つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

「海苔よ」って変換すんなよっ!!

2007-06-14 07:55:12 | おしゃべり
さて、第888回であります。


鈴:飲み会が続くと死ぬよなぁとしみじみ思うLINNで~す。

扇:続いてはないけど、ついこないだ飲み会があったSENでーす。

鈴:続いてないほうがいいよなぁ。
だが、こういうとき、年を感じるのは私だけではないはずだ(爆)

扇:そだなぁ。
一時間で日本酒コップ五杯って……随分ペースが落ちたもんだ。

鈴:飲み過ぎやっ!!
1時間で呑む量ちゃうで。

扇:そうか?
一升瓶半分しかいってないぞ。

鈴:じゅーぶんやっ!
ったく、ザルの相棒はほっといていつものWikiに行くか。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:では、今週のWikiは中国生まれの有名なゲームの……。

扇:シャンチー(象棋)ですね。

鈴:ぜんぜんちゃうわっ!
麻雀だ、麻雀!!

扇:ああ、背中が煤けたり野生に目覚めたりするゲームか。

鈴:どっかのフィクションから間違った情報を仕入れてくんなぁっ!!
ったく、どうやら飲み会の影響がまだ残ってる相棒はさておき、Wikiから概要を引っ張ってこよう。

「ゲームは4人のプレイヤーがテーブルを囲み、130枚あまりの牌(日本においては一般に34種類136枚の牌)を用いて行われるのが一般的である。勝敗はゲーム終了時における得点の多寡によって決定される。」
だが、こんな説明より、「ドンジャラのちと難しい版」って言ったほうがわかりやすい気がせんでもないな(笑)

扇:そうそう、『白』がオールマイティーでな。(笑)
なお、麻雀の語源が、中国三大奇拳の一つ『魔牌術』の創始者・魔除恩愚であることは意外と知られていない。

鈴:ほほぅ……。
その話はいったいどこが出典なんだ?
某マンガでよく出ていたどっかの何とか書房とか言わないよな?

扇:で、麻雀なわけですが。
全然知らない人に一言で説明すると、カードの種類と枚数がやたらと多いセブンブリッジ、ってとこでしょうか。

鈴:旗色悪くなったから思いっきり無視しやがったな、この野郎……。
で、枚数が多いセブンブリッジ……?

……はいっ! 先生! セブンブリッジってどんなカードゲームですかっ!?(爆)

扇:Wiki引きなさい。(冷淡)
しかし、歴史の項目に書いてある通り、やっぱり金が賭けやすいゲームって広まりやすいよね。
ポーカーも、それがあるから受けたわけだし。

鈴:Wiki……読んでみてもなんかなぁ……やってみんとわからん……。
まぁ、金が絡むと確かにのぅ……。
勝てば、遊べて金も入るとなればいいんだろうが……負けるときついからなぁ。
もっとも、いままでの最高レートは点5で、ごくごくごくごくたま~にそんなレートにするくらいだから、大した被害はないが。

扇:ちなみに、点5とは1000点50円のことを指します。
最初の持ち点が25000点とすると、1250円分になりますね。
で、持ち牌を取っ替え引っ替えして役を作り、この金を取り合うわけです。

鈴:そうね。まぁ、ウマ(持ち点と最終的な基準の点数30000点との差を勝者敗者に分配するルール)の計算がめんどくさいから、たいていは30000持ち点で返しだったけど。
しかし、Wikiに載ってる「著名人の雀士」って、いかにも納得できるのもいりゃ、そうなのか? ってのもいるなぁ。
だいたい大山のぶ代ってあーた……。

扇:それを言うなら、武藤敬司ってどうよ?
萩原聖人は知ってたけどね、某雑誌の某企画で打ってたから。
話は変わって、『麻雀から生まれた言葉』って項目も結構面白いな。
「リーチ」とか「テンパる」なんて、麻雀知らない奴でも普通に使ってるしな。

鈴:あー、麻雀用語は確かに、けっこう使われてるよなぁ。
リーチとかテンパる以外だと、あとはチョンボかのぅ。
確かに、いかにもなんかやらかしたな、って聞こえるからなぁ、麻雀知らなくても。

扇:確かに、チョンボは既に日本語と化してるな。今だともう死語っぽいが。
ついこの間、散々けなした割には結構長い話になったなぁ……。
あ、それロンね。
(※実はネットで通信対戦中)

鈴:き~さ~ま~。
ひとのリーチ牌を安易にアテんじゃねぇっ!!

