カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

イチゴと謡曲のお話

2024-05-02 16:38:36 | 謡曲

 昨日の剪定作業などのやり過ぎで、日頃使わないあちこちの筋肉が痛い。

 取り敢えず、朝から腰の両側の筋肉のこりに湿布薬を2枚ぺたり。

 ・・・・・

 昨日の作業の途中で、熟れかかっていたイチゴの1個が駄目になっているのを見つけた。

 黴が発生したような姿になっていたので直ぐカットして処分した。

 他のイチゴも最高潮なので、悪くならないうちに採ってしまうことになった。

 

  ▲(自家製いちご)

 やっと2個が真面目に熟れたが、後に続くものはもう暫く時日が必要なようだ。

 誰がどのイチゴを食べるかについては、何となく相方とジャンケンになりそう。

 実の付き具合は去年よりずっと多いので、これ以降はジャンケンは回避出来そうだが・・。

 一日ごとに様子の変わるチリアヤメも、庭の真ん中で思い思いに顔を出す。

 

  ▲(チリアヤメ)

 地面から直接花を咲かせたような花も、1日しか持たず明日はまったく別な場所で開花する。

 午後からは謡曲の練習に参加した。

 会場に行く途中の土手で、スイカズラの花の良い香りが漂っていた。

 

  ▲(スイカズラ)

 子供の頃は、この花を摘んで付け根の部分をちょっと噛み切ってチュッと密を吸ったりした。

 ほんのり甘い味がするだけで、今なら誰も見向きもしない花だが、当時は甘い物なら何でも良かった。

 見向きもされない植物が自由に繁茂しているのに反して、人間が管理する植物は哀れである。

 

  ▲(会場付近の大楠の木)

 幹周りは何mになるのか知らないが、かつては小学校のシンボルツリーだったようだ。

 学校が移転立て替えとなって、空いたスペースは町の健康センターとなり大木は2本残された。

 残されたのは良いが、周りの建物や電線などに影響しないように強烈に剪定されている。

 今頃は楠若葉の季節で、さやさやと新緑が風に揺れている時期なのだが・・

 ・・・・・

 さてさて、謡曲は年に2回の発表会と町の文化祭参加で、都合3回の発表の機会がある。

 最初の1回目が6月なので、その役を決める作業がややこしくて、とうとう阿弥陀くじになってしまった。

 上手も下手も、役の好き嫌いもすべて阿弥陀くじという発想も悪くはない。

 さて、結果には悲喜こもごもがあるはずだが、みなさん苦笑い程度で本日解散。

 次からは、自分に割り当てられた役で四苦八苦となる予定。

 「飲み物は各自持参の謡会」・・・しろ猫

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謡初め

2024-01-11 16:45:15 | 謡曲

 朝からスカッと良い天気。

 朝の気温は低かったが、日中は陽光で暖かだった。

 

 (今朝の空)

 予報では、午後からは曇りがちになるというが、それ本当かと言いたくなるような空模様。

 さて、今日の午後からは謡曲の謡初め。

 

 (練習場の公民館)

 謡曲の仲間も高齢化し、歯が抜けたように少なくなってきた。

 亡くなった方や施設入所等で、現在コンスタントに集まる人は8名くらい。

 以前のような広い会場も必要なくなって、使用料の安い近くの公民館を利用している。

 昨年末に文化祭も終わったので、新年から次の曲を練習することに・・。

 

 (練習曲)

