清泉庵、屋台ラーメン、いずみと並ぶ「銚子東銀座商店街」で異彩を放つお店がありました。
いずみより少し手前にある「食堂」です。
その名も、、、
越後屋食堂、です!
結論から言っていいですか。
2014年に食べたどのラーメンより、hyper凄いラーメンでした。
今年最後の衝動!、と言ってもいいかもしれません。
こういう「不意の出会い」があるからこそ、食べ歩きはやめられないのです。
しかも!!!
それと、ラーメン大好きさんが教えてくれた屋台「越後屋」と関係あるのか、ないのか。
とにかく、凄いお店でした。
しかも、天ぷらラーメンの可能性まで、、、
***
さて。
越後屋食堂は、基本的に食堂なので、ラーメン以外にも色々とあります。
ね。
いわゆる「THE 食堂」という感じです。
が、ここのラーメンがとんでもなかったんです。
しかも、さらに、ドラマが待っていました。
メニューを見ると、もう、どこからどう見ても、「昭和の食堂」。
聴けば、創業57年。
女性の店主さん(二代目)は、今年で還暦を迎えるそうです。
かつては、常に満員で、大人気店だったそうです。
けれど、若者たちが銚子を離れ、過疎化し、どんどんお客さんがいなくなっているんだとか。
「商売にならないわ」、という言葉が印象的でした。
しかし、創業57年の老舗店です。
冒頭にも書きましたが、すごいラーメンを出すお店だったんです。
見てください!
この美しいヴィジュアルを。
三種の節(鰹節、宗田節、鯖節)を使ったまろやかで味わい深い丸味のあるスープでした。
もちろん、鶏+豚+野菜を入れたスープで、コクもあるし、深みもあります。
いわゆる「濃厚豚骨魚介系」の昔バージョン、みたいな?!
そもそも、銚子は魚介系ラーメンの伝統があるわけで、このお店もその一つなのかな、と。
見た目的にも、見ようによれば、「大勝軒系」とも見えなくもなく、、、
それが、まさかこんなお店で食べられるとは、、、、
しかも、そんなラーメンがラーメン情報として一切ないとは、、、
この衝撃、伝わりますかね?!
さらに、、、
実は、メニューに天丼があったので、「天ぷらラーメンはありますか?」と聞いてみたんです。
「できなくはないけど、そんな注文、受けたことがないわ」、と。
これまで、このお店で、「天ぷらラーメン」を注文するお客さんはいなかったそうです。
でも、天ぷらは出せる、と。
というわけで、、、
作ってもらいました。
しかも、のり天入り!!!
…となれば、やるしかないでしょ。
自分で、「天ぷらラーメン」をつくる!!!!
やりましたよ!!!!!!!!
というわけで、天ぷらラーメンに変化しました!!!
もうね、「会心の一撃」でしたよ。
天ぷらも、揚げたてサクサクで、しかものり天まで。。。
三種類の節をブレンドしたふくよかなスープに、天ぷらが入り、味がさらに強くなります。
そして、「天ぷらは、ラーメンのスープに劇的な変化をもたらす最高のトッピングだ!」、と確信しました。
とにかくね、こちらのラーメンのスープ、これまで味わったことのない味わいなんです。
優しくて、ライトなんだけど、魚介の旨みたっぷりで、どこかジャンク(あっさりジャンク?!)。
もう、感動でしたよ。
しかも、天ぷらラーメンに変化、でしょ?!
もう、僕は、半狂乱状態でした。
まさか、創業57年のお店で、しかも僕が勝手にお願いした天ぷらラーメン。
それが、バカウマなんですからね。。。
もう、心の奥底から感動しましたよ。単純に旨いですから。
こちらが、その三種の節です。
量自体はそれほど多く使っているわけではないんですが、、、(かつてほどには)
それでいて、この味わいですからね。まさに匠の一杯、という感じです。
しかも!!!
なんと、ここの旧ご主人さんは、「坂本」の大ファンだったんだとか。。。
坂本もたしかに、魚介っぽさを感じさせるラーメンでした。
なお、今は、この上のメニューで、なんとかギリギリもっているんだそうです。
こんな素晴らしいラーメンがあるのに、そしてどこよりも歴史があるのに、誰にも知られていないというのは悲劇です。
現時点で、「今、銚子で最も食べるべき天ぷらラーメン」、と僕は主張したいです。
生きるレジェンド、と言ってもいいかもしれません。
越後屋食堂、本当に本当に、素敵なお店でした。
こういうお店こそ、もっともっと多くの人に認知してもらいたいところですが、、、
また、必ずや来たいと思います!!!!