阪神２－３Ｘ横濱 （横濱）

先發投手は、阪神が杉山、横濱が工藤。
工藤を應援してゐる私としては、複雜な心境だが、阪神戰では阪神を應援するしかない。
立上がりで工藤を攻略できるかどうかが勝負の見どころだらうと思つてゐた。

初囘。
いきなり、先頭の鳥谷が２ベース。
これで得點に結び附けられたら、けふは勝てると思つた。
赤星が走者をすすめるバッティングで、鳥谷は３壘へ。
１アウト３壘で、シーツ、金本と續くクリーンアップだ。
外野フライでも１點。
ここで、シーツが２壘ゴロ、金本がセンターフライに倒れて、無得點。
ここで１點も取れなかつたことが、けふのゲームでは大きかつた。

かたや、杉山の立上がり。
１アウトから、１壘リンのエラーで石井琢が出壘。
２アウトから、４番・村田に死球。
５番・佐伯にライトにタイムリーを打たれて１點先制されてしまつた。
立上がりが勝負になるゲームだつたのに、大事なところでエラーが出たのは痛かつた。

６囘裏。
それまで初囘の１失點で踏ん張つてゐた杉山が捉まつた。
１アウトから５番・佐伯が２壘内野安打。
吉村をショート・ゴロに打ちとつたところで、内川の打球は３壘線を拔けてレフトへのタイムリー２ベースとなつた。
ＴＶで見てゐた限り、もしかしてファウルではないかと思ふほどの際どいライン際の當りだつた。
これで２－０。

７囘表。
先頭の赤星がレフトへの流し打ちで出壘し、シーツがセンター前。
ノーアウト３壘・１壘で金本。
レフトへ犧牲フライを打ち上げ、１點を取り、１－２と１點差となる。
續くリンは２壘フライ。
櫻井の打順で、代打・葛城。
ここで横濱は工藤に替へて木塚をマウンドにあげた。
４４歳の工藤投手、ここまで９６球を投げて、被安打わづかに４、失點１はたいしたものだ。
敵ながら天晴れと云へやう。
で、葛城はピッチャーゴロで、この囘は１點止まり。

７囘裏。
江草が登板し、先頭の仁志に２ベースを打たれて、いきなりピンチを迎へたものの、なんとか無失點。

８囘表。
矢野がセンター前ヒットで出壘し、關本がきつちりと送つた。
江草の打順で、代打・檜山。
ここで横濱は木塚に替へて、左の吉見をマウンドへ。
當然、檜山に替へて、代打・濱中。
これは助かつた。
當つてゐない檜山vs木塚と、當つてゐる濱中vs吉見。
どう考へても、後者のはうがタイガースにとつてはありがたい。
結局、濱中には四球で、勝負は鳥谷に持ち越された。
ところが吉見は鳥谷と相性が惡く、ここでも四球で、１アウト滿壘。
赤星が２壘ゴロ。
鳥谷は打球を避けて走り、タッチを掻い潛つてセーフ。
１壘の赤星もセーフとなり、この間に３壘走者・矢野が生還し、２－２の同點！
しかし・・・
シーツは加藤に見逃し三振、金本は那須野に空振り三振。

８囘裏。
久保田が６１試合目の登板。
１アウトを取つたものの、内川、相川の連續２ベースで１失點し、２－３と勝ち越されてしまつた。
これが決勝點となり、けふは敗戰。

９囘表はクルーンの獨壇場。
１４８キロのフォークと１５８キロのストレートはなかなか打てない。

中日が１２囘裏にサヨナラで勝つたらしい。
といふことは、首位・讀賣とのゲーム差は變はつてゐない。
これで明日は絶對に勝たなくては！



横浜　横浜X阪神　15回戦（横浜 6勝 9敗 0分）

【勝利投手】　那須野 4勝4敗1S
【敗戦投手】　久保田 3勝3敗
【セーブ投手】　クルーン 2勝0敗21S
【継投】
阪神： 杉山 → 江草 → 久保田
横浜： 工藤 → 木塚 → 吉見 → 加藤 → 那須野 → クルーン


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＜けふのリンくん＞
４打數０安打。

＜リンくん今季通算成績＞
打率.318、１３ＨＲ、４７打點、４４得點、１８四球、１盜壘。


＜２００７年ナマ觀戰・試合結果＞

５勝４敗

○　 3/31 開幕第2戰：阪神３－２廣島_（京セラＤ）

×　 4/21 阪神２－５讀賣 （甲子園）

×　 5/5 阪神０－２廣島 （甲子園）

○　 5/19 阪神６－０廣島 （甲子園）

×　 6/9 阪神１－４オリックス （甲子園）

×　 7/16 阪神２－４讀賣 （甲子園）

○　 7/18 阪神５－３讀賣 （甲子園）

○　 7/29 阪神９－４横濱 （甲子園）

○　 8/2 阪神６－５ヤクルト （甲子園）