阪神２－３中日 （京セラＤ）

先發投手は、阪神が下柳、中日が川上憲伸。
第１次天王山の最終戰はエース對決となつた。

下柳の立上がりは不安一杯。
初囘はノーアウト滿壘。
２囘は１アウト滿壘。
なんとかこのピンチを切拔けたが、見てゐてハラハラする。

一方の川上は、さすがに素晴らしい投球。
なかなか打てる氣がしない。

ゲームが動いたのは６囘表。
先頭の中村紀に四球を與へてしまふ。
ここで迎へる打者はウッズ。
サンＴＶのアナウンサーが餘計なことを云つた。
「ここは福本さんが云はれた、１發ガツンといふケースですね」
アホなことを云ふな！
タイガース戰は「言靈（ことだま）」といふことがあるのだ。
たとへば、檜山が出て來てもゲッツーなんて云つてはいけないのである。
なぜなら、云ふとその通りになるからだ。
それなのに・・・
ああ、案の定、初球を２ラン・・・

７囘表。
上園が登板。
といふことは、明日の先發は誰になるのだらう？
井端の２ベース、荒木の送りバントで、１アウト３壘。
中村紀の犧牲フライで１點追加され、０－３と３點差。

７囘裏。
金本が川上から２５號ソロを打つて１－３と２點差に追ひ上げた。

８囘表は江草と渡邊亮が中日を０點に抑へて、いよいよ問題の８囘裏。
中日のマウンドには岡本。
矢野が四球で出壘し、代打・檜山がヒット。
いつたい、いつ以來になるのだらう。
このチャンスを活かさなければ、勝利の女神に怒られてしまふ。
代打・藤原が四球を選び、ノーアウト滿壘。
ここで中日の投手は高橋に交替。
鳥谷のセカンドゴロを荒木がファンブル。
ベースカバーに入つた井端にトスし、判定はアウト。
その間に３壘走者の矢野が生還し２－３と１點差。

この判定を巡つて、岡田監督がベンチを飛出し、２壘壘審の胸を押した。
これで、岡田監督は退場處分となつた。
スロービデオで見る限り、１壘走者の藤原の足のはうがベースに早く屆いてゐる。
誤審である。
しかし、判定は覆へるわけもない。
だからビデオ判定を導入しろといふのだ。
人間の目では正確な判定が出來なくても仕方ない。
でも、それを前提とした上で、何らかの補完手段を講じるべきだ。

結局、１アウト３壘１壘となり、この囘は金本まで打順が廻らなくなつてしまつた。
最後はシーツが空振り三振。

９囘表は久保田が６４試合目の登板。
きちんと中日を０點に抑へた。

９囘裏。
當然、岩瀬が登板。
金本の打球はセンターへの大きなフライ。
打つた瞬間にはホームランかと思つて、狂喜亂舞したのだが、意外と伸びなかつた。
リンくんはショート後方へのフライ。
櫻井は空振り三振でゲームセット。

この試合、サンＴＶのアホなアナウンサーの不用意な發言と、２壘壘審（井野）の誤審で負けたやうなものだ。
もちろん、これは悔し紛れのたわごとだ。
判つてゐる。
でも云ひたくもならうといふものだ。

明日からは、讀賣を３タテした絶好調の廣島戰。
廣島にはまだ４つ貸しがある。
この３連戰で３つかへして貰はうではないか！

明日はナマ觀戰。
廣島の先發は黒田だらうか？
阪神の先發は誰だらう・・・
いづれにせよ、勝たなくてはならない。
絶對勝つぞ、タイガース！



京セラドーム　阪神X中日　16回戦（阪神 9勝 6敗 1分）

【勝利投手】　川上 10勝6敗
【敗戦投手】　下柳 8勝7敗
【セーブ投手】　岩瀬 1勝4敗31S
【本塁打】
中日： ウッズ 30号2ラン（6回 下柳）
阪神： 金本 25号ソロ（7回 川上）
【継投】
中日： 川上 → 岡本 → 高橋 → 岩瀬
阪神： 下柳 → 上園 → 江草 → 渡辺 → 久保田


Yahoo!スポーツ プロ野球


＜けふのリンくん＞
４打數０安打。

＜リンくん今季通算成績＞
打率.313、１４ＨＲ、５２打點、４６得點、１９四球、１盜壘。


＜２００７年ナマ觀戰・試合結果＞

５勝４敗

○　 3/31 開幕第2戰：阪神３－２廣島_（京セラＤ）

×　 4/21 阪神２－５讀賣 （甲子園）

×　 5/5 阪神０－２廣島 （甲子園）

○　 5/19 阪神６－０廣島 （甲子園）

×　 6/9 阪神１－４オリックス （甲子園）

×　 7/16 阪神２－４讀賣 （甲子園）

○　 7/18 阪神５－３讀賣 （甲子園）

○　 7/29 阪神９－４横濱 （甲子園）

○　 8/2 阪神６－５ヤクルト （甲子園）