つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

京都の劇ではない

2007-08-30 21:26:52 | おしゃべり
さて、第899回であります。


扇:某格ゲーを暇潰しにして、ちまちまと小説読んでるSENでーす。

鈴:シリーズもの以外では、久々に加納朋子読んでるLINNで~す。

扇:いやー、前作よりビッグバンアタックが使いやすくなったのはいいんだが、相変わらずスティックぐるぐるとボタン連打は健在だし、CPUは鬼の超反応で聖闘士ガード……じゃなかったセンシングダッジかましてくれるし、新たに導入された聖闘士スマッシュはジャンケン式の単純判定のくせにやたらダメージでけーし、総勢四十人以上のキャラが出現するとかぬかしながら、ほとんど色変えただけのコンパチキャラだし――ファンアイテムにしてもちょっとねぇ……。

鈴:……まぁ、なんか単語からどういうゲームかは推測はつくが……。
ここはあえて素で流しておこう。
つか、サモンナイト3、ようやくやり始めたんじゃなかったのか?

扇:流すなよ。
貴様も『聖闘士星矢――冥王ハーデス十二宮編』をやって、この苦しみを分かち合え。
あ~、サモナイ3かぁ~……海賊になって、一回戦った後、止まったまんまだなァ……。

鈴:やなこった(素)
しかし、1回戦っただけでもう終わりかよ。
シミュレーションはそっちのほうが得意なんだから、やりゃぁいいものを。
けっこういい時間潰しになるぞ。

扇:いや、海賊になってから一回戦っただけで、トータルでは五、六回は戦ってるぞ。
シミュレーションは確かに得意だし、いい時間潰しになるんだが……それ以外何もしなくなってしまうんでヤヴァイんだ。(爆)

鈴:あー、まぁなぁ……。
シミュレーションは1回の戦闘とか長いからなぁ。
長いぶんだけ、かかりっきりになる時間が長いから、結局それしかやってない、なーんてことにはよくなるわな。

扇:待ち時間とかに別のこともやったりするんだが、やっぱりメインはゲームの方になってしまうな。
とか言いつつ、この前からずっとやってるロープレの合間に、ラノベ一冊読んじゃったけど。(笑)
いやー、モンクタイプの職業の奥義に無属性の全体攻撃があるんだが、アイテムでスキルレベル底上げして一発かませば、最終迷宮の敵でも一瞬で全滅できるんだ。だもんで、それだけ連発してザコ狩りしつつ、別のことやってる。(爆)

鈴:ラノベ1冊?
じゃぁ、そのうち、記事になるんだな?

扇:それを言うなら、お前さんも加納を一冊読んだんぢゃなかったか?
って、お互い墓穴を掘りそうだからWikiに行こう。


『Wikipediaに聞け!』


扇:というわけで、今日のテ~マはぁぁぁ~!
バイド?

鈴:倍度ってなに?(素)

扇:漢字が違ぁうっ! 梅土だ、梅・土!

鈴:梅に土……そんなに酸性高い土だったら梅も育たんのとちゃうか?

扇:をい。
どっちかが真面目にやらんと永遠に終わらんぞ……。

鈴:そうだな。
じゃぁ、真面目にやろう。
と言うわけで、今回のWikiは、Wiki記事の文字数がいままでのネタ中、最低じゃないかと思う「Irem」というゲーム会社のお話です。

扇:今は亡き……でもないんだよな、アイレムソフトウェアエンジニアリングになって生き残ってるし。
しかし、あだ名が『エイプリルフールの覇者』って――結構納得。(笑)

鈴:まぁ、いちおう生き残ってるわなぁ。
ゲーム会社としては、「スペランカー」とか「R-TYPE」シリーズとか、それなりに有名なゲームを残している会社なんだが……。
「エイプリルフールの覇者」……なんか、最近、ゲームよりもこっちのエイプリルフールネタとか、4コマネタとか、ゲーム以外のところで有名になってる気がせんでもないな。

扇:いや、でも、ここのエイプリルフールネタはガチで笑えるからな。
興味がある方は、Wikiの外部リンクから『アイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社』のページに行き、『ギャラリー』のエイプリルフール企画をチェックしてみて下さい。
我々二人が自信をもって笑えることを保証します――つーか、一ヶ月分ぐらいたっぷり笑いました。(爆)

