阪神１０－５樂天 （フルスタ宮城）

まるで大河ドラマを見てゐるやうなゲームだつた。
延長１１囘、５時間２６分ものゲームを制したのは阪神だつた。

先發は阪神が下柳、樂天は永井。
２囘に樂天が１點先制。
３囘に金本の１４號２ランで逆轉。
４囘に樂天が２點をとつて逆轉。
５囘にも樂天が１點を追加して、２－４と２點差。
しかし６囘、阪神は濱中の犧牲フライと金本の２點タイムリーで３點をとつて５－４と逆轉。
このまま、７囘、８囘は久保田が抑へ、９囘には球兒が登板。
２アウトをとつて、阪神ファンの誰もが、これで勝つたと思つたのだが・・・
１番・渡邊に四球を出し、２番・高須、３番・磯部、４番・山崎と３連打されて、５－５の同點に追ひつかれてしまつた。

１０囘は球兒がなんとか抑へ、延長１１囘。
１番・濱中がライトへのファウルフライで１アウト。
２番・赤星が四球を選び、３番・リンくんがライト前ヒットで３壘・１壘。
ここで、金本がセンターオーバーの２ベースで６－５と均衡を破つた。
９囘からだつたか守備固めに入つてゐた藤本が２點タイムリー３ベースで８－５。
ここで既に樂天に引導を渡したと云つてよいだらう。
藤本、偉いぞ！
あとは一氣呵成の攻撃で、この囘、５點をとつて１０－５。

最後は、渡辺亮と吉野で抑へて、ゲームセット。
長い、長い試合に、やうやく終止符をうつた。

これで、２桁安打で２桁得點とタイガース打線に火が着いた。
あしたもこの調子で連勝したいものだ。

ところで、１番・濱中つて、いつたい何を考へてゐるのだらう。
１番はまづ出壘するのが仕事だらう。
いまの濱中にそれが出來るかといへば、誰もが首を横にふるに違ひない。
現に、けふ出壘しなかつたのは、スタメンでは濱中だけではなかつたか？

延長１０囘、１アウト２壘のチャンスで、狩野の打順で代打・檜山といふのも信じられなかつた。
狩野のままでよいと思つたし、もしどうしても左打者を使ひたいといふなら、葛城にして欲しかつた。

勝つたことはめでたいけれど、岡田采配（采配してゐるかどうかはさておき）には疑問が殘る。



フルスタ宮城　楽天X阪神　1回戦（楽天 0勝 1敗 0分）

【勝利投手】　藤川 1勝1敗15S
【敗戦投手】　福盛 3勝1敗13S
【本塁打】
阪神： 金本 14号2ラン（3回 永井）

【継投】
阪神： 下柳 → 橋本健 → 久保田 → 藤川 → 渡辺 → 吉野
楽天： 永井 → 川井 → 青山 → 渡辺恒 → 朝井 → 福盛 → 松本



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＜けふのリンくん＞
５打數１安打、１得點、１四球。（連續安打８試合繼續中）

＜リンくん今季通算成績＞
打率.346、８ＨＲ、２４打點、２０得點、１３四球。