阪神１０－４ヤクルト/ 福原が投打にわたる活躍で９勝目！

阪神の先發投手は福原。
福原ならきのふのやうなことはないだらうと思つた。

３囘、１アウトから藤本が２壘打、福原がヒットで３壘１壘のチャンス。
赤星が見逃し三振。
ストライクはいづれも外角球を見逃したもの。
２つ目まではともかく、最後は際どい球はカットするくらゐのことはして欲しい。
同じやうな球を３つも見逃して天を仰ぐなんぞプロとは云へない。
續く關本は空振り三振。
いやあな感じがした。

４囘。
シーツ、金本、濱中とヒットで滿壘。
鳥谷が空振り三振、矢野が當り損ねのキャッチャーゴロで２アウト。
いやあな感じ。
でも、藤本が２點タイムリー、福原がタイムリーで３點先制！
福原のタイムリーに勝利への執念を見た。
續く赤星は四球。
關本はまたもや空振り三振。
バッカヤロウ！と叫んてしまつた。

５囘。
打者一巡の猛攻で５得點。
特筆したいのは、福原のタイムリー。
何と野手に先驅けて３打數３安打の猛打賞で打點も２！
脊番號２８の大先輩・江夏の「野球はひとりでも勝てる」といふ名言を思ひ出した。

６囘、矢野の１１號ソロで１點追加。

９囘、中村豐のタイムリーで１點追加し、１０－４。

けふは打線がよく打つたし、投手も頑張つた。
ダーウィンは８囘を打者３人で抑へたし、ウィリアムスも１安打は打たれたものの抑へてくれた。
しかし、けふは何といつても福原だ。
４失點は頂けないが、４打數３安打打點２とは恐れ入つた。
結局、猛打賞は福原だけだつた。

苦言を呈するとすれば、筆頭は赤星。
外角球はストライクを取る審判だといふことは、それまでの２球でわかつてゐた筈。
３囘表のチャンスでの見逃し三振は、あまりにも消極的すぎる。
福原が見せてくれたやうな、球に喰ひつく執念を見せて欲しかつた。

次は關本。
大事な場面で空振り三振が２つ。
ずゐぶんとあつさりとしたバッティングではないか。
解説の江夏氏が指摘してゐたが、今岡の欠場でポジション爭ひがなくなつて以來、以前のやうな粘りがなくなつた。
初心に歸つて、必死な氣持ちで頑張つて欲しい。

なにはともあれ、けふは勝ててよかつた。
これできのふ、をととひのイヤな雰圍氣が拂拭された。
殘り試合のひとつひとつ、精一杯のプレーを見せて欲しい。


【勝利投手】　福原 9勝3敗
【敗戦投手】　鎌田 1勝1敗 【セーブ投手】
【本塁打】
阪神：矢野 11号ソロ（6回 花田）
ヤクルト：岩村 27号ソロ（4回 福原）、鈴木 1号2ラン（5回 福原）
【継投】
阪神：福原 → ダーウィン → ウィリアムス
ヤクルト：鎌田 → 丸山貴 → 花田 → 高津 → 五十嵐


タイガース今季通算成績：５８勝４７敗３分 （殘３８試合）

長期ロード期間中の成績：８勝８敗

今季のナマ觀戰成績：５勝２敗
次囘は２６日、甲子園での讀賣戰！


＜追記＞
忘れてた。
ヤクルトの花田投手のボールマジックには拍手喝采。
どうやつたらユニフォームの中にボールを入れられるのだらう。
これはオフの「珍プレー」間違ひなし！