駈足発進

無口をつけて厩舎から出し、足洗い場に連れて行く。
馬装を終了して私の準備に取りかかろうとしたが、前回馬場で
腹帯を締め直そうとした時背中を軽く噛みついたので、足洗い
場で再度締め直すことにした。足洗い場では無口を両サイドに
つないでいるので首は自由に動かされないからだ。
・
馬場へ連れだして、踏台からリリーに乗ろうとすると私を乗せ
まいとわざと動く。最初は乗車拒否はしなかったが２回目から
意地悪をするようになった。これは私に慣れてきた証拠かな。
馬場をゆっくりと歩いたあと、軽速歩へと移行する。
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続いて軽速歩から駈足へと移行しようとするが、簡単には駈足
は出ないで軽速歩でサボろうとする。いったんブレーキをかけ
ようとするが、ブレーキも効かずに速歩を続けようとする。
これを許さずに強引にストップをかけて、「かけあし～」と声
をかけ足扶助をおこなう。
・
だが動こうとはしないので、ムチで「パチッ」、それでも動か
ないので足で蹴るとようやく動き出した。前回は駈足を始める
と途中止まったりしなかったが、今日は運動不足で止まってサ
ボろうとする。また駈足発進からやり直さなくてはならない。
・
駈足発進を何度もやると私が疲れるので、連続して５～６発蹴
りをいれ続けるとリリーはおどろいて駈足を始めた。だが慣れ
ると簡単には駈足発進はしなくなり、私の方が疲れ果てた。
今日の反省は、前回の駈足より満足できずに－３０点。駈足発
進を考えていると、いい方法が浮かんできた・・・





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