阪神２－０中日/ ナゴド最終戰で一矢報いた！

まづは名古屋の虎ファンの皆さん、おめでたうございます！
そして、ありがたうございました！
皆さんの應援のお蔭で、ナゴド最終戰で勝つことが出來ました。
相手の球場で１勝も出來ないといふ球團記録を作らずに濟んでほつとしてゐます。

阪神の先發投手は中４日の安藤。
中日は朝倉。
兩投手の投手戰は見應へがあつた。
特に安藤は投げる姿からも氣魄が感じられた。
けふのヒーローは安藤だ。

均衡が破れたのは７囘表。
１アウトで打席にはシーツ。
カウント１－３から朝倉の投げた球はシーツの顏の前を通つた。
フォアボールとなつた瞬間、シーツは怒りの形相で朝倉に何事かを怒鳴つた。
そして１壘へ向ふ途中にも朝倉を指さして、怒鳴つてゐた。
この怒りが朝倉の動搖を誘つたのだらう。
續く金本の初球は外角高めにシュートが外れ、２球目はシュートが眞ん中高めに入つて來た。
これを逃さず振拔いた金本の打球はレフトスタンドへ一直線。
決勝の２ランホームランとなつた。

けふの勝因はもちろん金本のこの一打だが、私にはシーツの怒りが勝因に思はれる。
中日バッテリーは阪神の各打者のインコースの嚴しいところをついてくることが多い。
ああいふ投球には亂鬪も辭せずといふ強い姿勢を見せることで、投手へのプレッシャーをかけることも時には必要だらう。

安藤は８囘２アウト３壘の場面でウィリアムスに交替。
バッター福留に對して、ウィリアムスは攻めの投球をしながらも最後は四球を出して３壘１壘。
４番・ウッズのところで藤川が登板。
ストレート、フォーク、カーブと投げて、最後はカーブで三振を取つた。

９囘。
ノーアウト滿壘で無得點。
かういふところで得點できないのが阪神の齒痒いところだ。
矢野が空振り三振、代打・今岡が見逃し三振、藤川に打順が廻つて見逃し三振。
今岡は長いブランクでまだ球に目がついていつてゐないやうに見えた。

９囘裏。
藤川は３人を打ちとつて試合終了。

とにかく、ナゴドで１勝出來たのが嬉しい。
この３連戰、１勝２敗でゲーム差は５に開いてしまつた。
もはや大逆轉などとは夢のまた夢。
當面の相手に負け越してゐるやうではどうしやうもない。
でも、金本が「首の皮１枚」と云つてゐたやうに、タイガースは、これからも全國２千萬人のタイガースファンのために、ひとつひとつの試合を大切に戰つて欲しい。


【勝利投手】　安藤 7勝3敗
【敗戦投手】　朝倉 10勝5敗 【セーブ投手】　藤川 5勝0敗13S
【本塁打】
阪神：金本 22号2ラン（7回 朝倉）

【継投】
阪神：安藤 → ウィリアムス → 藤川
中日：朝倉 → 岡本 → 岩瀬


タイガース今季通算成績：７１勝５５敗４分 （殘１６試合）


９月２６日の甲子園での廣島戰、ヤフオクでグリーンシートのチケットを相場の半額以下で落札した。
きのふの負けでみんなチケットを買ふ氣持ちがなくなつたのかな？
２６日までは樂しめるやうに、タイガースに頑張つて欲しい！