これも花・あれも花

草月流生花教室でのあれこれと
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パリ・日本女性シェフのレストラン

2010-02-25 | 日々の出来事
日本人女性が自力でお店を持った特集が
「料理通信3月号」に載っています

表紙を飾ったのはパティシエで三ツ星レストランで働いている
NAGANO KEIKOさん


見開きで紹介されているのが、昨年10月にオープンした
「SOUS les cerisiers」 ス・レ・スリジエ

       オーナーの フランク サクラさん(左端)とスタッフ
 
力強いフランスの素材に、和の優しさを織り込んだクリエイティブな料理が、
今パリでは評判になっている



パリの雑誌 marie claire maison の3・4月号 3ぺージの特集が載っている
 



有名な写真家が撮った写真は、繊細で美しい
右上の抹茶テラミスは京都の宇治から抹茶を取り寄せて
使っているため香りが素晴らしいと評判
 



食材に拘って、帰国したおりには全国各地を飛び回り、生産者と直接話をし
自分の舌で確認して納得したものを仕入れているとか

食材費が高いのではと尋ねると、「おいしい!」「ちょっと他とは違うわ」と
一つ一つのお料理をそう感じていただけたら嬉しいと、苦労も厭わない
 
 右下のフォアグラの寿司は京味噌に漬けておいたもの、これも大評判に
もう一度食べに行きたい、そうだゴールデンウィークに行ってみよう

ス・レ・スリジエ
http://www.souslescerisiers.com/

桃の花の生け花

2010-02-20 | お花・お教室
桃の節句と言えば 桃の花と菜の花が定番の花材。
3月3日には少々早いですが、今日は桃の花の生け花です。

店主の内海さんもお稽古に参加。初めての生け花デビューです。
着物に襷掛けをきりりと締めて、みんな鮮やかな手さばきに
みとれてしまいました。

着物の柄と生け花は空間の取り方や色合わせなど、共通する
ところがあると、興味津津。質問もかなり専門的。お花の
向きや枝の選び方など、初めてとはとても思えない感性です。


初めてのお稽古ですので「生け花の歴史」や、カリキュラムの構成等を
簡単にお話ししました。

お稽古中のみなさんの耳がダンボに。
すっかり忘れていたお話や、初心者指導の仕方が思い出されて
良かったと、後で話していました。
全く初めての方が入ってくださると、経験者の刺激になって良いわ。


千歳屋さんのHP 3月にはお茶会、新内の会等、
色々な企画が予定されています。興味のある方はアクセスしてね。↓

http://kimono.chitoseya.com/

ブログde生け花教室(2)

2010-02-19 | お花・お教室
狛江教室 花材:啓桜・チューリップ・菜の花

加藤さんの作品

第三応用傾真型 2本の桜が主枝と副、真中に控のチューリップと菜の花
 右のチューリップが心持左によると、控の空間がが引き締まってきます。     





長野さんの作品

自由生け テーマ(複数の花器に生ける)
 
上の作品と全く同じ花材で生けていますが、花器を複数にすることで
 この場合は大きな作品になりました。
 春を待っていたチューリップが首をのばして背比べ、そんな
 微笑ましい感じの作品です。


ブログde生け花教室(1)

2010-02-15 | お花・お教室
花材: 啓翁桜・チューリップ・マーガレット

狛江教室の生徒さんの作品です。

①主になる桜の枝を立てて後ろに挿した作品です。
 縦に伸びやかさを出しています。チューリップの位置もきれいです。
 でも、枝の伸びやかさや枝ぶりの個性がいま一つ生かされていません。

私からのアドバイス
 
 主になる桜の枝を左斜めに倒して生けてみたら?

②そこでこの作品になりました。ご本人も傾真型のこの方が良いと
 納得しています。

 指導のポイント
 ご本人の作品をなるべく崩さない。1本動かすことにより作品が
 映えるという程度に。
 特に、本人が気に入っている部分を大切に生かしてあげられるような
 アドバイスをすることが大事。
 
 初心者ほど手直しは最小限にして、お花を生ける楽しさを失わなせ
 ないような配慮が大切。

 ②

 先ず生け始める前に、花材を良く見ること。植物のもつ特徴や個性を
 どう生かすか、枝の形、花の色等を頭に入れ、イマジネーションをもって
 次に花器を選ぶようにします。
 

ビックサイトで、フラワーク

2010-02-10 | お花・お教室
「東京眼鏡協同組合」と「草月流南支部」とのコラボレーションで、
「メガネと春」をテーマに会場の7ヶ所でに生け花を展示します。
2月9日~11日迄西3ホールにて。