鈴:いや、確かに、1ヶ月分くらい、めっさ笑えるのは保証できるが、ゲーム会社として何か間違ってないか!?
まぁ、電撃「マ)王でも連載されている4コマもあるみたいだから、収入にはなってんかもしれんが。

扇:俺が許す、面白いから。
タダで見られるサイトにここまで力入れてるのはどうかとは思うがね。
しかし、本業のゲームの方はR-TYPEシリーズ除くと、スパルタンXとかスペランカーとか、昔のゲームしか浮かんでこないなぁ……。

鈴:と言うか、他に有名というか、名作と言われるのはないからなぁ。
まぁ、スペランカーなんかは、あのゲーム史上、最弱の主人公と言うだけで有名だから、名作かどうかは別だがな。
スパルタンXは、これはファミコンにも移植されたし、ゲーセン、ファミコンともにリアルタイムでやったことがある名ゲームではあるな。

扇:スペランカーは、主役の貧弱さが最大のネタだからな。つか、クリアした人って何人いるんだらう……。
スパルタンXは、シンプルで面白かったねぇ。敵も種類が多いわけではないが、それぞれ味があった。
ちなみに近年のゲームだと、『絶体絶命都市』はネタゲーとしてはそこそこ面白かったらしいけどね。

鈴:クリアしたひと……そうはおらんだろうなぁ。
スパルタンXはなぁ、あれはけっこう楽なほうのゲームだな。実際、ゲーセン版もファミコン版もやったが、どっちも1周目を越えるのは簡単だったのぅ。
しかし、「絶体絶命都市」? それは知らん。

扇:スパルタンXは慣れると結構簡単だったな。
ラスボスのミスターXの対処法さえ知っていればどうにかなる。
『絶体絶命都市』はPS2のゲームだから、コンシューマ遅咲きの君は知らなくても仕方ないかもかも。

鈴:PS2のゲームか。
まぁ、確かに、テイルズシリーズのために、PSOneを買い、PS2を買ったから他のメーカーのゲームって気にしてなかったからなぁ。
だが、エイプリルフールネタから始まった「どきどきすいこでん」、これ、ネタとしてはけっこうおもしろそうだし、108人、マジで出すんだったら、恋愛シミュレーションとは言え、食指が動くのぅ(笑)

扇:つーか、実際に作ってくれたら、確定で買うね。
あのアイレムが、ギャグアドベンチャーを作るとなったら、たとえ恋愛シミュレーションだろうと買わずにはおれん!
ん? 何か認識間違ってる……?(爆)

鈴:まぁ、ある意味、間違ってないが、ひとつ間違ってんぞ。
いちおう、ホントの恋愛シミュレーションだろ
中身がギャグでも、そういうことにしておいてやろうではないか(笑)

扇:今回はWikiとは全く関係ないネタで盛り上がってしまったが……今週の一冊にいっとくか。


『今週の一冊』


鈴:そうね~。
と言うわけで、「今週の一冊」は、メインとなる題材がかなり特徴的。
いわゆる中国の民間娯楽のひとつ、「京劇」を扱ったもので「武神戯曲」(著者:上田宏)であります。

扇:少しはボケろよ……。
『舞心妓曲』とか『武臣組曲』とか『無人破局』とか色々いじりようはあるだろうに。

鈴:じゃぁ、「迷宮組曲」(作:ハドソン)で。

扇:というわけで、リンリンが2005年3月24日に紹介した、マイナー漫画です。
京劇という題材を扱っていますが、中身は結構素直な少年漫画なので、フツーに読めます。
じゃ、そういうことで。

鈴:素で受け流しやがったな、ひとのボケを……。
しかし、マイナーってのだけは致し方ない……。
中国ものの少年マンガは戦ってるのが多いけど、こっちは演劇だからなぁ。

さておき、そういうことで、ってのはストーリーのことだろうと解釈して弱冠のストーリー紹介を。
日本で祖父から京劇の訓練をしていた少年、泉辰明は、祖父の古ぼけた京劇の面を被った瞬間、1923年の北京にタイムスリップしてしまう。
そこで京劇の有名な俳優、梅蘭芳のもとで京劇の修行をしながら祖父を捜すことになる。
捜索の中、梅蘭芳のパトロンや、当時の北京に来ていた財閥の娘、京劇の学校(科班)の生徒たちと交流を重ね、京劇役者になるために修行に励むが……。

と言ったところか。

扇:相変わらず、好きな作品に関しては解説がやたら真面目だな。
私は京劇見たことないのでよーわからんのだが、演技の再現度とかはどうかね?

