近代文明の弊[自分を見つめ]

無知で幸せな私が考える世の中

残業378時間って、どんな状況なんでしょう

2021-03-09 20:12:40 | 日記

まず、算数の勉強をしましょう。1日は24時間です、1か月を計算簡素化のため30日とします、これはいいですね。だいたい1か月は720時間です。定時の仕事時間(9:00~17:00)はだいたい出勤日22日×7時間=154時間です。まあ約160時間が普通の人の1か月の業務時間です。

では当事者の勤務時間を計算してみましょう。定時業務160+残業378=勤務時間538時間、なんと1か月720時間の内の538時間働いていたんですよね。538÷720≒0.75。1か月間の空気を吸っている時間の75%働いていたということ、1日当たり18時間働いていたわけです。寝る時間・食事・お風呂・TV視聴・通勤時間などの会社に拘束されていない時間はたった6時間ということなんですよ。家族との会話の時間は? どこにあるのでしょうか。いつ寝たのでしょうか? それが1か月以上続いたということですよ。

奴隷でも、もっと、ましじゃないでしょうか。奴隷は(病気・死で)壊れると商品価値がなくなるのでもう少しは丁寧に扱うと思いますよ。

私も若いころ(20歳代前半)、今から50年前(24時間働けますかの前時代)には月200時間以上の残業を経験した。それでも250時間ぐらいが最高だったかなぁ。
独身でした。仕事が楽しかった。そのころは、ほとんど家に帰らず会社に泊まることも多々あった。会社が、顧客が自分を必要としていると感じていた。その時は「今、何をすべきか」で行動した。
上司は丁寧に教育・補佐・補助してくれた。そのころに多くの知識・経験をどん欲に吸収した。今の僕があるのはあのころの上司と経験のおかげです。
ちゃんと払ってくれた残業代(基本給の約2倍)を合わせ収入は3倍、残業手当がつかない上司の課長を連れて飲みに行った(収入は課長をはるかに超えていた?)。課長にとってはブラックな会社だったのかなぁ。
私にとっては懐かしい記憶です。

何のために働いているのでしょうか? 
誰のために働いているのでしょうか?
断る・辞職という選択肢もある。逃げるのは恥じゃない。公務員にはストは認められていないが、集団行動の逃散はできるのでは? 職業の選択の自由があるのだから。

問題は働く環境でしょう。部下が次々と辞めていく部署の上司は有能と評価されるのかなぁ。会社に損害を与えているんじゃないの。逆評価は必要でしょう。いい加減にピラミットを壊して、フラットにしてよいのではないでしょうか。

パワハラが多い公務員には、上司が辞めた後に、元職の復帰採用があってもよいのでは?

 


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