中華みのりやは、この界隈では「知る人ぞ知る老舗名店」です。
見てください。この外観。「え? まさか、こんな古い店舗なの?」と一瞬驚きました。
しかし、よく見ると、、、
母屋の奥に、「中華みのりや」の看板が。。。
しかも、車がいっぱい。なんですか。この人気ぶりは。そして、この不思議な光景は。。。
さらに近付くと、、、
おお
結構、綺麗な店舗じゃないですか!!
もう、この時点で、ラーメンフリークkeiは、大興奮ですよ。こういう外観に弱いんですよね。老舗の貫録もあり、赤い「ラーメン」の文字の暖簾もある。これで、興奮しない人は、真のラーメンマニアじゃないですね(ズバリ)。そして、色褪せた看板。もう、この時点でノックアウト寸前です。
しかも、お店に入ると、これまたノックダウン。年配のおばちゃんが、威勢のよい声で、「いらっしゃい!」と声掛けてくれます。凄い音量ですよ。しかも、店内にはたくさんのお客さんが、、、 この時点で、このお店がどれだけこの町で愛されているかがわかります。(なのに、ラーメン情報としてはほとんど出ていない、という…)
このお店、何気に創業45年。20年前までは母屋で営業していたみたいです。20年前に、この店舗に移ったそうです。歴史あり!のお店ですね。
http://soleil.suttempare.sunnyday.jp/?eid=573139
http://soleil.suttempare.sunnyday.jp/?eid=1085805
http://soleil.suttempare.sunnyday.jp/?eid=1085275
(いつも愛読しているブログなんです。みのりやへの愛が伝わってきます!)
http://u.tabelog.com/000059825/r/rvwdtl/468673/
http://ramendb.supleks.jp/review/273929.html
http://yoroshikueiji.blog51.fc2.com/blog-entry-526.html
(評判もかなりいいです!)
店内はテーブル席がメインです。町の食堂という感じ。厨房は壁があって見えませんが、おばちゃんの旦那様っぽいです。この人が店主さんなのかな。ご夫婦で切り盛りされていますね。
メニューは、さすが地元の老舗店とあって、たっぷりあります。なんでもあるんじゃないか?!っていうくらいに、たくさんのメニューがあります。素晴らしいですね。メニュー=ラーメン一杯のみというお店もいいですが、こういう風に、「なんでも作れるよ」っていうお店も素晴らしい。何度でも来たくなりますからねー。
ラーメンも気になりましたが、それはらんちばさんが既に実食済みなので、そちらを参照していただき、まずは、「カレーラーメン」でしょう!
http://blog.livedoor.jp/lanciba/archives/51893968.html
見てくださいよー(;;)。
もう、大沢食堂もびっくりのヴィジュアルです。まさに、THE カレーラーメンですね。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/1e29ba611420790c6a988c3daaa77887
大沢食堂に似ています。ただ、よく見ると、スープの箇所とカレールーの箇所が二つに分かれています。なので、スープを入れた後に、カレールーをどかっと盛ったカレーラーメンのようです。
もうね、結論から言えば、日本最高傑作レベルのカレーラーメンでした。ジャンクです。カレーカレーしていて、カレー好きにはたまらないラーメンでしょう。僕的には、これまでのあらゆるカレーラーメンの中で、一番興奮しました。これは好みの問題だと思いますが、どのお店のカレーラーメンよりも庶民的で、B級グルメっぽくて、ボリューム満点なんですね。
辛さはそれほどでもありません。その点は大沢食堂とは決定的に異なる点でしょう。ですが、もうとにかく旨い。旨さほどばしるカレーラーメンです。実之和食堂にも通じるカレーラーメンですが、実之和食堂よりも、はるかにジャンクで、ドロドロで、パワフルで、ガテン系です。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/8df7ec85f4ff62e7c7ebe10c70b3f35f
多分ね、美食家的なラーメンフリークの人は、「これがナンバーワンか?」って思うと思います。美食とはかけ離れたカレーラーメンです。カレーマニアの人も、「これは本格カレーではない」と言うでしょう。ここのカレールーはどう考えても、●ーモンドカレーチック。カレー粉にこだわった追及の味!というわけではありません。けど、そういう庶民的でインスタントチックなカレーこそ、一番僕らが大好きなカレーだったりもするわけですよね。
だから、僕の中では、「会心の一撃」でした。
カレーを食べると、カレールーが溶けてないところがあったりと、まさにB級バリバリ。で、言葉にすると難しいのですが、コーンの味がするんです。コーンぽい味。コーンポタージュみたいなカレー味。そこに、僕は一番惚れました。コーンが入っているとは考えにくいですが、そういう味わいなんです。辛さの弱いポタージュ風カレーラーメン。そういう味が好きな人なら、絶対に気に入ってもらえるはず。
具もいっぱい。
玉ねぎがいっぱい入っています。お肉もいっぱいです。とろとろしたカレールーに、野菜もいっぱい溶け込んでいるんでしょうね。
麺はまあまあですかね。でも、これでいいです。なんてことないくらいの方がいいラーメンというのもありますからね。そういうラーメンなんです。こちらのラーメンは。
もう、大満足でした。
それから、、、
餃子がすこぶる美味しかったです。
この餃子は素晴らしい。具だくさんで、こんがり焼けています。珍来@館山以来の感動かな。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/3bb6a8ed0e97f7478993f38a2a2e6121
餃子って、結構僕の中ではハードルが高いんです。本当に美味しい餃子って、実はそんなに多くないですからね。餃子って、どこも普通に美味しい。けど、突出して美味しい餃子を出すお店は本当に少ない。焼き加減とか、具の中身とか、よほどこだわらないと突出しないんですよね。
こちらの具は、途中で味が強烈になりました。いったいどんな仕掛けが?!?!
我孫子~湖北周辺の「老舗人気ラーメン店」といえばこちらなのでしょう。もう、それは疑いえません。創業45年というと、それこそ全くラーメン情報のない時代です。ラーメン本さえない時代です。そんな時代から、この地で、営業し続けてきた、そして、今もたくさんのたくさんのお客さんに愛されている、それが「答え」だと思います。フリーク的なジャッジメントのいらないお店ですね。ここを、美味しいだとか不味いだとか言うこと自体が無意味なんだろうな、とも。これがこのお店の、そしてこの界隈の人の味なんですから。
とにかく、みのりやの「カレーラーメン」をおススメしたいです。僕の中では、都内の名店「大沢食堂」を超えてくれました♪♪♪
PS
こちらのおばちゃん、お客さんを見て、常連さんには、「まいど!」「ありがと!」と言ってくれます。で、一見さんには、「ありがとうございます」と言ってくれます。その声はとても大きいのですが、厨房内に入ると、その声は小さくなるんです。つまり、大声は地声ではなく、お客さんに向けての声掛けになっていたんです。そこに感動しました。プロだな、と。
それから、何やら厨房でご主人と食い違いがあったみたいで、言い合いをしていたのですが、その言い合いが素敵でした。お互いに言いたいことを言って、すっきりして、おしまい、みたいな。権力関係を感じない言い合いになっていて、素敵でした。夫婦でお店をやると、どうしても「権力関係」が生まれてしまい、主従関係になってしまいがちです。が、こちらは違いました。「お前、間違えただろ?」「あんたでしょ!」「お前だろ」「なんですって!あんた、いつも間違えてんでしょ!」・・・みたいな(そんな感じ)。
これは何もラーメン店に限りませんが、奥様が強いのが一番いいんです。奥さんが偉くていいんです。そういう家庭が平和なんです。男はいざというときだけ、本領を発揮すればいい。男は力では女に勝てても、全体においては女に勝てないんですから。。。