扇:え~っと……リーピンタンヤオ三色イーペードライチ!
あ、ハネてるハネてる。

鈴:お、おのれ……、この恨み、はらさでおくべきか~(呪)
……と、お百度参りをするか、藁人形にするかは考えるとして、次のコーナーに移るとするか。


『今週の一冊』


鈴:では、今週の一冊は藤原規代の「HELP!!」であります。
別にどっかのアクションRPGゲームの村人が叫んだりはしていません。

扇:ああ、女子供だけ助けるのが義務のゲームだな。
しかし、この漫画にドラゴンとかハーピーっていたっけか?

鈴:まったくおらんな
だいたい、医大生とトラウマ抱えたクール系医者(大学講師)の定番なネタではあるし。
まぁ、主人公の香坂シンちゃんがころころしてて、子犬みたいで、なんか微妙にツボだったりするかもしれんが(爆)
ただ、猫には勝てないけど(笑)

扇:相変わらず、萌え萌えなLINN君はほっといて……。
グズでノロマな亀という形容がしっくりくる医者志望の女の子が、なんつーか暗い過去背負ってますって感じの鬼コーチ(某テニス漫画のあの人ではない)の元で成長していく物語です。
ラブコメとしてはバリバリの定番なんだけど、一巻ですらっとまとめてるので、特に引っかかるとこはないね。

鈴:おや、珍しくあんまり毒がないのぅ。
まぁ、実際、1巻できっちり終わってくれているところはいいんだよなぁ。
きちんとラストのおまけではくっついてるところは描いてあるし。

扇:第一話の時点では、シンの志望同期がいかにも軽くてちと萎えたんだが、ラス直前でいい感じにオチを付けてくれたんで、あ、これなら別にけなす必要はないなー、と思ったんだ。
医者を目指す理由としてはいかにも定番だが、それが判明するシーンの書き方がなかなか良かったってのもある。
主役二人がくっつくラストも、特に文句はない。幸せなカップルではあろう。

鈴:幸せ……ラストに医者になったシンならまだしも、くっついた当初はきっと阿部克哉(通称阿部先生)は苦労したと思うぞ。
天然やし、シンちゃん(笑)

扇:まぁ、それも定番だわな。
そもそも各短編のストーリーラインからして、「シン暴れる」→「阿部止める」→「友人が火に油を注ぐ」→「シン混乱する」→「阿部死ぬ」の黄金パターンだし。
シンと阿部がくっつく過程も、鉄面皮な奴がお節介な子にほだされていくという王道パターンだし……ん~、何かこう書いてると、パターンだらけの平凡な作品に思えてきたぞ。(毒復活)

鈴:まぁ、パターンだから安心して読めるからいーんではないかえ?

扇:ん~……そうとも言うか。
ま、このレベルで安定して描いてくれるならもう一冊ぐらい拾ってみようかって気にはなるな。
この人、何か他に描いてる?

鈴:えーっと……父親、主人公のお兄ちゃん、弟の3人家族+父親の知人の家族ものの「ぼくはね。」と、1冊完結「ハードロマンチッカー」、あと現在連載中の「アラクレ」だな。
「ぼくはね。」と「ハードロマンチッカー」は読んだし、「アラクレ」も2巻くらいまでは読んだが……。

扇:ああ! 『アラクレ』の人か!
どーりでどっかで見たことある絵だと思ったんだ。
でも、『アラクレ』はなぁ……話も絵も明らかにこの『HELP!!』より劣ってるよなァ。
退化したのか、この人?

鈴:あー、どうだろ。
ただ、前の3作に比べて、「アラクレ」はいままでとは傾向の違う作品ではあるわなぁ。
慣れんことをやって明らかに失敗してるってとこじゃないか?(笑)

扇:あンたも結構酷いこと言うね。
他はどうなんだ? 「ぼくはね。」と「ハードロマンチッカー」は読んだんだろ?

鈴:「ぼくはね。」はまんま家族ものだなぁ。
上記のとおり、4人で家族もので、血がつながってないのがひとりいるから、擬似家族ものも含まれるか。
あとはこの知人のほうの家庭の事情ってのがあったりする他は、ホントに家族ドラマだ。恋愛要素はほとんどなかったし。
まぁ、知人のほうが女顔で長髪だったから、お兄ちゃんのほうがママになってほしい、みたいなシーンがあったとは思うが。
で、「ハードロマンチッカー」は……やめよう、なんか打ち切りっぽい終わり方だし、タイトル見て、「???」で読んだ覚えがないくらいだったし。
実際、久々に読んでみて、やっぱかな~りいまいち……。

扇:フム、では「ぼくはね。」の話だけにした方が良さげだな。
しかし、パパ二人に子二人の擬似家族物か。
ネタ聞く限り、パパの一人がママに変わってメデタシメデタシってオチがありそうでちと怖いな。(笑)

鈴:うわぁ……、しゃれになってねぇ……(笑)


to be continued……