関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

メーデー~格差と貧困を無くせ~

2007年05月02日 | 政治全般

 昨日は、第78回メーデー、鶴岡でも集会がおこなわれました。朝の定例の街頭宣伝(通常は月曜日ですが、祭日でしたので昨日にしました)でもメーデーのことを訴え、集会には来賓として参加しました。

 言うまでも無くメーデーは、働く者の生活と権利を守り、発展させることをアピールするために、世界中で集会やデモなどさまざまな行動がおこなわれる日です。 
 その起源は、1986年にアメリカでおこなわれた8時間労働制を求めるゼネスト(全国一斉ストライキ)で全世界に統一行動が呼びかけられた結果実現した、4年後の1890年の国際的統一行動とされています。
 日本の第一回メーデーは、遅れること30年、1920年におこなわれたとされていますが、官警の弾圧ですぐに解散させられ、多くの参加者が検挙されたと言うことです。


 雪解け

 以上は、議員になる前に20年間メーデーに参加し、後半は地区集会事務局長として開催に携わってきた中で得た知識の一つですが、8時間労働制を求めることすら犯罪とされ、行動の「首謀者」は逮捕されたり、命を奪われたりするという、命がけのたたかいの積み重ねの結果として、今年のメーデーがあり、今日の世界と日本の労働者の生活と権利があるということを私は忘れることはできません。

 集会が終わるとすぐに、市役所に生活保護の申請に行きました。60代の旦那さん、50代の奥さん、20代の息子さんの3人暮らしのご家族で、収入は奥さんの稼ぎの月7~8万円のみ、アパート代が45000円かかると言います。旦那さんは心の病、息子さんは知的・精神的障がいの認定こそ無いものの、普通の会社では雇ってくれるところが見つからないという状態です。
 これまでも何度か自分で申請に行っていましたが、福祉課では、「仕事を探して下さい」という指導で4ヶ月経っていました。担当の職員の方とは今日初めて会いましたが、特に「冷酷」な人でも無く、真面目な温厚な方と見受けられました。今の生活保護の制度通り運用すればこうなるということのようです。
 鶴岡民主商工会のべにばな道場の遠藤強さんも同席してもらって一緒に要請し、生活保護の申請用紙を受け取ることができました。判定まで一ヶ月近く待たされることになります。

 今年のメーデー集会では、「格差と貧困を無くせ」というスローガンが掲げられました。日本の大企業が空前の大もうけを続ける一方で、ワーキングプアと呼ばれる人々は4百万人、低賃金で無権利の不安定雇用が労働者の4人に1人に達し、更に拡大され続けています。この異常な歪みを正すことは、日本社会の間違いなく最大の課題の一つです。

 
 雪解け2

 昨日も、そのことを改めて実感させられました。

 5月1日付「しんぶん赤旗」主張
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-05-01/2007050102_01_0.html

遠藤津慶の俳句世界~中小業者がみる社会のつれづれと、俳句のブログ~
  http://blog.livedoor.jp/sasurai_001/ 



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