ぐんま天文台で開講されている天文学校「太陽」を現在受講中です。
そのメモです。
1:参加理由
星のスペクトルの解析手順について学べる機会として受講
2:参加者
13名:団塊の世代前後より上の方中心
昔は紅顔の天文少年少女だったろう人たち(小生も!?)、
天文学の知識はあるがパソコン操作がおぼつかない人もいる
3:講習期間
全4回、10/1,10/20,11/5.1/14(10:00-16:00)
4:講師:ぐんま天文台、中道先生,倉林先生他
第1回 10月1日
1)スペクトルについて概論
2)太陽望遠鏡見学
普段は公開していないので貴重な体験、30cm主望遠鏡をHα像、プロミネンス像など撮影用屈折望遠鏡5台がとりかこむ。
この見学はドームにいくのに、はしごの昇降などあり高所恐怖症の人にはむかないかも
3)簡易分光器の制作
午後は回折格子を使った簡易分光器を制作した
完成した簡易分光器で太陽光やナトリウム光のスペクトルを観察
小学生の図画工作のような気がしていたが、受講者のひとりがスリットを鉛筆削りの刃2枚で幅を調整できるように加工し、スペクトルをデジカメで撮影した写真を2回目にもってきた。暗線もはっきり出ていて受講者&講師全員ビックリ!
前回は撮影したデジタル画像を加工して、分光解析ソフトBeSpecに取り込んでスペクトル同定の作業までやってきた
やる気さえあれば出来るということをみせつけられました(脱帽!)
第2回 10月20日
分光解析ソフトBeSpecの操作実習
本来の研究用はIRAFという分光解析ソフトを使うとのことだがOSがUNIXのため、WINDOWS上で走るBeSpecをこの講座では使用とのこと
1)事前に撮影された太陽スペクトルイメージ
太い黒い線がHα?
2)プロッテイング
ぐんま天文台の太陽望遠鏡に設置されているCCDは縦1024X横1530ピクセルなので横軸は各ピクセルの位置、縦軸は相対強度である
3)あらかじめ入手してある波長テーブルファイルから10ポイント位選ぶ
4)目星をつけた吸収線と波長テーブルファイルのポイントをあわせる
5)波長とピクセルの関係式を確認
6)波長校正をおこなう(横軸が波長になったグラフ)
第3回 11月5日
今回は晴れたので実際に太陽望遠鏡でスペクトルを観察する
プロミネンス部分のスペクトルを確認
暗線と輝線の違いを理解
CCDでプロミネンス部分の撮影
午後は清水実先生より太陽望遠鏡についての講義
三鷹天文台のアインシュタイン塔の構造などもなんとなく解ったような・・・
プロミネンスのスペクトルからドップラー効果の検証を試みるためにドップラー効果の解説
太陽望遠鏡で山陰に沈む太陽を観察して今回の授業は終了
次回はプロミネンスのスペクトル解析とのこと
(中央にチョコッと飛び出しているのがプロミネンス、プロミネンスに分光器のスリットをあててCCD撮影をするのを見学した)
近くの温泉で一休みして夜の占有観望にむかう
ぐんま天文台駐車場からみる夜空は1面の星で天の川もわかる
火星接近のためか、夜の観望には500人をこす来館者があったそうで駐車場は満杯、
今回は初めての観察望遠鏡Bで(口径25cm)でスターガイド付
最初操作にとまどうが、やっとガイド鏡に火星(!?)を入れてガイド調整終了
主鏡に設置したデジカメのピント調整に手間取っているうちにあれだけ晴れていた、空が突然曇り空に、
2時間ほど待機するも天候回復の見込みなしと判断して撤収(泣)
一枚も写真はとれず、それでも火星はでかかった。
残念!
