マンゴー・ケーキ

輸入ものでもそれなりに季節感はあるようで

ここしばらく見かけなかったマンゴーをスーパーで見つけました

枇杷くらいの大きさのものはずっとあったのですがそれじゃあ

皮を取ったり面倒そうなのでせめてフィリピン産のがでるまで待ってました

じゅうぶん熟しているのにそのまま食べるにはちょっとすっぱい

でも 今日はケーキにするから モウマンタイです

これも なっちさんちのレシピです

粉を入れてからサクっとまぜる ってとこで その さくっ が

いっつもうまくいかなくて今一ふくらみが足りないのですが

このっくらいのもんだと慣れてしまっている家族から

不満の声はあがらず 黙っておかわりする人もいました


マンゴーを剥きながらマニラという街で

車窓から眺めた景色を思い出していました

家々の庭先に大きなマンゴーの木があってたわわに黄色い実をつけてたこと

マンゴーの木は切ってはいけない とか

マンゴーの木の下にはお化けが出る とか

ちがうのよ お腹が無いお化けなのよ とか

たわいのないこと 話しては笑いあって目じりのしわが増えたこと

みんな元気かな～

あっ

と いうまに一週間が過ぎてしまいます

一ヶ月が過ぎるのもすごく早く感じます そんなお年頃なんでしょうか

オットに聞いたら 「俺もだよ」

ちなみに娘は 「そお お」

ってことで○化現象の一つということで解決です

今日はオットが朝のフェリーで香港へ帰ってきてその足でジムへ行くので

必要なものを届けてね ということで久し振りに深水渉へ行ってきました

終わるのを待って怪しい感じの ＩＮＮ ＣＡＦＥ って書いてあるお店で

見たこともないようなタイそばを食べました

目の前に置かれたときふたりとも一瞬固まりましたが 食べてみたら

思いがけずに美味しくてお箸を置いてからデジカメを思い出しました

オットが私の肩越しに見えるカウンターの中でコーヒーを落としているおっさんが

一度落としたコーヒーを何度も何度もおなじフィルターで繰り返し

落としているのを見ながら

「だから まずいんだな 香港のコーヒーは」

と 香港中のお店が同じようにしてるかのような口ぶりで言うのを聞きながら

変に濃いコーヒーを飲んでいました

そう言えばかなり不思議ではあります

スタバとかコーヒービーンズとかはちゃんと普通のコーヒーが出てきますが

安レストランのコーヒーは必ず絶対に最初からミルクをいれてくれてあります

私はミルク入れる派なのでいいのですが オットは入れない派なので

お店の様子を伺いながらここは安レストランだなと踏むと躊躇なく

紅茶を選択します

もちろん紅茶にも最初からミルクがたっぷり入っています

ちなみに頭に『レモン』をくっつけて注文するともちろんレモンティがきます

そう 最初から紅茶の中にレモンのスライスが入ってます

しかも４～５枚も

すぐに救い出してもすでに苦くなってます

スパム丼

いつも遊びに来てくれるハワイ在住のなっちさんに教えてもらった

スパムの照り焼き

娘とふたり飯の定番です

今日は午後遅くから中国のオフィスで旧正月のディナーがあって

ディナーって言ったって夕方から麻雀やって７時頃からお食事が出て

だいたい毎年 香港のそんなに売れていない歌手とかが出てきて

延々と１２時近くまでワアワア騒いでいるという話です

オットはそのままお泊りで明日午後からのジムに間に合うように

帰って来るということで今夜は娘とふたりです

SPAM はいくつか種類がありますがこのパッケージに惹かれて

いつも Lite にしてしまいます

今夜は スパム丼と湯豆腐とオクラのお味噌汁でした

そうそう

最近 オットが 「豆腐も危ないらしい」 と言うので

とうとう お豆腐も From JAPAN になりました

リンゴ酢 あ～んど 蜂蜜

ブログ巡りをしていて見かけてから気になっていた『リンゴ酢』

