コリアンジャパニーズ

韓国系日本人のひとりごと

自衛隊と地方参政権

2010-02-17 22:14:03 | インポート

外国人の地方参政権法案なるものを民主党が出すという。はっきり言って大反対だ。参政権は国民固有の権利である。

んなことを考えていると、高校生のころの自分を思い出した。高校2年のころ、勉強が嫌いで自衛隊に入りたいと考えたことがあった。その話を父にしたところ、国籍がないから入れないと諭された。そう、そのころ自分はまだ韓国人だった。それでも軍人になりたくて、フランス外人部隊にはどうしたら入隊できるか調べたりした。結局、普通に勉強するほうが楽だと思い、けっこう勉強して、いちおう有名な大学に入ることができた。その後、自分は帰化し、日本人になった。建前上はすべての公務員になれるので、自衛隊に入ることも不可能ではないのだが、もうその気はなかった。

高校2年のあのとき、国籍の足かせがなかったら、私は軍人になったのかもしれない。そうならなかった自分は、希望の職業につき、「まあ幸せ」の人生を歩んでいるのだが、もし軍人になっていたらどんな人生を送っていたのだろうかと考えてみる。もちろん答えはない。

外国人が、その地方で生きているのだから地方参政権くらい与えていいと主張する人々がいる。決まって醜い顔をしている。おおやけのことよりも仲間のこと、自国よりも外国のこと、他人よりも自分だけのことを大事にする、ずるい卑怯者で、絶対に信用できない、友達にはなりたくない人たちである。

人間は制約の中で生きている。本当の自由は神様にしかないのだろう。そして人は神ではない。制約の中の自由を人は楽しむ。制約は人の人生を左右するけれど、その制約は、移動・思想・表現の自由を侵さない限り、仕方のない制約なのだ。

在日韓国人よ、日本の参政権よりも、祖国の在外参政権を望みなさい。