鈴:ん~、そこまで見たことがあるかと言われると私もなぁ……。
ただ、あの衣装とか、メイクとかは記憶からしても違和感ないし、立ち回りとかのスピード感はあるから、いいほうなんじゃないの?
その辺は、実際に京劇やってるひとに訊いてみたいところではあるが。

扇:ま、少なし絵は上手だな。
動きもあるし、衣装も細かいとこまで描いてるっぽい。
まー、舞台とプライベートで、梅師父の等身が激しく変わっている気がするのは、敢えて言わない方がいいんだろうが……。(笑)

鈴:等身が変わっている……気のせいだっ!
きっと気のせいに違いない。
と言うか、そういうところはやはり言ってはいけないところだろう。激しく崩れまくってる以外は……(爆)
しかし、この作品、思いっきり著者も3巻で書いているが、打ち切りなんだよなぁ。
青年編をやりたかったらしいが……なんか、もっと京劇の話があったり、紅蘭と椿を交えた三角関係があったりとか、いろいろとおもしろくなりそうな感じではあったんだけどなぁ。

扇:ユアンの復讐劇も見てみたかったなぁ。
つーか、二巻で兄貴ぶっ殺した瞬間ファンになりました。
それまでは、かなり曖昧な理由で主人公のパトロンになってくれるお助けキャラでしかなかったのにねぇ。
立ち上がりは正直イマイチだったのだが、二巻で大分キャラが育ってきて、三巻でさあこれから――って感じだっただけに、打ち切りはマジで悲しい。

鈴:ユアンはまぁ確かに、ドラマのあるキャラにしそうな感じだったし、パトロンでちょくちょく辰明と一緒にいたりするから、少年マンガ的な戦闘シーンとかもありだったかもしれないし。
見せ場はそこそこ作れるキャラではあっただろうなぁ。
あと、いかにもメインキャラっぽいのに、見せ場を作ってもらえなかったヤツらは山のようにいるから、作り方によっては、いろんな見どころが出来そうでもあったし。
あー、やっぱり、記事にも書いたが、なんで打ち切りにしたのかと編集部に一言言いたいな、いまでも。

扇:何でって……地味だったからだろ?
ネタはマイナーだし、戦闘シーンは皆無だし、話はどんどん暗くなるし……周囲が派手だったら、多分ぱっと見でスルーされると思うぞ。
ヒロインのビジュアルで引っかける作品でもないから、さらに人気倍率は低下するわな。

鈴:地味って言うなぁっっ!!!
……とは言え、事実だからさして反論もできんのだが……(爆)
だが、ヒロインの紅蘭のビジュアルはきついよなぁ。椿もビジュアル的に以前に登場せぇへんし。
……なんか、考えれば考えるほど、打ち切りやむなしって感じな作品に見えてきた……。
ネタはいいのに……。

扇:登場するとかしないとか以前に、この方の描く女性の顔って、全部一緒だけどね。
紅蘭と椿と春華が同画面内に出てきたら見分けが付かんぞ……と言うか、見事に間違えたことが何回かあった。
あー、でも、公式ホームページのカラー絵に登場する女性陣はかなり好みなんだよなぁ。(爆)

鈴:そうねぇ。
ホームページの女性絵は、そこまで同じに見えん絵はちらほらあるから、なんでそこまで同じになるんだろうねぇ。
それにしても、実際、ホームページの絵は綺麗だし、マンガのほうの表紙も鮮やかで綺麗だし、なんか、このひと、マンガ描くよりイラストレーターしたほうがいーんじゃないかって気がしてきたな(爆)

扇:『画像空間』の「悪魔少女と天使男」なんか、これ一枚で短編書けそうだしなぁ……。
でもさ、漫画描くよりイラストレーターした方がいいって――一応、これはオススメの漫画ぢゃなかったのかよ?

鈴:いや、オススメだぞ。
うん、オススメだ。
……オススメなんだぞっ!

扇:その最後の「?」はなんなんだぁぁぁ~~~?


to be continued……



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