朝8時集合。私たちのチームは8人。皆さん個性的な方ばかり。
どんな展開になるやら楽しみ。事前に何回か打ち合わせをし、
意思統一しての現場での制作。

ディスプレーの台座の周りをビニールシートでしっかり養生します。
花材の搬入。2m50㎝の青竹2本 金色に染めた割り竹と青竹 レンギョ80本


もくもくと下にもぐって刺し口を確認し、手直ししている若手の町野さん



青竹2本をすっきり立たせて、レンギョを生けていきました。

デッサンの時には金色に染めて割りだけを何本かレンギョの上の方に
浮かして掛ける予定だったが、思ったより割り竹が細かったので
4本まとめたまま構成しようと提案。


       急遽4本の割り竹でメガネをイメージするように
       八の字にひねり青竹にドリルでで穴を開けてワイヤーで
       止めていきます。力仕事です。
       (花半さんの援軍ありがとうございました)
           



正面から見た作品 完成し、ライトアップしたた時は思わず拍手!
思った以上の仕上がりに、少々興奮、この瞬間が嬉しい!
みんなの力が一つになるって素晴らしいわ。個性の強い人ばかりで
どうなる事やらと少々心配だったけど、ホッと一安心。
これに満足しないで、さらに良い作品を制作できるように、今回の
反省をしっかりして次に生かさなくちゃね。

最後の最後までチェックを怠らない酒井さん
リーダーとしてのまとめ役、お疲れ様でした。


         左から見た作品 
         

右から見た作品





         

和服店 千歳屋でお花を生ける

2010-02-08 | お花・お教室
祖師谷大蔵徒歩2分。庶民的な祖師谷には珍しく
高級感の有るゆったりした店内。ディスプレーのセンスも素敵。
店員さんは全員和服姿できびきびと働いています。何だか和服が着たくなるわ。

この店舗の二階でお稽古をすることにしました。
お部屋は広々とした畳敷き。床の間も次の間もある。まるで高級料亭の感が。

此処で現在は、着付け教室・裏千家のお茶・シンナイ・三味線等のお稽古が
行われています。きれいな場所で気持ちの良いお稽古ができそうです。


           清水花子さんの作品 
            床の間に生けると品が出ますね。
            

         
椎名恵子さんの作品  
 桜の木が重いので剣山に挿すのに苦労していました。         


         村越祥子さんの作品 
          ミモザをゆったりと挿したので優しい春の雰囲気がでました。
               


  ショーウインドには私の作品を。
    ガラスが光って写真が見にくい!
    お稽古の花なのでちょっと花材不足ね。
    翁桜が咲いてくれると華やかになるわ。
      
 


花材は 啓翁桜・ミモザアカシア・チューリップ 同じ花材でも
生け方で雰囲気が大分変るでしょ?



千歳屋さんのHPです 覗いてみてね。
http://www.chitoseya.com/

レンギョを剣山なしで生ける

2010-02-07 | お花・お教室
祖師谷教室の椎名さんが剣山無しの作品を練習しました。
      (普通は剣山に枝を挿して固定させます)

先ずレンギョの枝振りをよく観察、斜めに生けたい枝は切り口を斜めにし、
真直ぐ生けたい枝は真直ぐに、花器の底にしっかり密着するように切ります。

3本の枝がぐら付かないで、しっかり立たせることです。
息を止めるような緊張感で集中していました。なんとか立ちました。
でも、花を入れるとその重みで重心が傾き倒れてしまいました。

恐る恐る細くて軽い花を入れてみます。花が軽いので重心を
狂わせることがありません。(左側)

さあ、さあ少し重たいチューリップを入れてみましょう。
     
            何とか立っています。ほっと肩の力が抜ける瞬間です。
            初歩の剣山無しは3本の枝を均等に立たせて枝を上で
            絡ませたり、針金で目立たないように留めます。
            
もう少し上達すると構成ももっと複雑に楽しいものになります。
これからが楽しみな椎名さんです。    

春の花材

2010-02-01 | お花・お教室
春の定番の花材、雪柳と麦、金魚草を生けました。

今日のテーマは 縦長に生けるです。

まず、雪柳と麦を高く生けていきます。
雪柳は下枝を整理して足元をすっきりさせて、
上のほうで自由に暴れさせています。麦は真直ぐに伸びやかに


手前に金魚草、後ろに小菊を入れて奥行きをだしています。
狛江教室小学3年生の平川乃彩さんの作品です。小学生とは思えない
すっきりとした作品です。
                                 
        麦と雪柳を近くで見ると、春を待つ勢いが感じられますね。