 今年前半の練習曲は「俊寬」と「富士太鼓」の2曲。

 先生も3年程前から体調不良のため不在。

 以前習った頃の音源を頼りに、会員ばかりで寄り集まって練習をしている。

 今日の謡初めから、別のグループの人も1名加わって、少し賑やかになった。

 過去に一度練習した曲なのに、もう10年以上も経つと忘れている箇所も多い。

 ただ、ウオーキングも健康には良いが、腹から声を出す謡曲もなかなか良い。

 練習が終わると、何となく体も気持もスカッとする。

 「俊寬」は難しいので、ちょっと骨が折れそうではあるが・・・。

 「お謡の三番謡い謡初め」・・・しろ猫

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今年の謡納めと今日のあれこれ

2023-12-21 16:38:09 | 謡曲

 朝から曇りがちで、昼前にはとうとう雪がチラホラと舞い始めた。

 夕方からは山沿いではかなり雪が降るらしい。

 

 (今日の空)

 今日は今年最後の謡曲練習日。

 軽く次の練習曲を決めて、懇談で終わるつもりだったがどうしても最後に謡たい人がいて、本当の謡納めになった。

 来年は前半「俊寬」と「富士太鼓」、後半は「俊寬」と「鞍馬天狗」と決まった。

 文化祭の発表は「鞍馬天狗」になりそう。

 帰りに、町の情報交流センターの美文字なんとか言う展示を見に立ち寄った。

 

 (屏風絵)

 主題は文字なので屏風

 絵に添えられた文字が焦点なのだろうが、私としては絵の方に興味が。

 

 (屏風絵)

 これらの文献の文字が焦点なのだが古代の遺跡からの発掘品なども展示されていた。

 

 (遺跡からの発掘品)

 

 (遺跡の上空からの写真)

 地震の後の、災害公営住宅棟の建設にあたった、発掘調査が行われた時のもの。

 発掘現場は小高い大地にあり、現在の町は里山の手前の田んぼ地帯とこの大地の間にある。

 

 (古代遺跡の所在地図)

 町の北側の台上に、遺跡群が点在する。

 今回の地震でも被害の少なかった地域は概ね北側の台地上だった。

 手前の市街地はほぼ全滅状態で、安全な町を目指して道路拡張や区画整理で街作りの途上にある。

 こうして見ると、遺跡の有った場所は安全地帯で現在の人口密集地帯は、活断層と水害の浸水地帯。

 古代からの経験に学ぶことの重要性がよくわかる。

 先人の教えに現在の技術で対抗しようというのが現代人の特性のようだ。

 さて、折角だから本の絆コーナーを覗いてみた。

 結局、またもや持ち帰ってしまった。

 

 (俳画歳時記)

 

 (呟く時代にあえて叫ぶほか)

 3冊もゲットしてしまった。

 戻すよりも持ち帰る方が早いので、家の中に本か溜ってしまう。

 年末の諸々を早めに終わらせて、本を読もう。

 こんなにためて・・・・どうする!わたくし。

 「三猿に考えざるが仲間入り」・・・しろ猫

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町の文化祭に参加

2023-12-02 17:03:15 | 謡曲

 今日から明日の2日間にわたって、町の文化祭が開催される。

 その第1日目の、トップバッターが我々の出番で、朝からちょっとしたドタバタ。

 

 (町の文化会館)

 単純な外観だが、音響効果などは結構なレベルにある・・・らしい。

 さて、その我々の出し物は・・。

 

 (文化祭第1日目)

 午前中は我々の謡曲「高砂」で始まって、午後は伝統文化に触れる会。

 明日は、午前午後を通じて舞台発表など。

 

 (文化会館の舞台)

 音響が良いので、我々の下手な謡曲もけっこう響いて気分が良かった。

 出来は、練習の成果もあって先ずは上出来の部類と勝手に判定。

 エントランスでは、展示部門の作品展示なども・・。

 

 (作品展示:陶芸)

 

 (作品展示:水墨画・日本画等)

 書道、華道、手作り作品なども多数展示されていた。

 一旦家に帰って、昼食後に伝統文化に触れる会に参加。

 

 (カルマンの演奏会)

 3名のカルマンというグループが出演したのだが、1名は体調不良で急遽2名で演奏することに。

 モンゴルの民族楽器:馬頭琴とアイルランドの民族楽器:バウロンの2重奏。

 

