カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

建設と解体と

2017-01-05 10:59:16 | 熊本地震
 昨年末は町中に響いていた解体の重機の音が、年が明けてもまだ聞こえてこない。

 全国から集まった機械や技術者も久々自宅でゆっくり寛いでいるということだろう。

 天候気象に関係なく続けられる屋外での解体作業の過酷さは見ていても頭が下がる。

 今朝は早くから業者の訪問があり、近くの倒壊家屋を解体するので迷惑をかける旨の挨拶があった。

 
 (解体予定の3棟)
 倒壊の危険が道路や隣家に及ぶ場合の解体の優先順位は高いのだが、この3軒のお宅は完全に仕切られた自宅の敷地に真っ直ぐ潰れているので比較的危険性が少ないと見積もられていたのでやっと順番が回ってきたという感じである。

 手前の更地は昨年末に解体が終わったお宅である。

 
 家自体が斜めに傾いていて、しかも通学路に面した方向だったのだがそれでも地震から半年以上経ってから解体が完了した。

 直ぐ東隣は自費解体だったので、比較的早くてもう次の再建工事が始まっている。
 (工事中のお宅)
 基礎が安定したら工事を再開するのだろう。

 賃貸アパート、店舗付き住宅、普通の住宅と三者三様の建設が始まるのだが、完了の時期は大きく異なる筈である。

 街の再建の中核に道路の拡張整備が計画されているが、その道路の拡張のため撤去を余儀なされそうな建物は、写真の更地の向こう側に建っているほぼ全てが該当する。

 町の復興計画と個人の再建計画が関係し合うという極めて重要かつ微妙な時期に差しかかっている。

 
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする