半年ぶりにおじいちゃんに会いに行ってきました。
うちのブログでは定番のおじいちゃんです☆
(Tシャツはやぶれかぶれのメンソウルシャツ♪)
僕と同じ誕生日で、この6月で遂に99歳になりました。
99歳ですよ。99。。。
おじいちゃんは明治生まれ。
明治生まれの親戚がいるって、かなり貴重です!!
しかも、頭はすごいしっかりしているので、
会話はかなり成り立ちます。
2006年の記事を読むと、この4年で老いたなぁって思うな。
たかが4年だけど、されど4年。
(4年前は4年前で老いたなぁって思ったんだけど)
ただ、先週あたりから、少し寝たきりになってしまっています。
なので、現在とても忙しいのですが、時間をとってかけつけました。
会えるうちに会っておかないと!!!
で、家に行ったら、寝てました(笑)
99歳にもなると、もう生きてるのか死んでるのか分からないくらいです。
でも、ちゃんと元気に生きてました。
おじいちゃんに、「元気?」、と聞くと、
「あー、やっちゃん(keiの呼び名)。お誕生日おめでとう。
いくつになった?35歳?おじいちゃんより64歳若いんだな。
まだ、若いな」
たしかに、あなたからみたら、僕なんて若造でしょうよ。
っていうか、ほとんどの人が若造でしょうよ。。。
「おじいちゃん。体調はどう??99歳の心境は?」と尋ねると、
「おじいちゃん、もう半分死んでいるからなー(笑)
でもね。全然死ぬ気がしないんだよ~。まだ、大丈夫だな。
100歳まで生きるよ。100歳まであと1年か」
…死ぬ気がしない?!?!
すげー。おじいちゃん。カッコよすぎる。。。
「今、一番したいことはある?」と聞くと、
「体中が痛いから、痛みをとってもらいたい。
もう、目も、耳も、口も、手も、足も、全部痛いんだよ。
この痛みをとってもらいたい。それだけだな」
と。
で、寝たきりなのに、好きなことはやはり好きみたい。
「明日は、宝塚記念だな~」、と。
「テレビで競馬やってないか」、と。。。
最後には、「やっちゃん、券、買ってきてくれるか?」、と。
…あの~、買い方分かりません(爆)
それから、記憶の話になって、
「おじいちゃんね。昔のことはよく覚えているんだけど、
最近のことはダメなんだな。忘れちゃうの。
歌(短歌)も昔のは歌えるよ」
そう言って、歌い出しました。なんか相当古そうな歌でした。
(が、失念、、、汗)
歌を歌っているときのおじいちゃん、すごい幸せそうでした。
人間って、どんなに老いても、昔の歌で力をもらえるんですね。
僕も老いたら、きっと歌をたくさん歌うんだろうな。
芸術は、人間の根源なんですね。芸術は死ぬまで共に存在するんです。
で、誕生日プレゼントにビールを買ってきたので、
一緒に呑みました。うちのおじいちゃんはビールが大好き。
ビールを飲ませてあげると、
「あ~、やっちゃん、ビール、おいしいね~」、と。
99歳になっても、寝たきりっぽくなっても、ビールは美味しいんです。
僕も、ビールと共に生きていこうと思います。
お酒も、やはり人生の楽しみなのです。
こんな感じで、3時間くらい、ダラダラ一緒にお話しました。
先日、誕生日の前の日にネガティブなことを書いたけど、考えが変わった。
keiはまだまだ若い。若造だ。何もわかっちゃいない。
何も得ていなければ、まだ何も見えちゃいない。
99歳のおじいちゃんからすれば、僕なんかただの「孫」だ(爆)
99歳のおじいちゃんから、ものすごいパワーをもらった気がした。
本当にすごい力をもらった気がする。
当のおじいちゃんはとても弱っているのに、
弱りつつあるおじいちゃんからすごい力をもらうとは。。。
これもまたすごい不思議な経験だったな。
***
今日、母からメールをもらって、驚くことが!!!
なんと、寝たきりになったかと思われたおじいちゃんが、
今日は、起きて、椅子に座っていたそうです。
なんとも、やっちゃんと出会って、やりたいことが見つかったんだとか。。
なんじゃそりゃ~~~的な。。。
もう、半分以上死んでるんじゃなかったのか?!?!
こんな僕だけど、「孫」に会って、元気になってしまうこともあるんですね。
そんなんだったら、行ける限り、行きますよ。
僕は、小さい頃からおじいちゃん大好きっ子だったから。
今でも、大好き。35歳。世の中的には「先生」だけど、
おじいちゃんの前では、ただの孫。やっちゃん。
どうなるか分からないけど、
おじいちゃんの100歳の誕生日を祝いたい。
100歳の人間の言葉を聞いてみたい。
100歳の世界に触れてみたい。
実のおじいちゃんと孫という関係性の中で、
100歳のおじいちゃんの言葉を受け止めてみたい。
***
おばあちゃんも、元気でした。
このブログではおじいちゃんフューチャリングですが、
おばあちゃんも大好き。よく語ります。
僕と会うと、どうしても僕の小さい頃の話になります。
それを聞くのも楽しみの一つです。
小さい頃に、一緒に新宿の高層ビルに行った時の話で盛り上がりました。
僕が3,4歳くらいの時に、新宿の高層ビルが続々と誕生したみたい。
その頃の写真もあるんです。
うちのおばあちゃん、本当に美人というか、美しいんです。
おじいちゃんに、「おばあちゃんとの出会いを教えて」と聞いたら、
「お見合いだったんだよ。(一目見て)即決だった」(笑)
だそうです。
それを聞いて、照れながらも嬉しそうな顔をしたおばあちゃんが印象的でした。
いつもおじいちゃんのことを悪くいうのに、
やっぱり、おじいちゃんのこと、愛しているんだなって思った。
おばあちゃん、曰く、
「おじいちゃんが亡くなるまで、絶対に死ねないから」。。。
もう、すごすぎます。これが愛の本質なんだと思った。
立川市の「高齢者弁当」です。すごく美味しそうでした!
おじいちゃんに誕生日のケーキを!
と思って買ったんだけど、これは僕が食べちゃいました。
これ、美味しかったわ~~~~