わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

リリーのすべて(真実は映画とは別物だった)

2016-04-10 | 映画・ドラマ
リリーのすべて」、原題「Danish Girl(デンマークの女性)」は、世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベの伝記映画で、今時、旬のエディ・レッドメインがリリー/エイナル・モーゲンスを演じ、妻、ゲルダ・ヴェゲネルを演じたアリシア・ヴィキャンデルが、アカデミー賞助演女優賞を受賞しました。1920年代に性転換手術を受けるという衝撃的な内容ですが、映画の主点はエルベさんを支え続ける奥さんとのラブストーリーであり、たいそう美しいアールヌーボウ風の画面造りです。Wiki先生によりますと、本当はエルベさんは世界最初ではないし、奥さんも映画ほどは献身的ではなく、二人を支える素敵なお友達は創作上のキャラクターだそうで、どこが実話やねん?!なのですが、これは実際の出来事にインスピレーションを得た物語と思ったほうが正しいようです。

 以下、Wiki先生の説明を簡単にまとめますと、リリーに先立って性転換手術を受けたのは、子供の頃から「女の子らしく振る舞う」傾向のあった、1981年生まれのルドルフ・リヒター(a.k.a.ドーラ・リヒター)さんで、1922年に自ら望んで去勢、自分でもその経験を出版したり、彼女のケースはケーススタディーとして発表されたりしました。リヒターさんは1931年にはは陰茎を切断し、膣形成手術を受けました。リリーも、大々的に脚光を浴びたこのケースに惹かれて、同研究所で去勢・陰茎切断手術を1931年に受けますが、同年9月に、5度目の手術である子宮移植による感染症によって亡くなります。ナチスによる焚書や、リリーが手術を受けたドレスデン女性診療所が爆撃で燃え落ちたせいもあり、手術の詳細は今となっては分かりません。

 手術を受けた時、リリーは47歳で、亡くなった時は48歳。映画よりトシ食ってるし、ゲルダと結婚してからは26年が経っていました。ちなみに、ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルは、撮影時に26歳だったそう。そそて、ゲルダは、映画のように、手術や死の際にもリリーの側に付き添っていたわけではなくて、二番目の旦那とイタリアにいたんだって。実は二人は、リリーが性転換手術を受ける前、1930年には離婚していたのだそう。

 ところで、Gerda Wegenerで画像検索すると、百合っぽいエロティックな画像が一杯出てきます。実はエロ画絵師だったんですね。映画では、ゲルダに絵のモデルを頼まれて女装したら目覚めちゃったとなっているけど、ゲルダは元々、そっちのケがあったようです。だとしたら、夫だけど、百合のお相手でもあるという、一粒で二度美味しいパートナーだから、夫の女装趣味に積極的だった?なんて勘ぐっちゃうわ。


 エディ・レッドメインは、仕草や表情は可愛らしい女性のそれだけど、女装姿はやっぱゴツい。でも、デンマークの人って、さすがはバイキングの末裔だけあってフツーにごついから、いいのかな?去年はスティーブン・ホーキンス博士を演じてアカデミー賞を受賞しましたが、今年もノミネートされていましたが、今年はデカプリオさんの出来レースっぽかったので二年連続受賞とはなりませんでしたが、ワケありな特殊亭主で2年連続、高い評価を受けたと。デカプリオさんは、眉間にシワ寄せて妻に悩む男役が多かったけど、こちらは妻を悩ませる方でしょうか。

 ともあれ、画面の美しさと、わんこの可愛さを、小さなエコノミークラスの椅子の背もたれに嵌めこまれたちっこい画面でも十分に楽しめる良作でした。ジャックラッセルはほんと、かわいいよね~。息子たちの「永遠のお兄ちゃん犬」である、かまって(←犬の名前)、そして、LAにいるサイモンがジャックラッセル・ミックスなんで、わたしゃ、この犬種には超弱いのよ。
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