昨日 お醤油を探していて見つけました

ブログで紹介されていたのはもっと特別風なものでしたが

説明書きを読んでみたら リンゴ酢と蜂蜜を小匙２ずつ 冷水で割って飲む

とか 書いてありそうだったので同じようなものだろうと納得

早速 試してみました

酢っぽい すっぱさがぜんぜんなくって 不思議なすっぱさ

やっぱし リンゴだからでしょうか

そういえば フィリピンの田舎では道路沿いに掘っ立て小屋みたいな店を

出して パイナップルの酢を売ってたっけ

気にはなったのですが買ったことはありません

だって 入れ物がペットボトルなんです

しかも いろいろな

それって絶対ごみとして回収したものだろうと思われ

消毒とかしてるとも思えないし

フィリピン人って酢がすごく好きなんです

レストランでもドレッシングのほかに酢が置いてあったし

キッチンの調味料の中でなぜか酢だけが妙に減るらしいし

お料理だけじゃなく普通に飲むようです メイドちゃんが

暑さ対策で自然と体が欲するのかもしれませんが スタイル良いのもそのせい？

リンゴ酢飲んだからって今さら ボンキュッボーン とはならないだろうけれど

健康のためにってことでしばらく続けてみます

気の持ちよう

わけもなく　って言うと少し違うかもしれません

なにか訳はあったんだと思いますが大したことではないのです

なのに　妙に気が乗らないというか　不機嫌な時があります

いつもと同じに買い物をしていて　カートが通れなかったりしたときにも

妙にイラつくときがあります

ワタシの母にはまったくなかったように思えるんですが

気持ちが狭いということでしょうか

今日　夜に娘の学校で説明会のようなものがあるのでオットと駅で

待ち合わせをすることになっていました

娘はインターが終わってから一度着替えに来て日本人学校の制服に着替えて

部活に行ってその足で合流するということでした

いずれにしても９時前後の帰宅になりそうだったので夕飯にカレーを

作ってから出かけようと思いワタシにしてはかなりめずらしく

午後の早い時間に買い物に出ました

わざわざ『買い物に出る』と言う言い方はオコガマシイ気もしますが。。。　

スーパーはアパートメントのすぐ前です

信号待ち(HKも最近は道交法がうるさくなったのでちゃんと青で渡るのです)
をしていて　ふと

今出てきたアパートメントを見上げたら　空がまだ青くて

西日になるまえの透き通った陽射しがアパートメントの上のほうの部屋を

暖めるように照らしていました

ワタシが気が付かなかっただけで毎日見ている景色もこんなに違う

深呼吸して横断歩道を渡りました

春ですか。。

もうずっと重く沈んでいた朝の空気が少しだけ軽くなったようです

去年まで住んでいた部屋は新しくて機密性が良かったせいか

部屋の向きのせいなのか冬場の結露が半端じゃなくて

カーテンもかびちゃうし　天井にも薄らとかびが付いちゃって

部屋中カビ取り剤を吹くわけにもいかないし　

気持ちまで湿っぽくなってました　

今の部屋は相変わらず日照時間は短いですが古いせいですか

隙間が多いんですね　ぜんぜんカビないし　結露も出ないんです

湿度は９０何パーセントとか言ってるので

部屋によってずいぶん差があるのかもしれません

この日曜日はお天気もよく　娘は友だちと映画を観にいってしまったので

オットとふたりだけでバスに揺られてスタンレーに行ってきました

スタンレー行きのバスは終点まで行ってしまうと『赤柱監獄』まで

連れて行かれてしまいます　

赤柱監獄は日本軍の基地だったところです

香港にしては明るい外海に面したこの小さな街は喧騒を嫌う欧米人が

昔から多く住む場所でパブや小じゃれたレストランが海に向かって

軒を連ねています

観光客も多く訪れるので一角にはおみやげ物屋がひしめいています

