追っかけタイ!

 
 
   ユース世代を追いかけて...
   サッカー他、スポーツ何でもこい。

エース意地の一発 決めた一部昇格! ~プリンスリーグ関東2009(4位決定戦)

2009-07-12 20:36:52 | 高校・ユースサッカー
 
まずは、二週連続でこのようなドラマティックなゲームを観戦できたことを幸せに感じます。どちらもロスタイムでのドラマでした。

今日は曇りの天候ながら、朝から蒸し暑く選手にとってはきついゲームとなることが容易に予想された。(湿度は120%くらい?あは。) 昇格決定戦は残留決定戦に負けず劣らずエキサイティングであり、観戦する者にとってはこんな面白いゲームはないのだが精神的にあまりよろしくない。

山梨と言えば県立の「韮崎高校」。しかし今日の対戦相手は他のスポーツでも最近台頭してきている「日本航空高校」。リーグ戦では、引き分けに終わっているだけにどちらも満を持して今日の一戦に懸けていたはず。しかし前週の佐野日大よりもきつい相手だったと思います。実力はほぼ互角と言っていいでしょう。

ホームという利もありましたが、最後まで諦めずに走りきった選手全員で勝ち得た勝利だったと思います。

おめでとう!


◆最終順位(2009.7.12)
1 位八千代高校1部昇格2 位湘南ベルマーレユース1部昇格
3 位市立船橋高校1部昇格4 位武南高校1部昇格
5 位日本航空高校2部残留6 位佐野日本大学高校2部残留
7 位桐蔭学園高校2部残留8 位浦和東高校2部残留
9 位國學院大學久我山高校プリンス降格10位鹿島高校プリンス降格
11位相洋高校プリンス降格12位桐生第一高校プリンス降格





◆プリンスリーグ関東2009 4位決定戦
  日時:平成21年 7月12日(日) 10:30   会場:埼玉スタジアム第4グラウンド
武南高校
2
1
前半
1
1
日本航空高校
1
後半
0
得点
前半 5分
8 成田悠人(10 岡部佑允)武南
前半43分
15 伊東拓也(8 赤塚知章)航空
後半44分
10 岡部佑允(8 成田悠人)武南






     <<武南start>>

        10岡部    21斉藤

       8成田
 13東                   9野溝

            14平野

 3冨永                   24和氣
         4石田   5南原

             1丸山

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

交替 後半19分 24和氣→ 2馬場(武南)
   後半22分 21斉藤→ 6細谷(武南)






前半

まだまだ互いに様子見という段階で先制点をものにする。



前半5分

 武南 遠くてあまりよく見えなかったので申し訳ない。
左サイドを成田がドリブルで突破し、ゴール前で岡部とパス交換。
最後は落ち着いてゴール右に叩きこんだ。

その後も武南ペースで試合は進んでいった。
冨永の惜しいシュートは、GKのファインセーブでチャンスをものに出来ず。

しかし、日本航空も30分過ぎより中盤を制しだしワンタッチで繋いで武南DFを翻弄する。
この時間帯、武南選手の足は止まっていた。そして、ついに・・・


前半43分

 日本航空 右サイドをあっけなく突破され、そのままシュートに持ち込まれた。
ゴール左サイドネットを揺らすナイスシュートで同点に。

なんとも悔しい時間帯に追いつかれてしまう。

前半終了直前の南原のクリーンヘッドは惜しくもGKのファインセーブ。





後半

残念ながら、日本航空ペースで試合は進む。

両サイドからの突破を幾度となく許し決定的なチャンスを与える。
でも、やはり気になったのは中盤の争いで負けていたこと。

武南の足が止まってきたと思った後半19分と22分に相次いで選手を投入。
馬場と細谷が入ってから流れは変わったと思う。


後半ロスタイム

 武南 ロスタイムは3分。
成田が、自陣で相手ボールを奪い一気にカウンター。
ドリブルで進み、右サイドより柔らかいクロスを前線に供給。
2人のDFの裏を取り、走り込んだエースの岡部。
ゴールキーパの直前でジャンピングヘッドで合わせたボールは、
ループシュートみたいな感じでゴールに吸い込まれた。





2部プリンスの戦いも厳しいものがありましたね。
私も一部昇格出来るとは思ってもいませんでした。
ラストツゥーの試合はまさにミラクル。
こんな面白い試合はプロでもなかなかありません。

これで後輩に武南の伝統を引き継ぐ事ができました。


一番喜んでいたのは、来年出場できない現3年生だったと思います。



最新の画像もっと見る

21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヒゲオヤジ)
2009-07-12 21:36:48
初めてコメントします。
2週連続ロスタイムの歓喜を目の当たりにしとても感動しました。金網デスマッチで観戦しにくい状況でしたがそれすら苦にならない1戦でした。最後まで諦めない気持ちがひしひしと伝わっていました。これからは選手権モードに切り替えてまた感動を期待します。紫軍団の更なる奮起を期待し熱い応援を送っていきましょう。宜しくお願いします。
返信する
よくやった (つよ)
2009-07-12 21:46:49
今日は、仕事だった為観にいけなかったが、予想通り白熱した好試合だったようですね。たしかにこの2試合は、今までの借りを返すような奇跡的な逆点勝利でもともと底力は、あるはずだから最後まで諦めず粘り強い試合ができれば、もうちょい楽に昇格出来たはずまあこの勝ちは、インターハイより価値があると思うので、とりあえず、おめでとう。プリンス昇格で満足せず、これから始まる選手権もがんばれ。
返信する
追っかけタイ!様 (P2の親)
2009-07-13 13:39:32
いつも応援ありがとうございます。
インハイ予選敗退の時を底に、選手達は見事に修正し結束を固めてくれました。

順位決定戦初日の佐野日大戦の時の奇跡とも思える大逆転。
そしてインハイ出場を決めている日本航空戦との劇的な野球で言う所のサヨナラ勝ち!

