goo

『生死を分ける、山の遭難回避術』羽根田 治 著

『生死を分ける、山の遭難回避術』
「実例に学ぶリスク対策の基礎知識」

羽根田 治 著 誠文堂新光社 2017年4月13日


著者は 永年にわたり 遭難本を多数 執筆してきているが、この本では 初心者・経験者むけに 30の遭難実例をあげて、それから えられる貴重な教訓を適確にわかりやすく記述している。

「一般的に、山での遭難事故は、技術・知識・経験が不充分な初心者に多いようなイメージがあります。しかし必ずしもそうとは言いきれません。」

「逆に技術・知識・経験があるぶん、過信や油断、慢心を招きやすくなり、それが大きなミスへとつながってしまいます。」

登山歴ウン十年の自信過剰。体力過信。油断。天狗になる などなど、 多くの経験者にとっては 耳が痛いところである。

が まさにその通り、多くの 中高年登山者はまさしく加齢にともなって 体力低下はまぬがれないし、さらに 加齢に伴う、知ったつもりの はやとちり、思い込み、などの間違いに気づかない 傲慢さばかり増加するのものだ。

本書は「常に謙虚さをもって山に向かうことが大切」という 山に向かう基本姿勢を教えてくれる 一冊だ。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

平成29年6月17日 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)





【日時】

平成29年6月17日 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)

【天候】

晴れ 曇り

【記録】

ふるさと林道駐車地点 発 5:06-- 三嶺 (7:08-7:53) ---西熊山 (8:49-9:01) ---お亀岩 9:19 ---天狗峠綱附森分岐 9:42 ---天狗峠西山林道分岐 9:48 ---天狗塚山頂 (10:08-10:22)---牛の背三角点 (10:49-11:01) ----西山林道 11:46 ---西山林道天狗峠登山口 11:58--- ふるさと林道 --- ふるさと林道駐車地点 12:43

【山頂】

■三嶺「12.1度 北 2.7m 晴れ 剣山 次郎笈 天狗塚 見える 緑が濃くなった」(累計登頂回数 538回)

■西熊山「14.3度 北 3.6m 晴れ すこし雲 三嶺 次郎笈 天狗塚 見える 」(累計登頂回数 436回)

■天狗塚 「18.9度 風弱く 1m 曇 三嶺 剣山 次郎笈 見える すこし霞んできた。緑が濃くなった」(累計登頂回数 521回)


平成29年6月17日現在
累計山行日数  1758日(内 四国 1369日)




【写真】

flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72157682178442684

ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1171133.html


YAMAP
https://yamap.co.jp/activity/956564

スライドショー



【気象】


平成29年6月17日 午前9時 地上天気図


平成29年6月17日 午前9時 500,300hPa高層天気図


平成29年6月17日 午前9時 850,700hPa高層天気図


平成29年6月17日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画



短期予報解説資料




【安全登山】2017年 安全登山方針安全登山のために リアルタイムに 現在地を公開します。アマチュア無線APRSを使って 現在 登山中の位置を示します。

■APRS

「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600

「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600

■登山メモ ヤマメモヤマレコのヤマメモで 登山中の 現在地を公開しています。

http://www.yamareco.com/modules/yamamemo/userinfo.php?uid=42886

■登山届はコンパス電子登山届「コンパス」を利用して 登山届を提出しています

http://www.mt-compass.com/index.php

■山中では 常時 「ヒトココ」 を携帯しています。電子登山計画届「コンパス」と連動して 「ヒトココ ID」 を届け出ています。

http://www.authjapan.com/



【APRS】

2017年6月17日 APRS(Automatic Packet Reporting System)

APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。

ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。

------------------------------------------------------------

「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600
アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7。アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7。今回 順調な作動状況。