 (モンゴルの馬頭琴)

 馬の毛を縒り合わせて造られた2本の弦を、馬の毛で造られた弓で弾く。

 独特の喉をつかった口で出す音とが絶妙に響き合う。

 

 (アイルランドのバウロン)

 山羊の皮を片面に張った、タンバリンに似た形の楽器だが音は全く違う。

 右手で小さなバチを指先で叩きながら、左手は太鼓の中の皮を押さえて音の強弱をつける。

 非常にリズミカルで複雑な音を奏でることが出来る。

 歌は猛烈な早口。

 この二つの楽器を、アイルランドの曲・或いはモンゴルの曲に合わせたりしながら演奏し且つ喉声とMIX。

 居ながらにして尚かつ無料で、モンゴルとアイスランドの民族音楽を聴かせて貰った。

 朝からバタバタした一日だったが、取り敢えず充実した一日だったということで、めでたしメデタシ。

 「終活を休み今活励んだ日」・・・しろ猫

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今日は楽しい初謡い

2023-01-12 10:51:39 | 謡曲

 今日は謡曲の練習日、初謡いである。

 新年を迎えると、なんでも「初」がついて面白い。

 会場は、会員の一人が住んでいる地域の、団地の集会所。

 

 (団地の集会所)

 地震の後、新しく出来た集会所が練習場所である。

 利用に関して、使用の自由度が高い、料金が安いなどで1年程前から利用している。

 以前は、町の健康福祉センターを利用していたが、事前予約やキャンセルなど料金が高いわりにややこしかった。

 新年から、練習曲が変わった。

 

 (練習曲:「高砂」と「田村」)

 秋の町の文化祭発表の後は、新年から練習曲を会員の希望に添って変えている。

 練習はもっぱら、テープによる反復練習。

 

 (練習用テープ)

 教えていただいていた先生が、高齢となり体調も思わしくなくなった。

 以来3年くらい前から、新しい曲ではなく、過去に教えていただいた曲をテープで復習する形をとっている。

 テープは、先生や同じ流派の音源をコピーして使用している。

 今回の「田村」は20年くらい前に習ったものだし、「高砂」も15年以上前に習った曲。

 部分的にはスラスラ謡えるものの、すっかり忘れてしまっている部分も多い。

 ここ3年くらいは、半年で変えていた曲目を1年に伸ばしている。

 テープは意外に劣化しないが、人間の方の劣化が著しい。

 目と耳と、それに口もスムーズに作動しなくなってきた。

 それでも、昔の仲間で集まって謡うのはストレス解消にはなる。

 もちろん、ソーシャルデスタンスとマスク着用のまま謡うことはキッチリ守っている。

 「初謡い忘れる力みなぎって」・・・しろ猫

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謡曲の練習再開

2022-06-02 15:27:17 | 謡曲

 今日も暑い。

 現在で、室内で28度Cである。

 

 (今日の空)

 コロナもある程度落ち着いてきたので、半年ぶりに謡曲の練習を再開することにした。

 先生は体調不良のため、ここ1年以上は先生のテープを活用して生徒ばかりで練習を続けている。

 私が代表兼世話人なので、皆さんに声をかけたら手ぐすねを引いて待ってましたとばかりOKの返事が来た。

 もちろん、ソーシャルデスタンスを確保しつつマスク着用で謡うのである。

 

 (謡い本)

 曲目は「春栄」と「東北」の二曲で、秋の文化祭発表までに仕上げる予定である。

 文化祭は、これまたコロナの状況により変更もあり得るということで、我々の練習も当然変更はあり得る。

 「春栄」は、鎌倉時代の話で捕虜となった春栄をめぐる物語で、鎌倉殿のご沙汰で目出度しめでたしで終わる。

 「東北」は、和泉式部が植えたという梅の木をめぐって、僧と和泉式部の霊との優雅なやりとりがメイン。

 作者はどちらも、世阿弥とある。

 梅雨入り前の暑い時期であるが、エアコンを効かせてしばし幽玄の世界へ・・・。

 幽玄と言えば、先日は母の命日だったので墓参りにいった。

 

