日本料理の感性

もちろんフランス料理だってイタリア料理だって、(日本料理の影響もあり)息を呑むほど見事な盛り付けで出されることがあります。しかし、何といっても盛り付けの美的感覚に関しては日本料理の右に出るものはないと、私は思うのです。

今回、ちょっぴりいい料理屋に行ってきました。
(実は半額券があったのです。)

まあ、芸術的な器といい、盛り付けといい、スタートの一皿から見事でしたね。本格的な日本料理を食べるのが久々だから、なおさら(いちいち)感動してしまいます。京料理をウリにしているだけあり、1、2品を除いてはワタシ好みの完璧な薄味でした。じっくり時間をかけて味わっているうちに、奥深~いものを楽しめます。

で、盛り付けが面白かったのはこの一皿。何か結納の品みたいですよね...。これ、松の葉を右に引くと紙が開いて、枯葉がふわっと落ちる仕組みです。もちろん紅葉をイメージしているのです。店主のオリジナルなのか、伝統料理のアレンジなのかは知りませんが、こういう遊び心も味のうちです。

もちろん十人十色で好みは人それぞれですが、やっぱり私は究極的には日本料理だと思うのです。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )