今年の春は本当に天候が不順である。
関東では3月に桜が満開になったくせに、4月に入ってからは異常な寒さが続いている。
岩手も、当初晴れの予想だった連休後半が、ふたを開けてみればやはり寒いまま。
そんな5月3日に降り立った盛岡の空は、どんよりと暗い雲が垂れ込めていた。
到着後、盛岡駅前バス停案内所にて300円乗り放題のバス一日券 「でんでん虫号一日券」 を購入。
時間は1時を少し回った頃だったが、新幹線の中でしっかり弁当を食べたばかりの昼下がり、そのまま市内循環右回りのバスに乗って、 「啄木新婚の家」 へ向かう。
明治38年5月、19歳で結婚した啄木が新婚生活を送ったのがこの家である。
といっても、実際にここで生活したのは3週間ほどであるが、盛岡唯一ともいうべき啄木の遺跡がほぼ当時のまま残されているのは、奇跡に近いのかもしれない。
それにしても 「Takuboku's Honeymoon House」 (*^_^*)
次に向かうは、石割桜。
関東での花見の時期を逸した私が、桜の開花を追いかけてきた格好であるが、なんとか間に合いました! (満開プラスワンぐらいかな)
とうとう降り出した冷たい雨をものともせず、たくさんの観光客たちに囲まれているこの石割桜は、直径 1.35 m、樹齢 360 年を超えると言われるエドヒガンザクラである。
新選組好きな私は、壬生義士伝の中で吉村貫一郎が力説した 「盛岡の桜は石ば割って咲ぐ。 春に先駆け、世にも人にも先駆けて、あっぱれな花こば咲かせてみろ!」 という言葉をふと思い出した。
それにしてもこの狭い岩の割れ目からぐいぐいと生えている石割桜、月並みではありますが、生命力を感じますね。
ここから盛岡城跡まで散策の予定なのに・・・・・雨である。
春の雨は風情があるとはいうものの、ちょっと肌寒い。
中津川にかかる上の橋へ向かう道すがら、餅菓子屋さんでちょっと休憩することに。
細かくしたクルミを混ぜた甘辛の醤油ダレがたっぷりかかっているお茶もちを頼み、お店の中で食べさせていただいた。
お餅も美味しいが、入れていただいた暖かいお茶が嬉しい!
おなかも心も温まったのち、雨の中の散策を続ける。
「上の橋」 は、先ほど挙げた壬生義士伝の中で、吉村貫一郎が南部藩を脱藩する夜、娘のミツに涙の別れを告げた橋である。
慶長14年銘の擬宝珠が残っておりますが、川といい擬宝珠といい、確かに京都の三条大橋に似てるかも。
中津川沿いを散策しつつ、盛岡城跡公園へ向かう。
途中、南部煎餅を買ったり、雑貨を見たり。
盛岡を代表するルネサンス建築・岩手銀行旧中ノ橋支店。
現在は内部見学ができないそうで残念至極。
盛岡藩南部氏の居城であった総石垣造りの平山城・盛岡城跡。
城自体は残っていませんが、高い石垣が美しいですね。
ああ、天気が良ければなぁ。
さて初日ラストの写真は・・・・・・晩御飯の冷麺だ (笑)
中辛の普通盛り冷麺 (プラス焼肉w) 美味しくいただきました!
いや~やっぱり石割桜は綺麗ですね~
あの、岩にはさまれながらも、毎年花をつける・・・
根性あるじゃないですか(#^.^#)
啄木・・・、確か北海道で土方さんとコラボしてませんでしたっけ?
で、英語にするとそういうんだ~って笑えた
その餅菓子やさんって、有名なお菓子のあるところですか?
時間がおそいと売り切れになるという・・(写真の団子がそうなのかな?)
写真のところ、私も歩いたです。
風情があってよいところですよね
冷麺、美味しそう~~
すいかが入っている~~~、この時期に???
自分の目で見ることって、大事なことだよね!
満開の石割桜を目の前にしたとき、ちょっとゾクゾクいたしました (笑)
生命の息吹を感じるみたいな・・・・。
欲を言えば・・・・青空が欲しかったw
中津川沿いも盛岡城跡も、まだまだ桜がたくさん咲いていて、天気がよければ、もっともっと素敵だったと思うのよ。
啄木新婚の家は、もうこの英訳の看板を見て吹きました。
何故コラボってたのか未だにわからない函館の記念館もアレですが、ここの看板もいい味出してますよね。
あ、お茶餅も冷麺も絶品でございましたよ!
うまうま。