 (墓所の桜の木陰)

 こちらは梅の木ならぬ、桜の木がメインである。

 

 集落の共同の墓地だが、今年一年間は世話人3名のうちの1名として墓地に関するお世話をする役に就いている。

 他の2名は集落の人だから、遠方からやってくるのは私だけである。

 母は私が6歳のときに亡くなっており、小さかったゆえに母には幽霊でもいいから会いたかったものだった。

 幽玄の世界は、ある意味子供の頃からお友達感覚である。

 

 (墓の前の花)

 墓の周りを除草を含めて掃除をする予定だったが、あまりに沢山の可憐な花に除草を躊躇した。

 来月になれば、新暦のお盆で集落の人達と共同で掃除をすることになっている。

 それまで、このままにしておくことにした。

 花の精が居れば、物語が出来上がりそうだがなにしろ暑い。

 花木の精も人間も、暑さには弱いのだ。

 「一睡の夢に子もあり孫もあり」・・・しろ猫

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寒さの中の謡い初め

2022-01-13 17:50:24 | 謡曲

 今日は新年の謡い初め。

 当地でも大雪注意報や雷注意報が流れた。

 覚悟して厚着で出かけた。

 体調不良や、家族の通院など諸事情のため欠席者もチラホラ。

 

 今年は「春栄」「東北」「猩猩」が練習曲と自分たちで決めた。

 謡曲を長年教えて頂いている先生も、ずっと体調が悪く現在の先生はラジカセ。

 新しい曲は無理なので、過去に教えて頂いた曲目をこれまた先生の録音テープやCDなどに頼りつつ復習。

 過去に習った曲といっても、古いのは4分の1世紀くらい前なので、すっかり忘れてしまったものも。

 あの頃、いい加減に覚えていたことがここに来て如実に判ることに。

 復習するだけで、10年くらいかかりそうだから、この方式で生きている間は大丈夫。

 私がそう思うくらいだから、私より年長の人ばかりの皆さんの胸の内もほぼ同じ。

 マスク着用のままだが、謡い終わるとなんとなくスカッとした気分に。

 帰宅すると、そのまま歩きに出た。

 

 海抜200m以上は雪になるとの予報だったが、ここは100mそこそこで降らなかった。

 謡いに行く車の中ではちょっと小雨が降っていたが、もう完全に雨も心配なさそう。

 ただ、北西の風はとても冷たい。

 

 シャワーのように降り注ぐ光と、太陽がギリギリ黒雲の上部にあるらしい白い雲の輝き。

 どちらかが、歩いている私の上に降り注いでくれれば、もう少し暖かくなるのにと思いつつ歩く。

 この黒雲は幅は狭いものの、とても長く続いていて次々と供給されるので、太陽が出る隙間が無い。

 

 雲がすっかり無くなっている東の空には、月が出ていた。

 6000歩以上になったので、引き返そうとしたらいきなり強い向かい風になって歩行するのに抵抗を感じた。

 ウインドブレーカーの上下に着て、厚手の手袋、首も頭も毛糸で覆い、顔はマスクで覆う。

 スプリングの曲げ伸ばしをやりながら歩けば、暖まるだろうと思ったが、サッパリだった。

 いつもなら1ワットで汗をかきそうになるのに3セットやっても手先が凍えていた。

 もう対処法は、熱い焼酎のお湯わりしかなさそうだ。

 「年老いた少年の目が雪を見る」・・・しろ猫

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町の文化祭に参加した

2021-10-23 16:58:27 | 謡曲

 今日から明日にかけて、町の文化会館で文化祭が開催される。

 会館が地震で被災したあと、復旧工事が完成して7月からオープンした。

 文化祭の会場としては、5年振りということになる。

 

