１廣島 （京セラＤ）

○　 9/1 阪神５－２ヤクルト （甲子園）