Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

小泉政権の方針は、国交正常化が目的だったと、安明進氏

2006-11-06 | 拉致・北朝鮮問題
酔夢ing Voice - 西村幸祐 -: 元北朝鮮工作員、安明進氏の歴史的証言より、

安明進氏が記者会見の最後に「一言どうしても申し上げたい」と、こう付け加えた。どうしても、これを安氏が言いたかったからだ。
「最初から日本政府が拉致被害者を救出することを目的にしていれば、迷うことはなかった。国交正常化を目的にしたものだから、日本政府と北朝鮮政府が納得するところでやろうとしている。工作機関で働いた経験から言わせてもらうと、(現在の拉致問題の解決方法は)政治家が紙に書いて作り出したもののように感じている」

 安明進氏も、小泉政権の方針が「国交正常化が目的」だったと断言しています。小泉信者は、この言葉をどう受け止めるのでしょうか。どうせ相変わらず、「小泉さんを悪く言うな」と耳を塞ぐつもりなのでしょう。

 信じたいものだけを信じる、信じたくないものは「陰謀論」だとして頭から否定する、そういう事ばかり行っているから、信者と呼ばれるのです。

 「心ここにあらざれぱ見れども見えず、聞けども聞こえず」とはよく言ったものです。

 虚心に、小泉政権の行っていた事を見れば、小泉政権が、「国交正常化を目的とする対北朝鮮宥和政策」を行っていた事など明白ではないですか。

 1.拉致問題に言及していない日朝平壌宣言に調印した事
 2.ブッシュ米大統領に、金正日との和解を説いた事
 3.総連に祝辞を送った事
 4.中山参与(当時)を辞任させた事
 5.北朝鮮に圧力をかけようとしなかった事
 6.特定失踪者の拉致認定を行おうとしなかった事
 7.帰国説明の席上で、「北朝鮮との関係は敵対から協力関係に、国交正常化を成し遂げるのだ」との発言した事 等々

 小泉信者は、こういった事実に対して、まともに向き合おうとはせず、「釣り」だとか何だとかで誤魔化し続けてきました。

 「見落とせぬ小泉外交のしたたかさ - 短絡的評価で責める愚を犯すな」という評論を書いたクライン女史もそうです。

 「今回、小泉総理は、一見相手を油断させ、翻弄(ほんろう)されているように見せかけながら、金正日独裁体制を崩壊に導くその外交に挑んで見せた。」と小泉第二次訪朝を評価したクラインさん。

 ほんとに物は言いようです。「翻弄されているように見せかけながら」って、まさしく翻弄されていただけ、相手の術中に嵌ってただけという見た目の印象こそが、正解なのにも拘わらず、「いいや違う、本当はしたたかな外交なのだ」と何の根拠もなく国民を期待させるという誤魔化しをこの人はしたわけです。

 「短絡的評価」で責めてはいけないというのであれば、小泉政権が終わった今、再評価すべきでしょう。この評論で行けば、拉致問題は既に解決しているはずで、何の進展もないのは、この評論が間違っていたという証です。

 小泉信者たちも、自分たちの過ちを総括しようとせず、相変わらず、自説が正しかったと信じきっています。このメディアリテラシーの無い人たちは、今後も政府擁護のために妄想を垂れ流すことでしょう。まともな人たちは、「彼らの言い分」を話半分に聞いておいた方が良いと思いますよ。



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