阪神１０－１横濱 （甲子園）

阪神の先發は２１歳のルーキー、小嶋。
横濱の先發は４３歳１１ヶ月の大ベテラン、工藤。

初囘、小嶋は２つの四球を出したものの、無失點に抑へた。
一方の工藤。
鳥谷の先頭打者ホームランを皮切りに、打者１１人に對して７安打で７失點。
１囘をもたずにＫＯとなつてしまつた。
個人的には工藤は好きな選手だし、まだまだ現役で頑張つて欲しいのだが・・・

この囘、鳥谷は今季初ホームランを含む２安打で２打點。
ちなみに、先頭打者ホームランは生まれて初めてだつたらしい。
關本も１安打で今季初のタイムリー。
濱中も今季初の２壘打で初タイムリー。
小嶋は押出しのフォアボールを選んで、プロ入り初打點。
赤松は犧牲フライを打ち、プロ入り初打點。
「初」づくしのイニングとなつた。
もしかしたら、２６年目の工藤も０囘2/3でＫＯなんて初めてぢやなからうか？

よおし、けふは勝ちは貰つた！
あとは小嶋にプロ入り初完投をして貰はう！

２囘裏。
工藤をリリーフした吉見から、金本が５號ソロホームラン！
濱風をものともせず、ライトスタンドに突き刺さつた。
１アウト３壘１壘で打席が廻つて來た小嶋、送りバントが出來ない。
送りバントの練習をしなさい！

３囘表。
３アウト目となつたフライ。
レフトの金本とショートの鳥谷が交錯。
取つたのは金本だが、鳥谷が倒れたのをまつたく無視してベンチに歸つて來た。
鳥谷かはいさう！
これが體育會系の世界だ！？

５囘表。
投手の吉見にけふ２本目のヒットを打たれた。
バッティングの良い投手とはいへ、なんだかなあといふ感じ。
２アウトを取つて、３番・金城。
追込んでから四球を出してしまふ。
で、４番・村田に初球を打たれて、１失點。
打てさうにない金城への四球が悔まれる。

７囘裏。
ノーアウト２壘・１壘のチャンス、小嶋の打順でリンくん登場。
左投手の吉見相手でも代打といふのは、左にも慣れさせようといふことなのだらう。
殘念ながらピッチャー・ライナー。
しつこいけれど、リンくんのスタメン出場が見たいなあ。

８囘表。
小嶋に代はつて江草が登板。
２三振をとりながら、３四球で２アウト滿壘。
なんとか、内野フライに打ちとつて抑へたが、まさに、「ひとり相撲」。
それにしても、今シーズンの江草はよく三振が取れるやうになつたものだ。

８囘裏。
鳥谷が四球を選び、けふは出壘率１００％。
２アウトから、金本はけふ２本目となる６號２ランホームラン！
やつたあ、通算４００號まであと３１本！
甲子園で３本目だから、ハワイ旅行も３家族。

９囘は相木が登板。
打者３人すべて内野ゴロに打ちとるパーフェクト・ピッチング。

いい試合だつたなあ～
けふのゲームを甲子園で見られた人は倖せだ。

ヒーロー・インタビューは、金本、鳥谷、小嶋。
２本目のホームランについて、金本曰く、
「２囘以降、點が入つてゐなかつたので、お客さんが退屈してゐると思つて」
ええなあ、アニキ、そのセリフ！

さあ、來週はナゴドでのちうにち戰だ。
去年の借りはきつちり返さう！



甲子園　阪神X横浜　3回戦（阪神 1勝 2敗 0分）

【勝利投手】　小嶋 2勝1敗
【敗戦投手】　工藤 0勝3敗
【本塁打】
阪神：鳥谷 1号ソロ（1回 工藤）、金本 5号ソロ（2回 吉見）、金本 6号2ラン（8回 三橋）
【継投】
横浜：工藤 → 吉見 → 三橋
阪神：小嶋 → 江草 → 相木



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＜追記＞
「初」づくしのこのゲーム、さういへば、ＪＦＫなしでの勝ちも初めてだ！
ついでに２ケタ得點も初めて～！

＜追々記＞
さういへば、ＡＢＣの中邨アナ、何囘か「小嶋」のことを「能見」と云つてゐたなあ。
確かに雰圍氣は似てゐるし、大ガスの先輩・後輩だけど・・・
區別の仕方は簡單。
打線の掩護があるのが「小嶋」で、ないのが「能見」。
もう間違へないやうにね！
あ、關本のことも「關川」ゆうてたこともあつたな・・・