上咽頭癌&後遺症との戦いぃぃぃぃ!

2013年4月に突如の上咽頭癌ステージ4の告知を受けてからの入院闘病記と退院後の後遺症について、記録をしていきます。

副鼻腔炎になったり、KYな先輩に言われたショッキングな発言の話

2014年11月27日 | 後遺症



今週はホントに寒いですなぁ。
空気も寒いですが、医療ビンボーで懐も寒いボクです。

久しぶりの更新でございます。
皆さん、お元気でしょうか?
僕は相変わらず、色々ありまくりな日々を謳歌しておりますよ。


■鼻水ズルズルな話
ここ2週間ばかり、右鼻から鼻水が半端なく止まらなくなってしまい、
風邪かなと思って、風邪薬を飲んでいたのですが、熱も出ないし咳も
止まっていたので、アレルギー性鼻炎かなと思って、初めてアレグラを買って
飲んでみたりしたのですが、一向に鼻水が止まらず気が付けば、机の上も、
ポケットの中も、鼻をかんだティッシュの山だらけになってしまい、
あんまり鼻をかんでいたから、鼻も真っ赤になって丹下段平みたいに、
なってしまいました。
あげくに右耳の耳管が詰って、耳づまりになって難聴になってきたよ。おいおい。


アカン!このままではアカン!

心の中で、エマージェンシーコールが鳴りました。
そう思った私は、仕方なく仕事中になんとか抜け出して耳鼻科へ行くことに。
1時間半待たされて、右の鼻を診てもらうとことになった。
結論から言うと、右の鼻だけ副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)になってるそうな。
(=放射線治療の後遺症で鼻炎になると膿が溜まり易いとのことでした。)

とりあえず副鼻腔に溜まった、膿をチューブでズビズバと吸い取ってもらい、
その後、鼻にネプライザーをして、最終的に大量の処方箋を投下されました。
(処方箋については↑の画像を参照してくだされ)

久々の薬漬けである。

抗生物質、アレルギー薬、咳止め、胃薬、消炎薬。。。。
薬のオールスター、それはまるでアヴェンジャーズの如し!!

このオールスターを5日間飲むことになりました。
おかげで昨日あたりから、やっと鼻水と耳詰まりも収まってきました。
山盛りティッシュもだいぶ減ってきて、ひと段落してきましたよ。

やっぱり、冬は通勤時や街に出かける時はマスクが必須だという事を、
思い知りました。自分の免疫力の低下ぶりに驚愕しています(白目)

そして、次回から鼻の調子が悪くなったら⇒すぐに耳鼻科に行こうと思ったのでした。
(健常でないワタシの鼻は、市販薬では治らないという事が今回よく解りました。。。)



■悪意のない励ましは逆に猛毒だっつー話
ネットでこういう事を書くのはあまり好きではないのだが、
この話は、どこかにアウトプットしておかないと気持ちが収まらないので、
ここに記すことにした。

昨日の仕事中の話である。
昔部下だった、Kさん(年齢的には先輩)が、僕が入院中に他の部署に異動になり、
他のフロアに引っ越したので、僕が職場復帰してからも、顔を合わせる事が無かった。
そんなKさんと、たまたま会社の廊下でバッタリ会ったのである。


Kさん「おお、久しぶりだね。元気にしてるのか?調子はどう?」
ワタシ「いやー、調子悪いっすよ。ここ2週間鼻の調子が悪くて・・・」
Kさん「東大病院のほうは、まだ行ってるの?」
ワタシ「ええ、二ヶ月に一回行ってますよ。次回精密検査です」
Kさん「精密検査って何やるの?」
ワタシ「CT撮ったり、PET検査したりですかね」
Kさん「そうか、一度治ってもまだ大変なんだな。」
ワタシ「ええ、あと3年半は通院するんですよ」
Kさん「そういや、この前無くなったSさんの葬式行ったの?」
ワタシ「ええ、お通夜に行きましたよ。」
Kさん「彼も若くして勿体無いよな。真面目でいいヤツだったのにさ。」
ワタシ「そうっすね。惜しい人を亡くしましたよね」
Kさん「彼は悪性リンパ腫になって余命1年って言われたけど
    治療して復帰してから、6年頑張ったもんな。まぁよく頑張ったよ。」

ワタシ「そうっすねぇ。。。(え?コイツ何言ってんの?)」
Kさん「お前も、あんまり無理しないで体労わってあげろよ。」

ここで、このKYな先輩の一言にカチンと来たワタシは、ブラックジョークで
錦織ばりの強烈なレシーブを打ってみることにした。


ワタシ「Sさんが余命1年で頑張ったって事は、僕は治療前に余命半年って
   言われたので、僕は3年頑張れれば良いっすかね?」

Kさん「いやいやいや、何言ってんだよ!あと3年とか言わずにさ!」

   「4年は頑張れよ!」


ワタシ「(え?こいつ真面目に言ってるよ)。。。はぁ、頑張ります。」
Kさん「じゃあ、またな!年末あたりに飲みに行こうぜ!」
ワタシ「はははははははははは!(乾いた笑い)」

そして、彼は去っていった。


そう。
彼は、最後まで自分がとんでもない発言をした事に気づいていなかったのである。
悪意がないというのは、ある意味「無敵」である。
自分の発言した言葉に、例え残忍な言葉が乗っかってしまっていても、
本人に自覚が無いだから、もうどうしようも無いのである。


たぶん、こういう心無い言葉をこれからも彼は周囲の人間に言い続けるのだろう。
悪意がないので「無敵」かもしれないが、世の中はそんなに甘くないのだ。

彼にはきっといつか、とんでもないしっぺ返しがいつか降りかかることだろう。
そんな自分が招いた危機に直面した時、彼はいったいどういう言葉で突破するのだろうか?



