カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

何処のお墓か?誰が建てたか?

2017-08-04 09:22:23 | 日常あれこれ
 台風5号が南方海上をウロウロしている。

 南西諸島から九州を伺う姿勢だ。

 発生からの寿命は現在までのところ1951年以降では8番目に長いという。

 台風の影響もあるのだろう、やや風もあるもののとにかく暑い。

 36~37度が連日となれば、夏バテもやむを得ない。

 久々に雲の有る内に歩いて見たが、流石に解体工事などは以前に比べて少なくなっている。

 広い庭のある大きな家が解体されて、銅像だけがポツリと佇むお宅がある。

 

 以前に塀が壊れたころチラッと見かけたが、解体が進むにつれてこの銅像の処置はどうなるのだろうと気になっていた。

 庭や大きな木々は残され、銅像も何かを考え込んでいるような風情で残されていた。

 近寄ってみると、元は医者で3代後くらいの子孫が建立しているようだ。

 自分の先祖を敬って庭に銅像を建てる心境を推し量ることは出来ないが、なんとなく無常感が漂う。

 今後のこの家の再建、あるいは利用のされ方で現在の持ち主の立つ位置が判るような気がするが・・・。

 葬式でもお墓でもそうだが、故人の生前の立場もあろうが残された家族・子孫の現在の経済力や影響力などその力量を示す手段として活用されていることがとても多い。

 今回の地震で全壊した我が家の墓は、耐震を意識して低くてシンプルで揺れて落ちても周囲に迷惑が掛からない構造のものにした。

 同じ墓地に墓がある他の家でもほぼ全壊しているので、かなりの人が参考にと完成した我が家の墓を見に来た。

 余分な飾りを廃して壊れる部分や他所に崩落する部品を少なくし、手入れが簡単で低価格と得意そうに説明したりしたが、感心はしてくれたものの、その後に再建した墓はみな大きなものばかりだった。

 価格よりも「家格」が問題点として横たわると本音を聞かせてくれた人もいた。

 墓も銅像と同じく、誰が建立したかということが、以外と重要な要素だったのだ。

 
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コメント
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