デジピータ、アイゲート各局運営の皆様に 深く 感謝です。

「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600

赤色のところで ドコモ携帯の電波が通じています。今回 順調に作動。


------------------------------------------------------------



  • 趣深山shumiyama.com 平成29年6月17日
  • 趣深山Jimdo 平成29年6月17日
  • 平成29年6月17日 fc2
  • 平成29年6月17日 xdomain
  • 趣深山ブログ goo 平成29年6月17日
  • 趣深山ブログ fc2 平成29年6月17日



  • コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

    ブラックダイアモンド ジェットフォース エアーバック


    2017年5月31日のセミナーで  充電式 エアーバックが 実際に作動する様子を 拝見することができた。

    雪崩対策で 従来の 3種の神器 はビーコン スコップ プローブ。
     
    それに加え いま欧米ではエアーバックが かなり普及しつつあるという。

    ブラックダイヤモンド ジェットフォースは充電式リチウム電池で空気充填200リットル、満充電で雪崩遭遇4回まで対応可能。

    4秒で空気充填し、はじめ3分間は空気補充。3分後 自動的に空気を抜き 200リットルの呼吸空間をつくり、生存脱出のための空間を確保。

    ジェットフォーステクノロジーを搭載し、雪崩に遭遇したときのリスクを軽減。


    実際、雪崩に遭遇した際の 映像。
    2017年1月11日 Whistler, British Columbia, Canada 

    ブラックダイアモンド ジェットフォース エアーバック
    サーガ 40 ジェットフォース 40リットル

    https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/info/2016/IF2016_BD_Jetforce.html


    サーガ 40 ジェットフォース
    http://www.lostarrow.co.jp/store/g/gBD46100001004/

    取扱説明書
    https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/manual/OM_BD_Jetforce.pdf
    コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

    平成29年6月3日 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)


    【日時】

    平成29年6月3日 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)

    【天候】

    晴れ

    【記録】

    ふるさと林道駐車地点 発 5:33-- 三嶺 (8:00-8:22) ---西熊山 (9:23-9:41) ---お亀岩 9:59 ---天狗峠綱附森分岐 10:27 ---天狗峠西山林道分岐 10:34 ---天狗塚山頂 (10:54-11:17)---牛の背三角点 (11:48-12:00) ----西山林道---西山林道天狗峠登山口 13:12---ふるさと林道 ---車に便乗 13:18 ===== ふるさと林道駐車地点

    【山頂】

    ■三嶺「9.8度 北 3m 晴れ 剣山 次郎笈 天狗塚 見える 新緑前線がさらに上へきている」(累計登頂回数 537回)

    ■西熊山「10.5度 北西 3-5m 晴れ すこし雲 霞んでいる 三嶺 次郎笈 天狗塚 見える 」(累計登頂回数 435回)

    ■天狗塚 「14.0度 北 3m 曇 三嶺 剣山 次郎笈 見える 」(累計登頂回数 520回)

    天狗塚登山口から 林道を歩き途中 通りかかった 車に 便乗させていただき 駐車地点へ、ありがとうございました。

    平成29年6月3日現在
    累計山行日数  1757日(内 四国 1368日)

    【動画】


    https://youtu.be/KAXQxwEDafA


    【写真】

    flickr
    https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72157681685146982

    ヤマレコ
    https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1158080.html

    YAMAP
    https://yamap.co.jp/activity/918082

    【気象】


    平成29年6月3日 午前9時 地上天気図


    平成29年6月3日 午前9時 500,300hPa高層天気図


    平成29年6月3日 午前9時 850,700hPa高層天気図


    平成29年6月3日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画




    短期予報解説資料




    【安全登山】2017年 安全登山方針安全登山のために リアルタイムに 現在地を公開します。アマチュア無線APRSを使って 現在 登山中の位置を示します。

    ■APRS

    「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
    http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600

    「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用
    http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600

    ■登山メモ ヤマメモヤマレコのヤマメモで 登山中の 現在地を公開しています。

    http://www.yamareco.com/modules/yamamemo/userinfo.php?uid=42886

    ■登山届はコンパス電子登山届「コンパス」を利用して 登山届を提出しています

    http://www.mt-compass.com/index.php

    ■山中では 常時 「ヒトココ」 を携帯しています。電子登山計画届「コンパス」と連動して 「ヒトココ ID」 を届け出ています。

    http://www.authjapan.com/



    【APRS】

    2017年6月3日 APRS(Automatic Packet Reporting System)

    APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。

    ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
    今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。

    ------------------------------------------------------------

    「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
    http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600
    アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7。アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7。今回 順調な作動状況。

    デジピータ、アイゲート各局運営の皆様に 深く 感謝です。

    「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用
    http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600

    赤色のところで ドコモ携帯の電波が通じています。今回 順調に作動。


    ------------------------------------------------------------



  • 趣深山shumiyama.com 平成29年6月3日
  • 趣深山Jimdo 平成29年6月3日
  • 平成29年6月3日 fc2
  • 平成29年6月3日 xdomain
  • 趣深山ブログ goo 平成29年6月3日
  • 趣深山ブログ fc2 平成29年6月3日




  • コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

    山岳遭難者の救助に向けた技術開発と今後の展望についてのセミナー

    山岳遭難者の救助に向けた技術開発と今後の展望についてのセミナー

    平成29年5月31日 富山県民会館で開かれたセミナーに参加した。

    総務省北陸総合通信局、公立大学法人富山県立大学、北陸情報通信協議会 が主催。

    登山者の捜索救難に活用できる 最新の無線技術についての きわめて有益なセミナーなので 全国から かけつけた 大勢の山岳関係者や電子電波関係の参加者で盛会となった。

    6月1日は電波の日。

     増加する山岳遭難対策として 迅速確実な捜索救助活動に 無線電波の利活用ができない ものだろうか というのが このセミナーの趣旨で、以下 当日の講演内容の一部を整理抜粋してみた。

    ----------------------------------

    ■捜索には 正確な位置情報 把握伝達が大事

    山岳遭難で一番 多いのが道迷い。要救助者は 自身では 現在地が分からず、SOS通報受ける側にも 正確な位置情報がつかめない。

    昨今 山岳遭難での連絡通信手段として携帯からというの多いが 道迷いはもちろんだが それ以外で 連絡通報するにも 正確な位置情報が分からず 救助要請しても 正確な位置が伝達把握できず、全く手がかりない、あてのない、捜索に途方もない労力と貴重な時間が費やされる。

    ----------------------------------

    ■山岳遭難統計外の多数の行方不明者

    正式な山岳遭難統計の統計外であるが 老人徘徊などの行方不明者があり、多くは数日内に発見されていくのであるが 最後まで 発見できなず、 手掛かりも 全く つかめない 行方不明者が 毎年 多数あり、数字として はっきりしたことは よくわからないが、おそらくは 多分 山林など山間地に迷いこんだりして 多くの人が 行方不明になっているのではないかと推測される。

    これは 山岳遭難統計に あらわれない 山岳遭難統計外の行方不明者で、山岳遭難行方不明者数の 何倍もあるのでは と推定される。

    ■登山計画、登山届

    登山者が 的確な登山計画、登山届をしていて 計画どおり慎重な行動中にであっても やはり思いかけずに遭難に陥ることもある。

     遭難者に意識があったり 同行者がいて それなりの通信手段、連絡、伝言などが可能なら 行方不明は防げるし、捜索のエリアを限定することができ、捜索救助は迅速にできる。

    だが実際には 登山届通りの登山ができず 途中変更したりして 計画外の行動とか 道迷いなどで 思わぬところで 遭難するケースが多々 有り、登山届だけでは 遭難対策としては 十分ではない。

    ■入山・下山者チェックシステム

    登山道 登山者入口 登山口 途中分岐や 山小屋などの 要所、要所のチェックポイントで、 スマホ フェリカ ICカード などのワイヤレス機能を使い 登山者の通過をチェック確認するするシステムがある。

    きめられたコースで間違いなく通過してくればくれればいいが 計画変更 道迷いなどでは、子機自体でGPS位置情報を獲得できないので 登山届の機能拡張して補完するまでの限定的なことしか 期待できない。