ある意味、興味津々である(笑)




                                   おしまい。 

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16 コメント

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んー (nao)
2014-11-27 18:59:11
非常によくわかります。よーくわかります。
この手の人、実は他人の不幸が好きなのですな。さも、心配している風ですが、薄っぺらいのがバレているのも気がつかない。

最近、私の上司がですね、
私の同僚のお母さんの病状を聞いてきたみたいで、心配そうに私にこう言いました。
「○○さんのお母さん、ヤバいんだってね。」
言葉の使い方が人間性をあらわにしてしまっており、二の句がつげませんでした。
配慮がないんです。実に愚かです。しのりんさんが言うように、自分の身にふりかかるまで気づかないのでしょうかね。
まだまだ甘いの~ (じゅりえった)
2014-11-27 19:32:45
良くなりつつあるとの事、良かったです!

しかし大量の薬ですね~お腹いっぱいになっちゃうね!

で、人として可哀想な先輩の事ですが、そんな事で腹を立てたり怒ったりして、まだまだ修行が足りんようですな!
僕だったらたぶん何とも思わない。そんな奴と分かり合いたい訳でもなく、まともな人間にしてあげたいわけでもなく、ただただ可哀想な人間だなぁと思うだけですよ。
そんなの気にしてたら疲れるよ!ストレス溜まるよ!そんなのほっといて楽しく生きようぜBABY!
naoさんへ (しのりん)
2014-11-27 21:46:01
このブログ書いた後に、naoさんの日記読んで、
対照的だなぁ~と思ってしまいました(笑)

この人、ホントKYなKさんだから、周りからはKKYと
呼ばれています。

彼は、職場でも地位が転落の一途を辿っているのですが、
それは全て周り人と環境のせいだと言っているそうです。

あるいみ、凄まじいメンタルで羨ましくもありますが、
こうはなりたくないなという自分がいますね。

言葉や文字は、その人間の品格を表しますからねぇ。
今後の転落人生がある意味見物ですよ(笑)
じゅりーさんへ (しのりん)
2014-11-27 21:52:19
じゅりーさんから見たら、僕はセンシティブな人間に
映るのでしょうね。

でも、42歳にもなってしまうと、なかなか感受性とか思考は
変えられないものですよ。
もう、仕方ないかなと思っています。

僕が出来る事は、ストレスを溜めてしまう性格なのは
理解できているので、それを如何にして発散するか。
そこに尽きるかなと考えています。

キャッチ&リリースと言うんでしょうか。
溜まったものは、アウトプットしてしまえば良いのかなと。

そういう意味では、このブログは良いストレス発散になっています(笑)

癌になってから、失ったものも多いですが、代わりに得た物も
多いかなと思っています。

色んな視点で物を見れるようになったことや、
自分のダメなところや、気持ちを押し殺さない方法など。

そういう意味では、少しは成長したのかなと。
まぁ、じゅりさんから見たら若輩者かもしれませんが、
まぁマイペースで進んでいきますよ!
Unknown (しげちー)
2014-11-27 23:35:21
お久ぶりです。
どうしても健康な時ってには他人への配慮が欠けますからね。
そういうことが嫌だったので自分から情報は暴露しましたね。
放射線火傷の後。
胃瘻のあるなしの前後。
各種書類。
それでも何か言ってくるようなら「日本人は二人に一人は癌だそうだから一緒に地獄見ようぜと三か月ほど毎日言い続けました。皮肉には皮肉で返すのが一番ですよw

来週の土曜は耳鼻科の日です。
画像だけならいいんだけど、また鼻に麻酔打たれて
細胞取るんだろうなと思うと辛くなってきましたよ。
今は辛くてもいつかは社会復帰をめざして頑張るのですよ。
頑張りましょうね。
しげちーさんへ (しのりん)
2014-11-27 23:52:26
お久しぶりです。

癌経験者の気持ちは、健常者の人には理解できませんよね。
でも解らないのであれば、配慮のない発言なんか、
しなきゃいいのにって、ホントに思いますよ。
結局、ボロが出るだけっていうか、その人の懐の深さを
知る事が出来ますよね。

僕の会社での扱いも、どんどん健常者の扱いになってきてて、
正直困ったもんです。
まぁ、働いて給料もらっているので、偉そうなことは言えませんが、
もう少しスローペースで社会復帰したかったですね。