そのメモです。
1:参加理由
星のスペクトルの解析手順について学べる機会として受講
2:参加者
13名:団塊の世代前後より上の方中心
昔は紅顔の天文少年少女だったろう人たち(小生も!?)、
天文学の知識はあるがパソコン操作がおぼつかない人もいる
3:講習期間
全4回、10/1,10/20,11/5.1/14(10:00-16:00)
4:講師:ぐんま天文台、中道先生,倉林先生他
第1回 10月1日
1)スペクトルについて概論
2)太陽望遠鏡見学
普段は公開していないので貴重な体験、30cm主望遠鏡をHα像、プロミネンス像など撮影用屈折望遠鏡5台がとりかこむ。
この見学はドームにいくのに、はしごの昇降などあり高所恐怖症の人にはむかないかも
3)簡易分光器の制作
午後は回折格子を使った簡易分光器を制作した
完成した簡易分光器で太陽光やナトリウム光のスペクトルを観察
小学生の図画工作のような気がしていたが、受講者のひとりがスリットを鉛筆削りの刃2枚で幅を調整できるように加工し、スペクトルをデジカメで撮影した写真を2回目にもってきた。暗線もはっきり出ていて受講者&講師全員ビックリ!
前回は撮影したデジタル画像を加工して、分光解析ソフトBeSpecに取り込んでスペクトル同定の作業までやってきた
やる気さえあれば出来るということをみせつけられました(脱帽!)
第2回 10月20日
分光解析ソフトBeSpecの操作実習
本来の研究用はIRAFという分光解析ソフトを使うとのことだがOSがUNIXのため、WINDOWS上で走るBeSpecをこの講座では使用とのこと
1)事前に撮影された太陽スペクトルイメージ
太い黒い線がHα?
2)プロッテイング
ぐんま天文台の太陽望遠鏡に設置されているCCDは縦1024X横1530ピクセルなので横軸は各ピクセルの位置、縦軸は相対強度である
3)あらかじめ入手してある波長テーブルファイルから10ポイント位選ぶ
4)目星をつけた吸収線と波長テーブルファイルのポイントをあわせる
5)波長とピクセルの関係式を確認
6)波長校正をおこなう(横軸が波長になったグラフ)
第3回 11月5日
今回は晴れたので実際に太陽望遠鏡でスペクトルを観察する
プロミネンス部分のスペクトルを確認
暗線と輝線の違いを理解
CCDでプロミネンス部分の撮影
午後は清水実先生より太陽望遠鏡についての講義
三鷹天文台のアインシュタイン塔の構造などもなんとなく解ったような・・・
プロミネンスのスペクトルからドップラー効果の検証を試みるためにドップラー効果の解説
太陽望遠鏡で山陰に沈む太陽を観察して今回の授業は終了
次回はプロミネンスのスペクトル解析とのこと
(中央にチョコッと飛び出しているのがプロミネンス、プロミネンスに分光器のスリットをあててCCD撮影をするのを見学した)
近くの温泉で一休みして夜の占有観望にむかう
ぐんま天文台駐車場からみる夜空は1面の星で天の川もわかる
火星接近のためか、夜の観望には500人をこす来館者があったそうで駐車場は満杯、
今回は初めての観察望遠鏡Bで(口径25cm)でスターガイド付
最初操作にとまどうが、やっとガイド鏡に火星(!?)を入れてガイド調整終了
主鏡に設置したデジカメのピント調整に手間取っているうちにあれだけ晴れていた、空が突然曇り空に、
2時間ほど待機するも天候回復の見込みなしと判断して撤収(泣)
一枚も写真はとれず、それでも火星はでかかった。
残念!
太陽望遠鏡って何かミサイルが飛び出しそうで
凄いですね。
講義も4回に分けて行われるなど受講者の方々は勿論、講師陣の意気込みも並々ならぬものを
感じます。
簡易分光器、見た目はかわいいのですが工夫次第で
色々可能性が拡がりそうですね。蛍光灯や蝋燭の
火を分光してみるのも面白そう。
次回は来年1月にまた行かれるのですね。レポート
楽しみにさせていただきます。
アマチュアの凄さを感じました。
スペクトル観測、遊ぶネタは色々ありそうで楽しみです。