これも皆様方の心のこもった熱い応援の賜と、感謝の気持ちでいっぱいです。

この夏さらにパワーアップすることと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
返信する
ネットは邪魔ですね。 (追っかけタイ!)
2009-07-13 18:42:23
ヒゲオヤジさん ようこそ。

めったに味わえない貴重な試合をでしたね。
「金網デスマッチ」厳密に言えば、ネットデスマッチな訳ですが
私のコンパクトカメラも性能があまり優れていないので、
できればかぶり付きで観戦したいところです。

中東のような熱さと湿度の高い中で行われた試合で、
走り負けなかったことが勝因でしょうか。

ありがとうございます。

返信する
粘勝! (追っかけタイ!)
2009-07-13 18:48:15
つよさん こんばんは。


予想通り日大佐野戦よりはきつい試合になりました。
ここ数年のパターンでいけば、ロスタイムでの悲劇を味わっていたのは武南。
上手いんだけど強くない。いわゆる「勝負弱い」というやつです。
そうですね、実力がある訳ですからこれをきっかけにイメチェンして欲しいですね。

ありがとうございます。

返信する
次は選手権。 (追っかけタイ!)
2009-07-13 18:53:53
P2の親さま お疲れ様です。


まさに事実は小説よりも奇なりですね。
試合前の練習から見ていましたが、各選手とも相当気合が入っていました。
オイオイ、そんなに飛ばして大丈夫なの?と。

選手権も頑張って欲しいですね。
でも、私はプリンスの方がレベルは上だと思っています。
ですので、今回の1部昇格はかなり嬉しかったですね。

ありがとうございます。

返信する
新たな司令塔 (パーピュア)
2009-07-13 20:39:04
 本当に応援をありがとうございます。
一致団結の勝利と思います。それも劇的な勝利心に残る試合でした。
 携帯ブログで講談社が立ち上げているゲキサカの④高校&大学の一番下に連載高校マン・オブ・ザ・マッチで成田が載っています。「残り3分に懸けた司令塔」確かに今回のプリングリーグの武南の得点は合計14得点 前半が2得点 後半が12得点の中で、特に凄いのはプリンスリーグ公式記録で1分前で4得点(実際は追っかけタイさん記載のロスタイムに入っていると思われますが、延長も含みます。)終了10分前でも7得点を挙げています。総得点の半分を残り僅かな時間で得点している今回の武南の勝負強さは特筆すべきことと思います。
応援をするものとしては本当に疲れます。でも感動も大きいような気がします。
 がんばれ武南サッカー!ピッチに立てない応援の子供たちも一致団結して夏を乗り切ってほしい!
返信する
Unknown (つよ)
2009-07-14 01:45:19
こんばんは、今の武南に 必要なのは、全国出場から3年経ので内容は置いといて勝利のふた文字しかないでしょう。時には、今までの綺麗なパスサッカーだけじゃなく、勝利を追求する事も必要では、例え内容が悪くて試合に負けてても土俵際のうっちゃりで、勝負に勝つ事も必要。 サッカーは、点を取り合うスポーツそれと供に点を与えては、いけないスポーツ もし守備的に考えるなら、守って点を与えなきゃ負ける事はない。それともボクシング的に考えるなら攻撃は、最大の防御なりということわざがあるから、攻撃一辺倒って手もあるけど、どっちがいいのでしょう。どう思いますか?。
返信する
勝負は40分から。 (追っかけタイ!)
2009-07-14 18:58:30
パーピュアさま

こちらこそ、いつもコメントありがとうございます。
早速ゲキサカにアクセスしてみました。
こんなページがあったのですね。さすがはプロの書いた記事です。
私などは足元にも及ばないと感じました。(張合ってどうするんだ?)

成田君のアツい思いが伝わってくる記事でしたね。
残り時間が少ない時間帯にかなり得点しているのですね。
プロでも残り5分に一番面白い勝負が待っています。
そう、体力が尽きるか最後まで走りきれるかだと思います。

しかし、今の高体連は40分が標準。
予選によっては、35分とかの試合もあったはずです。
40分だと、何とか走りきれちゃうんですよね。
だから逃げ切られてしまう。
ところが45分だと最後の5分がなんともきつい。
なので数々のドラマが生まれていると感じます。

ありがとうございます。

返信する
一般的ですが。 (追っかけタイ!)
2009-07-14 19:15:09
つよさん こんばんは。

あくまでも個人的な意見なので聞き流してくださいね。
一番得点をあげるパターンがボールを奪ってから3、4タッチ位でゴールする事だと言われています。
あまり手数を掛けているとそれだけ得点力は落ちると思います。
以前、岡田監督が守備的サッカーを展開し、負けないけど見ていて詰まらないサッカーでした。

高校・ユースでも強豪チーム(例えばFC東京)などを相手にすると、
攻撃したくても全く攻撃できないのを経験しています。
同程度の相手と試合する時は、まず守備的にいってじっとカウンターを狙うのが
ほとんどのチームがとる作戦だと思います。
その是非についてはここで論じるつもりはありませんが。
返信する

コメントを投稿