わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

帆船

2012-12-05 | 日記
 ロサンゼルスでの在外投票が今日から始まりますが、未だに誰に入れるかを決めかねています。うーん、うーん… 私の場合、結婚した時に日本の戸籍上での所帯主になり、住所が本籍地の大阪になったので、長年住み、実家のある兵庫県西宮市ではなく、大阪市民として投票しなくっちゃならないので、増々、地元の状況とかが判らなくて困っちゃう。ああ、悩ましい…

 今日は選挙には行かず、レドンド・ビーチのハーバーに停泊中の帆船、レイディー・ワシントンを見に行きました。明日の朝には出港するので、写真を撮りに行こうと思って、何時に出るの?って聞いたら、まだ決めてない、だって。帆を張った姿を見たかったけど、そのために早朝から、何時になるかわからない出港を待つ気力は私にはない。来月末には、今度はお隣のサン・ペドロの港に来て模擬戦闘をするので、その時には写真を撮りに行きたいな。模擬戦闘に参加もできるんだけど、参加費用が40ドル。ちょっとそれ、お高いわ~



18世紀の船員コスチュームの乗員が見張りについてます
若息子が登りたがってました


 レイディー・ワシントンは小さいけれど、優雅な姿の船でした。その名の所以となった、マーサ・ワシントンさんとは似ても似つかぬ華奢で可憐な姿…とか言ったら失礼ですかww

参考画像:マーサ・ワシントンさん

 この船は、映画「パイレーツ・オブ・カビリアン」にも、劇中名、インターセプター号で出演したそうです。船の説明書によると、Lady Washingtonは、最初に日本を訪れたアメリカ船籍の船なんだとか。既にオリエントと陶磁器やお茶を交易していた船長、ジョン・ケンドリックが、1791年5月に日本に来航して取引を持ちかけたけど、鎖国中だし、ったんで断られたんだって。あら、残念。ちなみに、このケンドリック船長、様々な逸話を持つ伝説のシーマンですが、最期は味方の祝砲に混ざっていた実弾に中って亡くなったらしい。とほほ…

 乗船しての見学には、一人3ドルの寄付が必要です。小さい船のほんの一部を見るだけには高いけど、船の維持費のための寄付なので、ここは渋らず支払います。船内には、本当に発射できる小型の大砲(長さ70cmくらい)も二機搭載。模擬戦闘って、このちっこいキャノンでやるの?オリジナルのLady Washington号は、1798年にフィリピン沖で沈没。この船は1998年に完成したレプリカです。まだ、アメリカにお金のあった頃だから出来たことなんでしょう。それを思っても、就任前には国庫に余剰があったのに、今や巨額の赤字を抱えるほどに浪費した子藪大統領時代は、本当に暗黒時代と言わざるをえません。

 もし昔の日本が鎖国ではなく、大海に乗り出してたら…って妄想しませんか?遠洋航海に乗り出す造船・操船技術だって、きっと、やると決めたら日本人は能力と技術があったと思うし、船乗りの大敵・壊血病なんかも、日本の食べ物なら克服できそうじゃありませんか?釣った魚は刺身かお酢で締めて保存食、ビタミン類は船に大根とか芋とか柿干してつるしとく。大根がずらーっと干してある帆船もまた乙なもの…かもよ??



ここってテーブルタグ、使えるかな?

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