阪神９－４讀賣 （東京ドーム）

先發投手は阪神が若竹、讀賣が木佐貫。
若竹は１囘1/3、木佐貫は２囘を投げて交替。

若竹はどうも全般に球が高くて、遲いカーブも活かしきれてゐなかつたのが殘念。
初囘に二岡のタイムリーで１點を失つてしまつた。
先發投手の駒不足に惱まされてゐる阪神だが、２囘途中で交替とは思ひきつたことをしたものだ。
なにせ２囘表には５點とつて、５－１と４點リードしてゐたのだから・・・

その２囘表の攻撃。
まづは先頭の金本が２０號ソロホームラン！
續くリンくん、櫻井と相手のエラーで出壘。
このあたりは讀賣に助けて貰つたやうなものだ。
野口、藤本、鳥谷のタイムリーでこの囘５點。
これで若竹も樂になつたと思つたのだが・・・

この試合で最も印象的だつたのは５囘の攻撃。
金本が四球で出壘、リンくんがライト前にヒットを打つた。
かなり鋭い當りだつたので、金本は２壘止りかと思つたら、３壘まで奪ふ見事な走壘。
金本は左ヒザを痛めてゐて、痛み止めの注射を打つて出場してゐる。
その金本が氣魄を見せた。
まさに炎の如き氣魄の走壘だつた。
そして、それに應へてくれたのが、櫻井。
初球を叩いて、レフト中段へ放り込むプロ入り初ホームラン！
３壘で金本が打球を見上げて、兩手を大きく擴げて萬歳をしてゐた。
この３ランで８－２となり、けふの試合の勝利をほぼ決定附けたと云へやう。

シーツがどうしようもない状態である以上、この櫻井の６番は打線を繋げてくれる。
あとは３番をどうにかしなければ。

これで讀賣に連勝。
ここまで來たら明日も勝つて３タテしたいところだ。
借金は４つ。
７月中になんとか返濟してしまひたい。



東京ドーム　巨人X阪神　11回戦（巨人 6勝 5敗 0分）

【勝利投手】　江草 1勝0敗
【敗戦投手】　木佐貫 7勝4敗
【本塁打】
阪神： 金本 20号ソロ（2回 木佐貫）、桜井 1号3ラン（5回 久保）

【継投】
阪神： 若竹 → 江草 → ダーウィン → 橋本健 → 久保田
巨人： 木佐貫 → 西村 → 久保 → 山口 → 会田 → 深田


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＜けふのリンくん＞
５打數２安打、１打點、２得點。

＜リンくん今季通算成績＞
打率.320、１３ＨＲ、３６打點、３３得點、１４四球、１盜壘。