Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

王来軒@高森(熊本) 阿蘇にてバスラーメンから始まる創業40年の老舗店!

熊本県というのは、本当に素敵な県です。

熊本市内は、もう本当になんでもある「都会」です。

博多や大阪や名古屋と比べると、小さいですが、でも、大都市です。

僕的には、このくらいの都会が好き。

(いい本屋さんもいっぱいあります)

それでいて、電車で1時間ちょっと走れば、もう途方もない自然界。

あっという間に、別世界へと向かえるんです。

(首都圏じゃまず見ることのできない大自然の世界)

それがすごい。

まず、「都会に疲れる」ってこともないでしょう。。。

疲れたら、「南阿蘇鉄道」に乗ればいい(苦笑)。

この鉄道が凄かった

各駅も凄かった。

あと、「ガイド兼運転手さん」の話で知ったんですけど、

C-C-Bの名物ドラマー、笠浩二さんって、南阿蘇を拠点に活動をされているんですね。

彼のHPの壁紙も、何気に阿蘇だったりします

さらに、森高千里さんも、この南阿蘇鉄道沿線に暮らしていた時期があるんだとか。

そんな森高さんと関係があるのかないのか、、、

最終駅の「高森駅」までやってきました。

本当に、熊本から1時間ちょっとでした。

とてつもなくローカルな世界が広がっています。

ラーメンマニアでなくても、ここは一度は来たい場所ですね。

このエリアに詳しい人なら、もう、僕がどこに向かおうとしているのか、分かるでしょうね。

というのも、この高森駅周辺には、一軒しかラーメン店がないからです。

その「一軒」を求めて、この高森に来たわけです。

(多分、「アホ」です、、、苦笑)

でも、普段から、2時間、3時間かけてローカルなラーメンを食べ歩く僕には余裕でした。

近い近い

その「一軒のラーメン店」は、高森駅のすぐ目の前にありました。

この写真の右手奥にあるのが、高森駅です。

この高森駅からわずか20mくらいのところにあるのが、

創業40年の、、、

王来軒

であります!

このお店は、なんと40年前に「バスラーメン」から出発したお店なんです。

首都圏だと、「屋台ラーメンから出発」というお店は多々ありますが、

地方だと、「バスラーメン」で出発、というお店もあるんですよね。

いつか、「日本全国バスラーメン本」を出してみたい(苦笑)。

函館、青森にも「バスラーメン」がありました。

きっと、全国に「バスラーメン」、あるいは「旧バスラーメン」というお店があるんでしょう。

王来軒という店名も、

「オーライ、オーライ」という車社会特有の掛け声に由来しているんだそうで。

オーライって、all right(or alright)ですよね?!

つまり、all rightなラーメン店ということで、、、(苦笑)

こちらが、王来軒です!

もう、この何とも言えない風情あるお店の外観にうっとりです。

人っ子一人歩いていないローカルな駅で、ひっそりと営業するお店です。

お店らしいお店も、ほとんどありません(あと一軒、食堂がありましたが…)

店内に入ると、僕の親世代のご夫婦がおられました。

夫婦二人で静かに営業を続ける阿蘇の老舗ラーメン店。

いやー、もう、これだけで、来てよかった、と。

熊本の阿蘇の老舗ラーメン店。

どんなラーメンと出会えるんだろう?!

こちらがメニューです。

色々とありますねー。うっとりします。

色々考えましたが、阿蘇の名物「辛口高菜」の入った辛口高菜ラーメンを注文しました。

基本的にスープは一種のみだそうです。

ジャーン!

こちらが、南阿蘇の老舗ラーメン店の「辛口高菜ラーメン」です!

関東の人間からすると、「おおー、高菜豚骨~!」ってなりますが、

これが、この地域の「昔ながらのラーメン」なんですよね。

そういう観点で、このラーメンは味わうべきだろう、と。

関東人でいう「昔ながらの醤油味の中華そば」に当たるのがこのラーメンなんだ、と。

スープを飲むと、じわ~っと美味しさを感じられます。

関東圏での生活の長い僕には、「ノスタルジックな感じ」はありませんけど、

きっと、こっちの人は、「ああー、これぞ、昔ながらの味!」、となるのでしょうね。

千葉の君津にも、昔ながらの豚骨ラーメンを出すお店があります。

君津豚骨にやや近いタイプの豚骨スープでした。

つまり、さらっとしていて、あっさりとした白濁スープ。

そして、全然クセがなくて、ぐいぐいスープが飲める。

そこに、熊本を象徴する「ニンニクチップ」が入ります。

店主さん(二代目)も、「ニンニクチップが熊本だよね」、とおっしゃっていました。

さらに、このラーメンを特徴づけるのが、辛口高菜です。

別皿で、さらに辛口高菜を用意してくれました。

(涙)

この高菜が、ライトな豚骨スープによく合うわけですよ。

味がかなりきりっとしたものになります。

関東で言うと、これは何だろうなぁー。

「辛ネギトッピング」かな?!

そういう位置づけかな、と。

ラーメンには、こういう野菜系の刺激的なアクセントが必要なのかな、と。

口直し的な意味もあるのかな。

麺も美味しかったです。

熊本らしいもっちりとした中太麺。

量はそれほどでもなく、高齢の方でもするっと食べられちゃいますね。

あっという間に、完飲完食!!

久々にスープまで(無意識的に)飲み干しちゃいました。

それくらい、美味しかったです!

熊本市内のラーメンともちょっと違うところがなんとも、、、

幸せな気分になりましたねー。

目の前で、奥様が、餃子を作っていたので、、、

こちらも♪

8個入りですよー。

この餃子、もう、見た目も味も最強でした。

こんな餃子が出されたら、誰でも食らいつきたくなるってもんです。

外はカリッとしていて、中はとてつもなくジューシーでした。

中の具もいっぱい入っていて、食べごたえ抜群でした。

ちょっとした焦げがいい感じでしたね。

***

わざわざ、高森駅まで来た甲斐がありました。

こんな素敵な阿蘇の老舗店に出会えたんですからね。

と、同時に、自分のラーメン経験の偏りも強く感じました。

「まだまだ、日本全国には、たくさんの素敵なお店があるんだろうな」、と。

都市部にいると、「都市にこそ、いいお店がある」と思ってしまいますが、それは違います。

さらに、首都圏にいると、「首都圏こそが、ラーメンの中心」と思ってしまいます。

違いますよね。

日本全国、しかも、ローカルな地ほど、素晴らしいラーメンがあるんです。

僕もあと、どれだけラーメンライフを続けられるか分かりませんが、

できるかぎり、全国津々浦々のローカルなラーメンを巡っていきたいと思います。

そして、もっともっと「日本全土を愛していこう!」、と。

もちろん、世界のラーメンも面白いです。

が、やはり、ラーメンは日本のもの。

で、日本全土のものであって、「一部の都市部で成功したラーメン店」のものではない、と。

そこは、もっと強く訴えていきたいですね。

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