ここ1ヶ月、本当に体調が悪くて、休みたい日も多いのですが、
有給休暇が来年の5月まで無いので、休めません。

なかなかサヴァイブしてるなと思います。
いるいる (ねこ)
2014-11-28 08:24:53
そんな奴いるよ。
私も先日のPETの後に笑いながらどうやった?って聞かれて、あかんかってんーって言ったら黙られてしまって、しばらく沈黙が続きました。
いや、なに?この雰囲気、、、
と思って話題を変えてすり抜けましたが、後日その人からLINEで、
この前はビックリしてしまって何の言葉も掛けて上げられなくてごめんね。
ねこさんの気持ちを思うと軽々しい言葉もかけられないし、私の友達も鬱で自殺してるし、なぐさめの言葉が見つからなくて、、、
って言われました。
ビックリですよ。
この人、私が死ぬと決めつけてはるわーと思いますた。
ガン=死
って思われてる事が本当に悔しくて、この人には二度と病気の事は話すまいと思いますたよ。
その後も検査で会社を休む度に興味本位で検査結果を聞いて来ますがスルーしてます。
こういう人には何を言っても悪い風に取られるから、変にネガティブな気を受けたくないんですよねー。
今日も聞かれたので、大丈夫やし、って言ったけどまた黙られて可哀想な目で見られてしまいました。
ほんま、腹立つわぁ。

あ~、しのりんのブログでストレス発散してしもたー(笑)
誰かに言いたかったし、スッキリしたわー(^o^)
あんがとー(^◇^)
ねこさま (しのりん)
2014-11-28 11:26:10
声かけてきたと思ったら、しょうもうない質問してきたり、
露骨に、「こいつは癌になったんだ、あんま関わらないようにしよう」って、
たどたどしい、雰囲気と会話をしてくる人いますよね。

「癌=死」ってイメージの人って未だに多いですよ。
あと、自分は60~70位まではならない、なるわけないって
思っている人が殆どじゃないすかね。

でも、これだけストレス社会が続いてるんですから、
これからは40代くらいからバンバン癌になる人は
増えていくんだと思ってます。

そうしたら、会社の中にも癌経験者も、もっと増えて、
身近な存在になるんでしょうね。
(まぁ、正直そうなって欲しくもないですが、、、)

ブログは情報発信の場でもありますが、実社会では
言えない事をアウトプットできる場なんだと私は思います。

相変わらずの、駄文ではありますが、
ストレス発散できるなら、どんどん活用しちゃってください!
お久しぶりです しのりんさん (ルフィ)
2014-11-29 00:23:22
何処にでも居ますね デリカシーの無い残念な人 うわべの言葉と言うか心のない言葉を言う残念な人。私の周りにも居ますよ
その残念な会社の先輩はどうぞ 奈落の底に堕ちて下さい むしろ落ちてしまえ ですね。
自分が命に関わる病気を患わった時に何を思うかですよね 。
心身弱ってる時に心の無い言葉言う 残念な人は腹が立ちます。私はそうゆう時は友人と
ランチに行き聞いてもらい発散します。
自分の中のモヤモヤした気持ちを言いまくります 笑
他からしたら悪口に思うかもしれないけど
モヤモヤを溜め込んでる方が体に悪いし
ストレスも溜まってしまうのでね。
言いまくります 笑
しのりんさんも仕事大変だけど前向きで
行きましょ(^.^)

あれから主人は11月12日に退院し今はまだまだ静養中ですが 一歩一歩前進してます。
今週25日にMRI検査をして結果は良好でした。今度、12月3日にCTの検査がありますが
結果を聞くまではドキドキしますけどね

しのりんさんもお大事にです。乾燥する季節を共に乗り越えて行きましょう(^o^)
来年春くらいに主人の体調次第ですが遊びに
行こうかと思ってるのでその時にお会い出来ればと思ってます。
悲しいけど…。 (弱虫)
2014-11-30 17:25:58
ガン患者じゃない人に私達の気持ちは理解は出来ないとおもいます。
親友の言葉であっても、悲しくなってやるせなくてなんど涙を流したか…。
でも、それが当たり前なんだと今は思えます。私が子供の苦労や夫婦の事、親の気持ちを理解してるかと言われると、理解しているつもりってところじゃないかなあと。
だからそんなもんだと思えるし、そのためにブログや患者会があるんだと。
仕事も体力的に無理ってことを、自分にも会社にも納得してもらう努力は、日々しなきゃいけないと思います。 唾液が出ないことで結構大変な事はあるんだけど、会社の人はもう大丈夫と思っているかと。

だから辛いことがあっても、神様はきっとみててくれてるから大丈夫って思うの。自分がしている事はいずれ自分に帰ってくるもんです。
だから皆さんブログや日サロチームで発散しましょう!! 誰にわかって貰えなくても、ここにくる皆がわかってくれるから。
喉に放射線あてた辛さは、絶対にわからないし、ガンと診断された人の不安なんて、わかるわけないよ。naoさんのブログを読んで本当に共感できるもの。お母様の気持ちや生命線を書きたしたりって。


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