    道迷いで 道を外れたりした場合などにも対応できる 子機自体で GPS位置情報をふくめた 電波を使った送受信システムが 欲しい。

    ■ヘリでの捜索救難には ピンポイント正確な位置情報がほしい。

    2017年3月 9人全員死亡の まことに残念な防災ヘリの墜落事故があった。

    が 昔と違い 昨今では やはり捜索・救助活動でのヘリコプターの活用は絶対必要だ。

     海外と違い 日本国内では 森林地帯でのヘリ探索救難活動が多く 木々に覆われた森林地帯での ヘリで上空からの捜索活動は とても難しく 困難度が高い。

    もしかりに ピンポイントで遭難者の正確な位置情報が 把握伝達できていれば 上空から救難地点への ヘリの安全な飛行経路が確保できて 要救助者のピックアップや 行方不明者の捜索救難活動が もっと的確に 安全・確実・迅速に行える。

    ---------------------------

    「当てのない捜索は 東京ドームで10円玉を探すに等しい」

    『すぐそこにある遭難事故 奥多摩山岳救助隊員からの警鐘』
    金 邦夫 著 2015年5月21日初版 東京新聞

    ---------------------------

    ■現在 様々な電波を使った いろいろな位置検知システムが提案・開発されている


    ---------------------------
    いま使われている 機器
    ---------------------------

    いま
    山岳遭難で 使われている電波関連機器 問題点 課題。

    ----------------------------------------

    ■通信手段としてよく使われる携帯・スマホ

    ----------
    圏内エリア

    要救助者が携帯・スマホの通話可能の圏内エリアから救助要請した場合、携帯・スマホのGPS位置情報も有効。

    もし 遭難者が行き倒れになっても 携帯スマホの圏内エリア内 だと微弱ながら かろうじて位置情報がえられる場合がある。

    ----------
    圏外エリア

    奥深い山岳地帯では 電波の届かない携帯電話の不感の通話圏外のエリアとなる場合が多く 位置情報なども 伝達できない。

    やはり日本国内の山岳地帯では多くが 携帯通信エリアの圏外で、スマホアプリを使った遭難対策ソフトは圏外では十分には機能しない。

    普通の携帯スマホの圏外エリアで 山岳行動中 不意に 雪崩・滑落転落などで 突然 意識を失い 連絡するすべもなく 遭難する場合、 まったく行方不明となってしまい、やがて携帯スマホの電池切れとなり、行方がつかめない。

    ----------
    山岳地帯でも通信エリアが拡大すれば 多くの問題は すぐに解決できるが 現状では 携帯電話の山岳地帯での通信エリア拡大は すぐには期待できない。

    ----------------------------------------
    ■イリジウム衛星携帯電話

    イリジウム衛星携帯電話を持参していれば圏外エリアは大幅に減るが 高いランニングコストに加え 深いゴルジュの谷間は イリジウム衛星携帯でも 厳しいかも?

    ----------------------------------------

    ■雪崩ビーコンは457kHz

    雪崩遭難捜索に使う雪崩ビーコンは457kHzの電波。

    従来から雪山の雪崩対策で 使われていて、万国共通の周波数として ひろく普及している。

    上空とか かなり 離れたところだと 他の雪崩ビーコンを拾ってしまう可能性があるが、最終的に数十メートル以内に 接近してきて 最終ピンポイントで探索する際には 457kHzビーコンは とても有効。

