若島正・詰将棋解答選手権実行委員長からのメッセージです。
詰将棋にはまったきっかけは、今でも思い出せる。初めて『詰将棋パラダイス』という雑誌を手にした、その昭和40年9月号(つまり今から40年以上も前のことです)に載っていた酒井克彦さんの5手詰が、どうしても解けなかったのだ。
解答応募の期間は1カ月あり、そのあいだにありとあらゆる手をためしてみたつもりだったが、どうやっても詰まない。図面が間違っているんじゃないか、とまで思った。そして、この順は詰まないとわかっていながら、「47桂、45玉、23馬、同馬、35金まで5手詰」とハガキに鉛筆で書いて出したときの、あのくやしさ! そして結果発表を見てみたら、まったく読みになかったとんでもない絶妙手で、たしかに詰んでいると知ったときの、あの驚き! たった5手詰でこんなに難しいんだから、詰将棋というのはどれだけ奥が深い世界なんだろうか……と、茫然としたものだった。
この5手詰、正解は書かないでおくので、自分の力で解いてみてほしい。そして、そのすばらしさに感嘆してほしい。
わたしが酒井克彦さんの5手詰で身をもって体験したセンス・オブ・ワンダーを、解答選手権の初級戦に参加する方たちにも味わってもらいたい、そう切に思いながら、初級戦の準備をすすめている。一人でも多くの方々の参加をお待ちしています。
初手がかなり難しいですね。
持ち駒を使い切らせるような最善の応手(逃げ方)を答えるのが正解になります.
苦戦するとは思いませんでした。
時間は測ってないですけど、30分は
ゆうに超えています(苦笑)。
これでは選手権に出られませんね。
実戦でもよくやらかすんですよね。