〜真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。いつかは帰れるの?それともこのまま…だが、150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。「BOOK」データベースより
と〜っても、穏やかで緩やかな文章でした(^-^)。
でも、程よい緊張感もありますし、シリアスな描写もあり、『ほのぼの』としたユルさではありません。
解説にも書いてある通り、この北村薫さんという作家の作品は、展開や結果を追いかけるのではなく、文章に込められた情景や感情を読みほぐしていくというよな感覚で読むといい作品だと思います。
さて、ストーリーですが、主人公が何十回、何百回と、同じ日を繰り返すうちに、自分の生きる意味、生かされている意味に気付き、その使命を果たそうとすることによって、無限地獄のような世界から脱出できるというお話です。
私たちも毎日毎日、同じ家族と朝を迎え、同じ電車で通勤し、同じ職場で、同じ人たちと、同じような会話を繰り返しています。
生きる意味や、自分の存在について考えることなどなく、ある意味、惰性的に毎日を過ごしています。
人生の半分を過ぎた、いまこの歳になって、これからの自分の生き方について、また考えてみたいと思います。
★★★3つです。
と〜っても、穏やかで緩やかな文章でした(^-^)。
でも、程よい緊張感もありますし、シリアスな描写もあり、『ほのぼの』としたユルさではありません。
解説にも書いてある通り、この北村薫さんという作家の作品は、展開や結果を追いかけるのではなく、文章に込められた情景や感情を読みほぐしていくというよな感覚で読むといい作品だと思います。
さて、ストーリーですが、主人公が何十回、何百回と、同じ日を繰り返すうちに、自分の生きる意味、生かされている意味に気付き、その使命を果たそうとすることによって、無限地獄のような世界から脱出できるというお話です。
私たちも毎日毎日、同じ家族と朝を迎え、同じ電車で通勤し、同じ職場で、同じ人たちと、同じような会話を繰り返しています。
生きる意味や、自分の存在について考えることなどなく、ある意味、惰性的に毎日を過ごしています。
人生の半分を過ぎた、いまこの歳になって、これからの自分の生き方について、また考えてみたいと思います。
★★★3つです。