ちょいと真面目に盆栽ネタ

こんにちは　　三娘父です




本日のお仕事は　台風の影響の所為にした「例のアノ方」の

命令により　お休みなのです。。。




もっとも・・・・・



作業現場が　ちょいと”訳アリ”な御宅の為　私は最初から行く気無しですけど

（”訳アリ”・・・の理由は自身が客観的に見れる様になるまで秘密・・・）





さて　　それでは　本文





・・本文の前に・・・

サブタイトルの「姫林檎のこと」と樹種指定な訳なのですが

おそらく全ての「実を楽しむ樹種」に共通している事になるかも


それと・・・文中の「実生」とは種から育った木と言う意ッス







えーっと・・・三女の疑問が大元でした


素朴な疑問として浮かんだのが　こちらの内容だったのですが



「同じ樹種なのに何故　こんなにも実のサイズが違うの？」って

同じ親木の実生「姫りんご」を指して仰る




う～ん・・・。　漠然とは　父ちゃんにも解るけど

コレ！が原因　と言えるほどの知識がぁぁぁ～　　　欠落



そこで　「知りたい欲」に火がついた　　（笑）



たしかに培養テクニックで多少の実の肥大は可能なのね・・・たとえば

摘蕾や摘果で　分散して供給している養分を集中させる～　とか

リン酸系の肥料を大量に与える～　とか・・・




でも　それだけじゃ説明がつかないほど　実の大きさに個体差が見られる素材に

出会う事が仕事でも結構あるわけで・・　（盆栽だけじゃなくて特に庭木なんかで）

　



父の威厳を保つためにも調べたくなるじゃないですか　（私だけ？　笑）






顕著に違いが出ているのが「同じ親木の実生素材」だったので　間違いなく

”ココ”に何かヒントが隠れてるな　　って踏んで・・




　　　　　　　　　～～～～～只今　調べまくり中～～～～～～




結果としては　ズバリ　「劣性遺伝」が原因


（あくまで　栽培意欲をそがれる樹に対して感じる　人間の側から見た勝手な結果）





どうも・・　

実モノの樹種の中でも近縁種の多い「リンゴ類」に多く出るらしい事が発覚




姫りんご類は単体（種）で結実するのが難しい樹種でも有って

それで近縁種のズミや海棠を受粉樹に利用するのですが・・・・




ソレに原因があったのだ！！　




つまり　人間に置き換えれば解り易いかもね　

同じ父ちゃん母ちゃんでも　全く同じ　顔体の子供はいないハズ（双生児は例外だよ）



それぞれ親や御先祖さんの　良いトコ　そうでもないトコ（失言）を引き継ぐでしょ



とりわけ「リンゴ類」は　多種交配してるから

遠い昔の御先祖に　「小さい実の樹」や「黄色い実の樹」なんかがいる可能性が

非常に高く　劣性遺伝して　そういう個体が出て来るんだよ　という答えを

導き出し　三女に事細かに伝えると・・・・・・・






ふぅ～ん　・・・そ。






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三女は飽き易い　「コレ」も劣性遺伝？