    欠点は、やや高価で、すこし重く、電池持続はせいぜい一週間しかもたないことだ。

    冬 荒天が 一週間以上も 続き ようやく 一週間ぶりの好天で いざ 探索に向かっても 遭難者の装着しているビーコンは すでに電池切れ。

    持参していても、行動中でも 肝心なとき電源が入ってなかったり、休憩中、就寝中とかに 突然雪崩に襲われたりする場合もある。

    また 雪崩ビーコンは IDでの識別がないので 同時には 3人ぐらいまでしか対応できない。

    3人以上が同時に雪崩に襲われる場合には すべての発信元に 迅速な探索対応ができない。

    大きな雪崩で 複数探索するには すばやい探索で 順次に探索し発信を止めていく 面倒な作業が必要。

    2017年3月には 一度に8人死亡の雪崩遭難。

    登山者のビーコン装着率を調査してみると、
    頻繁に雪崩が発生し 雪崩遭難事故もよくおこる 駒ヶ岳千畳敷カールでさえ、登山者の約半数が ビーコン持参せずという 深刻な 非装着の現状。

    さきの2017年GW大型連休で多発した雪崩遭難事故。

    なかでも ビーコン装着なしの 行方不明者の捜索には 多大の労力時間がかかった。

    いま開発中の「150MHz 帯の電波を使用する登山者等の位置検知システム」のなかには 457kHzの発信機能や 150MHzの送受信機能を使い 指定したID番号のみ発信できる ビーコン発信機能を付加することが可能で、ID番号指定の457kHzビーコン機能が発信できるとのことで、今後の機器の進化に期待が高まる。

    ----------------------------------------

    ■冬期剱岳登山者用として貸し出している「ヤマタン」は 53MHz微弱電波。

    微弱電波では 把握できないことが多い。

    微弱電波では 当てのない捜索を広範囲から探索するのは とても厳しい。

    ----------------------------------------

    ■ヒトココ ヤマモリ

    もともと徘徊老人探索用だが 親機・子機とも 小型、電池持続は良好。

    950MHz帯の特小・微弱電波なので、山岳地帯での電波伝搬性能は150MHzに比べ 大幅に劣る。

    子機・親機共に GPS機能が付属していないので 正確な位置を伝達できず あくまで限定補助的な 電波方角探索だけの機能しか期待できず、電波反射などで惑わされることも 多々ある。

    胸ポケットなどにいれて地面に倒れて人体が子機の上に覆いかぶさった場合、人体は水分が大きいので減衰度合が大きく 感度は大幅に低下する。

    樹林帯 岩場 での 電波反射もかなりあり 探索を難しくする。

    雪洞のなかに 子機を置いておくと 埋没した雪洞に戻ってきたときに 雪洞の位置を 探索するときには便利。

    もっとも、雪山で 457kHz雪崩ビーコンの代用になるものではなく、雪崩遭難対策用には 必ず 「雪崩ビーコン使用」を メーカーは推奨している。

    上空から探索する民間ヘリを活用した「ヘリココ」があるが 通報体制に課題。

    ----------------------------------------

    ■920MHzを利用する「TREK TRACK」

    「TREK TRACK」は920MHzで 150MHzに比べると 伝搬性能が劣り 出力に制限あり、補完する中継局の運用にも課題あるが、2016年秋実証実験開始、2017年度内実運用予定とか聞いている。

    ----------------------------------------

    ■PLB (パーソナルロケータービーコン)

    PLB(個人用捜索救助用ビーコン)
    (Personal Locater Beacon)

    国際的な衛星支援捜索救助システム
    コスパスサーサットシステムで個人が使う遭難信号発信機。

    日本国内の山岳遭難でも 使えたらいいが、現在 日本では海上遭難用。

    イニシャルコストやランニングコストが 必要。

    コスパスサーサットシステムは国際的には
    EPIRB(Emergency Position Indicating Radio Beacon)
    ELT(Emergency Locator Transmitter)
    PLB(Personnel Locator Beacon)
    など 普及している。

    ----------------------------------------

    ■goTenna Beartooth 海外

    海外では テキストメッセージ交換機能あり SOS発信機能あり

    ----------------------------------------

    ■CHASER

    429MHzの特小。残念ながら、もう いまでは販売されていない 過去の機器となってしまった。

    ----------------------------------------

    ■遭難者の正確な位置情報把握 一番 期待の150MHz帯。

    パーティー全員 同時に雪崩に遭遇するとか 滑落する とか

     最悪の突然の遭難の場合でも 遭難者の正確な位置情報が把握できれば いいのだが。。。

    現在 様々な電波を使った いろいろな位置検知システムが提案・開発されているなかでも 、150MHzは 使う周波数帯が 山岳地帯では理想的なので、きわめて有効なシステムとして 使われるのではと 一番 期待が高まっている。