高台の珈琲屋でお茶をして　ガトー・ショコラを食べながら

「僕はこれにレーズンとナッツが入ってたほうが好きだな」　と

少し前にワタシが焼いたときと同じことを同じ顔で言うのを聞きながら

あと３年くらいしたら娘はきっと日本かカナダに行ってしまうだろうし

そしたら　また　ふたりに戻るんだな　と　ぼんやり思いました

「２０年　一緒に歩いてきたんだね」

声にしないで言ってみました

ふたりだけで過ごす休日はなんだか静かに過ぎていきました

これはっ

Ricky作　燕の巣スープ　アマアマでした

作りながら氷砂糖のようなバンブーコーンを見せてはくれたのですが。。。

どんだけ入れたんだよ　ってあまさ

でも　お肌にいいって

そう言われるものはアマアマだろうがニガニガだろうがいただきます～

にしても

燕の巣を煮込む旦那様かぁ

うちにはいないなぁ

なんか 落ち込む

１８日のとこに画像をふたつアップしようとしたのですが

ぜんぜん　出来ない　

この間は出来たのになあ　

おばかですね～

くやしいのでこんなとこにおかせて下さい

Happy Birthday

ジムに出かけたオットから急に電話が来て

「Ricky から新居へ遊びにおいでって誘われたんだけど行く？」

Rickyさんは１０年来の友人で潮洲出身の香港人です

引越す度に招いてくれて

「ここへ引っ越して来いよ」　と誘ってくれます

前回住んでいた家は山の中腹に建つカレッジと呼ばれる３階建ての

アパートでそれはだいたいとても不便なところにあるし

第一　蛇やら虫やら出放題な感じでどんなに屈強で面倒見の良い彼が

隣に住んでいたとしても暮らせそうにありませんでした

今度は香港では比較的普通にある高層のアパート・メントで

今我が家が住んでいるところから地下鉄で６つ目なのに山深く空気の良い

規模の大きなベッド・タウンでした

オットたちはサウナに行ってその後中華料理のディナーを食前のスープから

食後のスープまでご馳走になりました

最後にRickyさんが作った。。とはいえ　スープは３種類とも彼作ですが。。

そう　最後に燕の巣のスープまでしっかり頂きました

　　　　　　　　　　 　　

前はお庭でBBQだったのですが今回ももちろん奥様は何もしません

インドネシア人のメイドさんと旦那さまのお仕事なんですね～

潮洲出身の友人は３人いるのですが印象としてはスマートで優しい香港人と

違い　男っぽく頑強で豪快な感じです

もっともみんな香港生まれですが親の出身地で少し違うのかもしれません

食事の前にワインで乾杯したとき　オットが突然言いました

「俺　今日　誕生日」

急に電話で呼ばれたのでついうっかり忘れてただけなんです

夕べはちゃんといろいろ考えていたんですから

プレゼントは今の私に買えるようなものは欲しくないだろうし

お料理とケーキだけはちゃんと考えていたんですが。。。

でも　友人たちと一緒に祝ってもらえて　よかったね

ってことで　おめでと

守るもの

おそらく十年前と比べたら大陸から来た中国人の数は

万単位で増えていると思われますが

伝統的なもの 特別なものではなく 例えば古いスタイルの中華レストランや

昔からあるお正月の飾り物が中国人の数と反比例するように

減っていると感じます

とはいえ 日本で暮らしていた頃にもそれは感じたことで

子供の頃と比べるとお正月やお盆が普通の日に近くなったというか

特別な喜びみたいなものが薄れてきていて

それはただ単に大人になってお年玉ももらえなくなり

線香花火や縁日からも遠ざかったせいかもしれないけれど

こうしてこの街の変わりゆく姿をみていると 時代の流れというものなのかと

思ったりします

古いものを受け継ぐことはちょっと古臭くかっこ悪く感じた若い頃

守ることの大切さに気が付くのは

守りたかったと気が付いてからなのかもしれません