 (町の文化会館)

 文化祭の初日、プログラムの一番手が私たちの謡曲の発表である。

 

 (文化祭プログラム)

 朝イチなので、寝坊などしないよう携帯の目覚ましをセットしておいたが、鳴らなかった。

 もっとも、セットした時間より早く目が覚めてしまって、不要ではあったが・・・。

 ちなみに、なぜ鳴らないのか調べたら、明日の日付でセットしていた。

 鳴らないのは当たり前で、機器は正常で人間の入力ミスというお定まりのコース。

 早めに集合して、本番前に今一度声合わせをして臨んだ。

 発表曲は「西行桜」である。

 結果はまあ、我々としては上出来の部類だった。

 

 (子供神楽)

 小学生から中学生までの男女混成の神楽のチームがあって、伝統芸能の継承事業として期待されている。

 私たちの謡曲は、多分担当者が撮してくれたと思うが全員出演なので手持ちの写真はない。

 こうして、交代しながら日頃の練習の成果を発表する。

 ステージ部門と展示部門に分かれていて、展示は会館のロビーを利用している。

 

 (作品展示会場)

 

 

 

 今年は、お茶はコロナウイルス対策で中止となった。

 ステージの発表が終わると、皆で連れだって肥後古流のお茶を頂くのが楽しみだったのだが。

 さて、一応発表が終わると次の練習曲を決める。

 準備が間に合わないので、来年から新曲にすることにして今年いっぱいは発表曲ともう一つの曲を続けることにした。

 明日は、和太鼓の演奏があるので相方を誘ったら、珍しく誘いに乗って来た。

 久々に観客席から舞台を見るのが楽しみである。

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「鉢木」の梅

2020-01-26 09:55:15 | 謡曲
 わが町の梅の開花を、私が勝手に宣言してからもう2週間以上が経ってしまった。

 あれから梅はどうなっているのかと、相方を誘い出して梅の様子を見に行った。

 年末から正月にかけて、エネルギーの摂取量と消費量の著しいアンバランスで体重・体脂肪とも右肩上がり。

 元に戻すには、摂取量を減らし消費量を増やせばいいわけで、しごく簡単。・・・ではない。

 

 「お~咲いとるねえ~」が第一声。

 開花宣言後だから咲いているのは当たり前だが、花数が格段に増えている。

 
 

 ここの梅は一重のではなくて、けっこう八重っぽい感じ。

 遠くから見ると、白く見えるが近づいてみると淡いピンクでなかなか上品。

 いま謡曲の練習で「鉢木」という曲をやっているが、その中に「梅」も出てくる。

 老夫婦が、大雪の道中で困った旅人に一夜の宿を提供したのはいいが薪もない。

 そこで、盆栽の鉢の木「梅・松・桜」を火にくべて暖をとることを思いつく。

 そして先ず、冬樹から咲き初める「梅」を切って薪にする。

 「桜」は火にくべれば「緋桜」に、「松」は元来火にくべることが目的だからと薪にしてしまう。

 ところがこの旅人が、実は北条時頼の修行の途上の姿で、後日「鎌倉に一大事」と召集をかけて鉢の木を薪にしてもてなした「佐野源左衛門常世」を待つ。

 痩せ馬にまたがり、錆びた長刀を手に駆け付けた常世を褒め、加賀に「梅田」・越中に「桜井」・上野に「松井田」の三箇の庄を下すと自筆の状を与える。

 まあまあ、「梅田・桜井・松井田」と上手い具合に、土地の名前もあったものである。

 出来過ぎた話の進み具合であるが、私としては好きな三大曲目の一つである。

 ちなみにあと二つは、「隅田川」と「俊寛」だが、まあ謡っていても胸にぐっとせまるものがある。

 「梅の花少し寒いと打ち明ける」・・・・しろ猫

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