    雪であろうと 多少の水深でも 御嶽噴火のような火山灰など でも電波飛距離 回析 など 150MHz帯は有利で、伝搬特性から 登山者位置通報システムの本命となりうる 一番の優位性を 秘めているのも150MHz帯だ。

    コンクリート壁50cm 透過
    水没10mでも検知が可能
    御嶽山噴火のような火山灰に覆われた場合などでも10cm程度は十分透過
    積雪下10mでも検知可能

    この150MHz帯の周波数帯が関係する皆様の ご尽力で 2016年総務省省令改正で登山者用に使用できるようになった。



    ----------------------------------------

    ■150MHz帯の電波を使用した登山者位置検知システム

    既に動物追跡用とか猟犬探索用では実用化できているのが、2016年8月総務省令改正で 登山者用にも使えるようになった。(関係者のご尽力に感謝)

    今回の 山岳遭難者の救助に向けた技術開発と今後の展望についてのセミナー で

     150MHz帯の電波を使用した登山者位置検知システムは

    山岳地帯では電波伝播性能が特に秀でている150MHz帯の周波数帯を使う。

    この周波数帯は 山岳地帯でもっとも有効に活躍できる システムとして正確な位置情報を伝達し捜索救難用に機能するものと確信。

    システムは 2014年度モデル 2016年度モデルをへて 実証実験での成果をふまえ 確実に進化してきて、
    端末はインストールされるソフトにより、SOS発信機にもなり、また、探知機にもなる。さらに、中継機能を有する。

    さらに将来の発展への期待が 高まっている。

    今後 さらに 457kHzの雪崩ビーコン機能も付加でき、150MHzの送受信機能を使い指定ID番号のみビーコン発信とか、

    LoRa方式で通信エリア拡大して 出力100mwから500mwへ 増強、

    より一層 小型軽量化がはかられる などなど、機能強化の発展余地が大きい。

    いま 登山者位置検知システムは 端末の小型軽量化や リーズナブルな価格の商品化モデルや、基地局の 実運用に向けた 最終準備段階という 実用化の一歩手前まできたと感じた。

    一刻もはやい 実用化を 期待する次第だ。



    ------------------------------

    ■150MHzの周波数帯

    富山県立大学では永年にわたり より高性能な登山者位置検知システムを研究開発され 条件 厳しい山岳地帯においても 安定して電波の伝搬性能に優れている周波数帯として 150MHzの周波数帯を選定。




    ------------------------------

    ■登山者位置検知システムの利用モデル評価

    平成28年 山岳地帯で実証試験で有効性を確認。

    ■【登山者位置検知システムの利用モデル評価報告書】
    総務省北陸総合通信局報告書(座長 富山県立大学 岡田名誉教授)

    http://www.soumu.go.jp/main_content/000477847.pdf

    (概要版)
    http://www.soumu.go.jp/main_content/000477848.pdf

    ---------------------------------------------

    ■【150MHz帯の電波を使用する登山者等の位置検知システムに関する調査検討会報告書】

    http://www.soumu.go.jp/main_content/000350877.pdf

    (概要版)
    http://www.soumu.go.jp/main_content/000350882.pdf

    ---------------------------------------------

    平成27年(2015年)2月27日に高松で開催された「山の防災システムセミナー」 
    このセミナーで 登山者位置検知システムについて ご登壇された 富山県立大学 岡田教授。(現在は名誉教授)

    http://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/dd5b3ff8e3ce3b9effb32e17cdda0aaf

    ---------------------------------------------

    山岳遭難者の救助に向けた技術開発と今後の展望についてのセミナー




    ---------------------------------------------

    コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
    « 前ページ