仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

父の命日

2009-06-25 18:46:50 | 日々雜感
1980年のけふ、父が亡くなつた。
あれから29年、大學1囘生だつた私も、あと5年で父の年齡になる。

私自身「うつ」といふ病氣になつた所爲もあつて、父が自ら命を絶つたときの氣持ちを想像してみることもある。
でも、やはりわからない。
結局、人の氣持ちはその人にしかわからないものなのだ、といふ平凡な結論に落ち着いてしまふ。

いまの私に云へることは、父がなくなつた年齡以上は生きてゐたいといふこと。
少なくともあと5年は何としてでも生きてゐたい。
生前は決して良好な關係ではなかつた父と私であつたが、それだけにこれが親孝行になるのではないかと思つてゐる。

梅雨の眞つただ中の命日。
毎年この日は妙にウェットになつてしまふ。




コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 齒醫者 | トップ | 【2009年公式戰】 ○ 阪... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生きていきましょう (やすゆき)
2009-06-25 19:40:39
仙丈さん、一緒にあと5年生きていきましょう。
僕、会社を辞めてしまったのだけれども、また前へ向いて歩き始めます。
そして一緒に笑って生きていきましょう!
返信する
やすゆきさん (仙丈)
2009-06-25 19:52:04
會社をお辭めになつたのですね。
この月曜日から職場復歸だと仰つてゐたので、意外でした。
でも前を向いて歩き始めるといふ強さがあれば、道は開けるものと確信してゐます。
一緒に笑つて生きていきたいですね。

返信する
Unknown (やすゆき)
2009-06-25 21:56:17
鬱病に理解のない職場だった一面もあり、私が悪い一面もあり、職場環境に適合できなかった一面もあり・・・
色々です。本当に迷惑かけてます。
もう少しゆっくりしたら、何とかなるはずです、きっと。
返信する
やすゆきさん (仙丈)
2009-06-25 22:55:02
「うつ」に關しては、どう對應したら良いのかわからないといふ職場が殆どなんぢやないかと思ひます。
昨年職場復歸した時には、「うつ」に理解のない人の遠慮(配慮)のない言葉に少々辛い思ひをしました・・・
今囘は柳に風と受け流せるやうにしたいものです。
やすゆきさんも、無理せず、ゆつたりとした心もちでお過ごしになられますやうに。

返信する
 (かんさいや)
2009-06-26 21:08:33
私の父の父、つまり祖父も自ら命を絶ちました
昭和36年頃の話で、父もその人がどんな人だったかあまり話したくないようです
祖母も私が生まれる前、ガンでなくなり、父方の祖父母の顔を知りません
子供の頃は妙に悲しかったものです
祖父が死んだ理由を調べようとした時期もありましたがその人にしかわからないのですね
返信する
かんさいやさん (仙丈)
2009-06-26 21:54:39
人の氣持ちは、それがどんなに親しい人であつても、ほんたうのところはわからないのだらうと思つてゐます。
わかつたやうに思ふのは、じつは錯覺なのかもしれませんね。
返信する

コメントを投稿