仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

ウォークマンにクラシック音樂を收録するぞプロジェクト

2009-02-15 21:41:35 | クラシックはいかが
最近、無性にクラシック音樂を聽きたくなる。
本を讀むだけの集中力がない状態なので、ますます音樂を聽きたくなる。

リビングにステレオセットが鎭坐ましましてゐるのだが、なかなかリビングでは音樂を聽けない。
根が神經質な所爲か、生活ノイズがあると音樂に集中出來ないタチなのである。
それと、愛犬・穗高くんがリビングに居座つてゐるのも、原因のひとつ。
夜中に音樂を鳴らすと眠つてゐる穗高くんを起こすことになり、彼を寢不足にしてしまふ。

そんなこんなで、どうしようかと思ひ惱んでゐたのだが、3日前、はたと氣が付いた。
さうだ、「ウォークマン」があつた。
5年ほど前、それまで持つてゐたMP3プレイヤーがあまりに使ひにくいので買つたもの。
ところが、それも使ひ方に習熟しないまま、ほつたらかし。
確か20GBのハードディスク内藏で、とてつもない曲數を録音出來る筈。
それなのに、入つてゐるのは70年代を中心としたフォークなどCD12枚分と、あとは英會話のリスニング教材だけなのであつた。
聽いたのは、ほんの1ヶ月かそこらだつたのではなからうか。
じつは、その後、電源を入れる方法すら忘れてしまつたので、ますます使はなくなつてしまつたのだ。

今囘、なんとかこいつを使はうといぢくり廻してゐるうちに、電源オンの方法もわかつた。(なんて簡單だつたことよ!)
肝腎の、音樂データをCDからPCを經由して「ウォークマン」に取込むソフトの使ひ方も思ひだした。
人間、必要に迫られると、自分で思つてゐた以上のことが出來るものだ。
で、3日前から少しづつクラシック音樂を取込み始めてゐる。
きのふは、ベッドの中でブルックナーを聽きながら眠りに就いた。

この3日間で取込んだのは以下の演奏たちで、CDにして21枚分。
これからも、好きな演奏を少しづつ取込んでいくつもり。



<ウィレム・メンゲルベルク指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃樂團>
ベートーヴェン交響曲全集から、交響曲第5番「運命」、第7番、第9番「合唱」
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」(1937年録音)


<カール・シューリヒト指揮 ウィーン・フィル>
ブルックナー 交響曲第8番、第9番


<セルジュ・チェリビダッケ指揮 ミュンヘンフィル>
チャイコフスキー 交響曲第5番


<パブロ・カザルス>
J・S・バッハ 無伴奏チェロ組曲全曲


<ヨーヨー・マ>
「アパッショナート」(チェロ小品集)


<マウリツィオ・ポリーニ>
ベートーヴェン ピアノソナタ第23番「熱情」、第24番、第27番


<フリードリヒ・グルダ>
「モンペリエ リサイタル」(1993年)
ベートーヴェン ピアノソナタ第31番、
モーツァルト 幻想曲 K475、他


<スヴィアトスラフ・リヒテル>
ブラームス ピアノ協奏曲第2番(ラインスドルフ指揮 シカゴ響 1960年)
シューマン ピアノ協奏曲(マタチッチ指揮 モンテカルロ國立歌劇場管絃樂團)
グリーグ ピアノ協奏曲(マタチッチ指揮 モンテカルロ國立歌劇場管絃樂團)
バッハ 平均律クラヴィア曲集全卷(ライヴ in インスブルック)
ベートーヴェン ピアノソナタ 第17番「テンペスト」、第23番「熱情」(RCA1960年)
シューマン 幻想曲
ショパン エチュード集(14曲)、ポロネーズ(2曲)


まだ聽いたことがないのは、リヒテルの平均律。
スタジオ録音された名盤は愛聽盤だが、今囘のこれはインスブルックでのライヴ録音。
國内盤ではビクターが發賣したが、わづか3日で囘收されたといふ、「幻」の録音だ。
私が入手したのは、なんと中國で發賣されたもの。
なので、解説などすべて中國語。
リヒテルの赤ん坊の頃や幼い頃の寫眞、17歳の寫眞など、見てゐるだけでも興味深い。
聽いた感想などは、またいづれ。





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