「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

評判通り微妙・・・「SOSの猿」by伊坂幸太郎

2015年05月27日 | 小説レビュー
~三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。
奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。
「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?そもそも答えは存在するの?面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成。「BOOK」データベースより


伊坂ファンの図書館の人をもってしても「これは微妙なんですよぉ。あまりオススメできません」との前評判を聞いてから読み始めました。

しかし、前半の導入部分は「そうかぁ?結構面白そうやん!」と、スラスラと読みすすめましたが、途中からイマイチな展開になってきて、スピードダウン(--;)

「きっとこれは、伊坂幸太郎ファンの人が伊坂幸太郎になりきって書いてるんちゃうの?」と思いたくなるようなグダグダの展開になり、最後には登場人物の言葉を借りて読者に説明するような感じになってきました。

クライマックス?では、広げた風呂敷をムリヤリ畳むような感じでエンディングを迎えました。

僕は自他共に認める「伊坂幸太郎ファン」ですが、この作品は一番面白くなかったです。非常に残念です。

図書館の人に感想を述べると「やっぱり(^o^;)伊坂さんも何かのインタビュー記事で『ちょっと新しい世界に挑戦しようかなと思って・・・、このSOSの猿を書きました。』って、言ってはりました。この作品から2、3作は私もイマイチなんです」とのことでした。

まぁ、何はともあれ、これをもって、私の通う図書館にある伊坂作品は全て読み終えましたので、しばらく、色んな作者の小説に世界を広げていきたいと思います。

★★☆2.5です。
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現代の若者は複雑よなぁ「何者」by朝井リョウ

2015年05月20日 | 小説レビュー
~就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。
光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから―。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。
だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて…。直木賞受賞作。「BOOK」データベースより


同僚のススメで読んでみた「何者」ですが、4分の3ぐらいまでは、なんの抑揚もなく進んでいきます。

しかし、瑞月さんの雄叫び?のあたりから、物語は一気に加速し、最後の30ページほどは凄まじい言葉の応酬?があり、「うぉー!これはスゴい(°Д°)!」と、唸らされます。

インターネットに完全に依存している現代社会の病巣というか、息苦しさの核心を見事に貫いている作品といえるでしょう!

しかし、読み終えたあとは、人間不信になると同時に、自分の生き方、歩んできた道のりに対して、かなり自信喪失します(T_T)

よって、あまりオススメはしませんが、興味のある方はご一読下さい。

★★★3つです。
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太陽が丘にて!

2015年05月17日 | 家族・友達
昨日は次女の招待試合で岐阜の大垣市まで遠征でした。今日は長女の高校バレーの大会の応援で太陽が丘に来てます。

メチャメチャいい天気の芝生日和ですが、残念ながら体育館です。

高校バレーボールも、学校の力の入れ具合の差が大きいように感じます。

上位校同士の対戦は、とてもレベルが高くて、観ていて楽しいです!
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爽やか度ハンパない「終末のフール」by伊坂幸太郎

2015年05月16日 | 小説レビュー
~八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。
当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。
仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。
家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?
今日を生きることの意味を知る物語。「BOOK」データベースより


伊坂幸太郎さんの短編集です。8つの物語が収められているのですが、その一つひとつに、スゴく意味があり、重みがあります。でも伊坂さんらしい清涼感に包まれた一冊です。

それぞれの物語の登場人物が、別の物語の中にさりげなく登場したりして、「宝探し」的な楽しみ方もあります。

「人生」、「生き方」など、簡単に口にしがちな言葉ですが、伊坂さんにかかると、何気ない会話にも、スゴく考えさせられます。

僕自身も、ダラダラと惰性で生きている訳ではないですが、「生きる意味」を見つめ直す良い機会となりました。

伊坂ファンはもちろんのこと、初めて伊坂作品を読む人にもおすすめの一冊ですな!

★★★☆3.5です。
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京都市ベスト4まで来ました!

2015年05月05日 | 家族・友達
このGWに開幕した、「京都市中学校バレーボール春期大会」ですが、5月3日、4日の戦いを何とか勝ち進み、今日の準々決勝(伏見港公園)に臨みます!

ここまできたら、あとは気持ちで、行けるとこまで行ってほしいものです!

ガンバレo(^o^)oo(^o^)oガンバレ
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祝!ブログ開設10周年!

2015年05月04日 | 雑感・日記的な
2005年の5月1日から始まった当ブログも、何とか10周年を迎えることができました!

積み上げた記事は「1974回」
\(^-^)/我ながらよく書いてきたもんだと思いますよ。

10年ひと昔と言いますが、本当に、はるか遠い日々ですな(^o^;)

娘たちは、16歳、14歳になりますし、周辺の環境も一変しています。

まだまだ、これからどうなっていくのかわかりませんが、平穏で幸せな時間が長く続くことを祈ってます。
(*^人^*)
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