コピーライターを目指す人の日記

言葉と、人と、文章を書くことが、僕はきっと好きです。

恥ずかしい話

2014-05-30 22:59:19 | 日記
おっさんがまたキレた。
(おっさんについては「おっさんに学ぶ」という日記を読んでください。)

キレた理由については
もう書きません。

「帰るぞ!」
と言い出したので、
僕はいつものように無視し、
店次長のもとへ向かいました。

今まで書いていませんでしたが、
前回以降もおっさんは問題を起こし続けていました。

今度こそ、
辞めさせるべく話をしてくれるだろうと思いました。


僕の願いも虚しく、
20秒ぐらい話して店次長は去っていきました。

失望。憎悪。

待てよ。
俺も直接おっさんに言わなければ
事なかれ主義の大人と一緒ではないのか。
仕事人として
やっぱりおっさんにきつく当たるべきなんじゃないだろうか。
どう考えても今回ばかりは
おっさんを辞めさせるのが仕事だと思うが。
だけど、俺はこの仕事を一生続けるわけじゃない。
そんなことで夢に影響する何かがあってはいけない。
やっぱりもう存在を無視すべきか。


悶々としたままの休憩時間。

iPadで、
被災地で津波に流された写真を
復元して持ち主に返そうと
懸命に戦っている人がいることを知りました。

そんな途方もないことを。

そして、その人の
お父さんは自殺で亡くなったそうです。
会社の物置で首を吊って。

その時、その人は
わけもわからず写真を撮り続けたそうです。


休憩室だったけど、
周りに人がいたけど、
僕は泣きそうになりました。

なんだか自分がとても馬鹿げて
情けない存在に思えました。
もしかしたら僕は何か勘違いをして
ずっと生きているんじゃないか。
そんな感覚に囚われました。

こういうことを知って、
「自分より不幸な人が」とか
「この人たちも頑張っているんだから」とか、
そんなモチベーションの上げ方は好きじゃないけど、
こういうことを思うことで生まれる何かがあると
僕は思っています。
それは大事にしていきたい。


勤務後、
明日締め切りのラジオCMのコンペの
提出をするために、
ネットカフェに向かいました。
到着して鞄を見ると
持ってきたはずの下書き用ルーズリーフがありません。

なんと、勤務先に忘れていたのです。
顔から火が出るとはこのことです。

見事に職場の人に見られていました。

久し振りにこんなに恥ずかしい思いをしました。
と同時に、
ラジオCMを書くって結構恥ずかしいことなんだな、
と今さらながら気付きました。

僕はこういう時、
神様のような人知を超えた存在が
僕や物事を動かしているんだ、
と思うようにしています。


僕はそもそも恥ずかしいことをしようとしているんだな、
と思えるきっかけになりました。

考えてみれば、
エンターテイメントはそもそも恥ずかしいものだな、と。
(コピーやCMはエンターテイメントではありませんが。)

映画を作ることや、脚本を考えることや、
演じること、小説を書くこと、
漫画を書くこと、音楽を作ること。
どれも全部、そもそも恥ずかしいことだな、と。

もはや「作る」ことそのものは、
恥ずかしいことなのかもしれない。

その恥ずかしさを越えて
それをやりたいと思える人が
エンターテイメントを作っていく、
つまり世の中を面白くしていくんだな、
と思いました。

だったら僕はそっち側に行きたい。

転職活動開始まで残り2ヶ月。
明後日には親にも告げる。
だからこのタイミングで
ちょっとばかし、職場にバレたってよかったんだろう。

というか、
どっかの誰かにバラされたな、
と僕は思っています。

なんだか感情が
いろんな方向へ揺さぶられる一日でした。


明日の座右の銘は
「あとはもう進むしかない。」

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帰省の話

2014-05-29 23:33:52 | 日記
6月1日、
ばあちゃんの二回忌で
故郷の広島へ帰る。

その件で母ちゃんと久し振りに電話をした。
母ちゃんは妙に嬉しそうだった。
まるで恋人と電話しているかのようで、
若干引いてしまった。(笑)

二年前に亡くなったのは、
父方のばあちゃんで、
母方のばあちゃんにも会いに行く予定だ。
とても楽しみにしてくれているらしい。


「走れ、親孝行。」

(前回の宣伝会議賞の眞木準賞、
協賛企業「西日本高速道路」の古橋亮羽さんのコピー。)



コピーやラジオCMを書き溜めたルーズリーフの束と、
iPadを見せて、
父ちゃんと母ちゃんに伝えようと思う。

コピーライターになりたい、と。
今の環境よりも向かいたい場所がある、と。

説得よりも、
納得と理解を。

それができなければ
僕がコピーライターを目指す資格はない。
父ちゃんと母ちゃんには
たくさんの迷惑と心配をかけたから。


ああ、
愛犬に会いたい。

前回帰った時、
最初忘れられてたんだよなあ。(笑)
ショックだったなあ。

今回は覚えてますように。

明日の座右の銘は
「走れ、親孝行。」

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原因の話

2014-05-28 23:51:00 | 日記
「自分の非を認めることができるかどうか」

「自分に原因を見つけることができるかどうか」
は似てるようで、
きっと全く違う。

「自分の非を認めることができるかどうか」
という視点で物事を考えてしまうと、
問題が起こった時、
「自分に非があるか」をまず考えてしまう。
「非がない理由探し」になってしまう。

そして非がないと判明した時、
問題と自分の距離は急激に遠くなる。
せっかくの「感じることができたこと」や「学び」を
逃してしまう。


「自分に原因を見つけることができるかどうか」
という視点には、
「問題を起こしたのは誰か?」という
犯人探しの感覚がない。

「ともあれ、自分にできたことはなかったか?」
という意識で問題について考え、
学びを得ることができる。

それは突き詰めていけば
きりがないから、
辛いことではある。
そして、一見、損をしているようにも見える。

でも、実は損ではない。
断じて。

学び、変わることができる人間が
自分も人も幸せにできると
僕は信じている。


偉そうに言ってるけど、
僕ができているわけじゃない。
そうありたいと思う。


明日の座右の銘は
「自分に原因を探す」。

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幹事の話

2014-05-28 00:51:52 | 日記
今日は
少し遅くなってしまった
新入社員歓迎会だった。

僕は幹事をした。

僕の職場には同期がいるが、
僕は率先して幹事をやるようにしている。

学べることがあると思うからだ。

社会人になって
飲み会の幹事は3回目になるのだけど、
だいぶ要領を掴んできた。

お釣り用に小銭とお札を多めに準備しておく。
会場の入り口で会費と最初のドリンクの注文を聞いておく。
人数が残り2~3名になったところで、先にドリンクを注文しておく。

考えてみると、仕事と同じで
失敗する→仮説を立てる→検証する→成功する→継続する
この繰り返しだ。

その他にも学べることがある。

幹事をすると
毎回と言っていいほどクレームがくる。

「会費が高い。」
「店が悪い。」
「時間が悪い。」
「日にちが悪い。」

言う方は何気無く言っていることはわかるけれど、
言われる方の幹事は毎回いろんな方向から言われるから
たまったもんじゃない。

それでも逆ギレすることなく冷静に
なるべく参加者の総意に合うように調整する。

幹事を繰り返していると
案外、メンタルの強化にもなると思う。


今日は
特に問題なくスムーズに進んだ。

普段、あまり人を褒めない人から
「だいぶ慣れてきたな。」と言われた。


苦労から逃げなければ、
人生はわりと楽しい。

明日の座右の銘は
「苦労から逃げなければ、人生はわりと楽しい。」

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すべらない話の話

2014-05-26 22:53:07 | 日記
「すべらない話」に出たことがある。
もちろん本物じゃない。


高校の頃、国語の先生が
受け持つクラスで文化祭のイベントを
「すべらない話」にしようと考えていて、
それを別のクラスである僕らに
相談してきた。

僕は無責任に
「めっちゃいいじゃん!」
(生意気にもタメ口で)とか言って、
国語の授業の度に、
「どうなってる?」としつこく聞いていた。

いよいよ形になりそうだ、
という時に、
参加者は全校生徒から募るということを聞いた。

はっきりと覚えてはいないのだけど、
僕はいつのまにか出場が決まっていた。

確かに僕はどちらかと言えば陽気な生徒だったが、
みんなに笑いを提供できるほどの人間ではなかった。
それを自覚もしていたのだけど、
これだけ「やれ!やれ!」と煽っておいて
「出てくれ」と言われて逃げられる人間じゃなかった。

思えば僕には昔からそういうところがあったのだと思い出す。


そういえば漫才もした。

それも経緯は覚えていないのだけど、
なぜか僕と友人で、みんなの前で
漫才をしなければいけないことになった。

僕は必死にネタを考えた。
その作業は結構楽しいもので、
「これはなかなかのものができたんじゃないか?」
なんて思ったりもした。

そしてある日の休憩時間、
何人かの前で生まれて初めて漫才を披露した。
見る友人たちは漫才自体に期待はしておらず、
どちらかというと
スベらせて僕らをバカにして楽しもうとしていた。

(イジメじゃないですよ。笑 念のため。)

それが予想に反して
僕らの漫才は面白かったらしく、
誇張ではなく、爆笑の渦となった。

あの時の感動は
今、考えてもなかなか貴重な種類の感動だった。

自分が作った表現で
人のこんな笑顔を作れるのか、と
本当に感動した。


なんだか結局、
昔の僕が土台になってんだなあ、と思う。

明日の座右の銘は
「笑う門には福来たる」。

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