ワルシャワ三軒目は、こちらのSUSHI KINGです。
ワルシャワ中央駅から徒歩でどれくらいだろう? 20分くらい歩きましたかね。
路面電車ノルブリン駅から徒歩数分です(が、今、この路面電車の通り、大工事中でして、、、)
さて。
現在、世界のラーメンは、実は二分化しています。
一つは、日本人が経営する日本人向けの日本のラーメン。もともとは現地で開業する日本人のレストランとして、世界各国の大都市の片隅で、ひっそりと営業していたと思います。それが、グローバル化の時代を迎えて、新たに気合の入った若い日本人がどんどん世界に飛び出そうとしています。遅ればせながら、ようやくここに来て、そういう若者が増えてきました(世界ではもう既にそういう動きは活発に起こっていました)。また、「企業化したラーメン店」が新たな戦略として海外に進出する動きも活発に起こっています。
そして、もう一つは、外国人が経営する日本人の関与のない全く独自のラーメンです。こちらは、日本人には「え?!?!」って思うようなラーメンなんですけど、これこそ、グローバル化の時代の流れの中で生まれてきつつある「外国ラーメン文化」の端緒なんですよね。SUSHIに比べるとまだまだまだまだ提供店は少ないですけど、徐々に、日本のラーメンをモデルとした(?)、けれど全然真似にもなっていないような全く新しいラーメンが生まれつつあります。味的にはまだまだなのですが、こっちの方が、なぜだか「未来の可能性」を感じます。
このお店のラーメンは、まさにそんなラーメンでした。
メインはSUSHIなのですが、しっかりと、「RAMEN」がありました。
しかも、魅惑の「Chill Beef Ramen」、29pln(1pln=33円)です。
チリ・ビーフ・ラーメン?!?!
どんなラーメンなのでしょう?!?!
こちらが、SUSHI KING自慢のChilli Beef Ramenです!!
なんとも言えないヴィジュアルでしょ?!?!
日本ではまず見ないようなヴィジュアルです。もちろんメンマもなければ、のりもないです。
スープは見た目的にお味噌汁みたいに見えますが、味噌味ではありません!!!
こちらのラーメン、かなり「スキッとした味わいのスープ」になっていました。
美味しいかどうかはちょっとあれですけど、面白いアプローチかな、と。
味的には、ちょっと薄目の牛ダシ(牛肉から出た旨み)に、塩やチリソースや七味等で味付けしたものでした。実際に、チリソースと七味を味わわせてもらいました。野菜炒めの味も入っていると思われます。いずれにしても、日本のラーメンに比べると、かなりライトな感じがします。
上の画像からも分かるように、そんなに見た目的には辛そうに見えません。
が、これが結構辛かった。。。
具的には、牛肉がたっぷりで、白菜やらズッキーニやらネギやらニンジンやらがたっぷり入っています。
そして、大量のカイワレ大根(?!)がどかーんと。。
これ、意外と小さい器でした。
が、麺がいっぱい入っていて、お腹は一杯になります。
麺は、ソフト麺みたいな感じでした。っていうか、中国系の麺を使用しているかな、と。
「日本のラーメン」とは全く比較できない無国籍風グローバルラーメンの名にふさわしいラーメンでした。
とにかく見た目のおしゃれさにはビックリさせられました。
あとは、味でしょうねー。これだと、次に食べてくれる人がどれだけいることか、、、汗
こっちのSUSHIは単純に美味しいんですよ。こっちの人はみんな、「健康そうだから」という理由を挙げますが、本当のところは、「健康そうにみえて、かなりファット」なんです。この戦略がよかったんだと思います。
RAMENもまずは美味しくならないと、、、
いつまでたっても、潜在的需要は見えてこないように思います。
けど、確かに、「ラーメンの未来」、「ラーメンの可能性」を感じる一杯でした!!
これを色々と応用して、「ワルシャワラーメン」と名付けたら、かなり話題になるんじゃないかな・!
→けど、ポーランドのラーメンの可能性は別のところにありました。(また後日)。。。
右手がSUSHI KING。で、左手にもSUSHI 77というお店が、、、
なんと、このワルシャワだけでも、400くらいのSUSHIレストランがあるんだとか。
そのほとんどが、「なんちゃって」らしいです。。。、、、