2015年末。
今年もあっという間に終わり、気づけばきっと2016年になっているんでしょう。(その前に、この記事が年内に出るのかどうか…)
年末年始はやはり自分が愛するお店に行きたいなって思います。
新店やら未食店やらを追うのがやっとで、好きなお店に行く余裕までないという…。
そういうわけで向かったのが、
赤まろラーメン翔
でした☆
生き残るのがとても難しいラーメン業界ですが、翔さんはホント頑張りました。
新茂原というローカルな駅で、しかも一見さんを期待できないこの場所で…
凄いですよ…。
僕なら途中で心が折れて、人の集まるところに移動するだろうな、と。。。
でも、このお店は踏みとどまり、この地でお客さんを見いだしていきました。
(そういう意味でも、やはり凄いお店なんだよな、と)
…
さて。
今回は、「より洗練された」という「赤まろラーメン」を。
もちろん「チャーシュー入り」で☆
(ここのチャーシューが絶品なんだなー)
ジャジャーン。
どこからどう見ても、美しすぎる一杯のラーメン。
仄かに赤く、そして甘みと旨みが凝縮された比類なきラーメン。
以前よりも、味の輪郭がくっきりとしているように思いました。
聞けば、動物系のダシ感を減らし、魚介感を強めたそうです。
ゆえに、味がよりクリアになり、玉ねぎの味がダイレクトに伝わってくるというか。
オニオングラタンスープのような味わいがより強まったというか。
スープ感がより増しているように思いました。
とはいえ、赤まろラーメンですからね。玉ねぎの量は尋常じゃありません。
竹岡~アリラン~勝タンも玉ねぎを使用していますが、その比じゃない。
玉ねぎだらけというか、スープと一体になっているというか。
そういう感じになっています。
スープの量がまた「マニアックな実力店」っぽくて、つまり少なくて。
この量的な「こだわり」もまた、面白いところであります。
(あと、この赤まろラーメン、さっぱりしているようで、実は何気にすごい重たいラーメンなんですよね。食べた後、全然お腹が空かないんです。腹持ちがいいというか、なんだろ。「食べた感」がいつまでも続くんです)
麺は、やや太い感じの麺で、お腹いっぱいになります。
濃厚ラーメンではないですが、どろっとしているので、太い麺に対応できています。
そこが面白いですね。
チャーシューはやっぱりやっぱり凄い。
大きくて、こだわりのチャーシューがドーンと一枚乗っています。
これがまた、ここの「名物」なんだなぁー、と。
まずこのお店では、「赤まろチャーシュー(メン)」だよなぁって改めて思いました。
で、ラーメンです。
こちらもまたブラッシュアップされています。
甘みはやはり強いですが、さらに「旨み」が増していますね。
こちらも基本的に魚介スープがより強まり、味の輪郭がはっきりとしています。
もう少し、魚介感が強くてもいいかなぁ、と個人的には思いますが、、、
好き好きの問題ではありますが、赤まろラーメンがかなり甘いので、ラーメンの方はしょっぱさや魚介感が強い方が、お客さん的には、「選択肢」が増えていいような、、、
あるいは、「甘め/辛め」が選べたら面白いかな、と思いました。
より「汎用性」を高める上でも、このラーメンの位置づけがますます重要になってくる気がします。
赤まろラーメンは、ある意味で、もう「不動の存在」になっていて、好きな人は好きだろうし、「甘すぎる!」っていう人には無理だろうし、でも、それはしょうがないこと。勝タンだって、辛い人には絶対に無理だろうから。
だからこそ、このラーメンの存在の意味が重要になってくるように思うんですね。
「赤まろラーメンはちょっと…。でも、ラーメンだったら、好き♪」っていうお客さんをどこまで増やせるか。
基本的に、ラーメン好きな人は、しょっぱい味や醤油感の強い味が好きです。なので、そういうお客さんをも喜ばせる方向性はないか、と考えた時に、このラーメンの「変化球」が欲しいかな、と。
きっと、甘みを抑えても、十分に美味しいと思うんですよね。あるいは、ちょっと過度にしょっぱ目な方向に舵を切るとか。(甘め/辛めの選択肢の中だと、辛め=しょっぱ目という感じで)
食事って、「気分」に大きく左右される傾向があります。なので、今日はしょっぱくて、辛いラーメンが食べたいなぁっていう時のために、一つ「選択肢」があるとより良いよなぁって思ったんです。
(まぁ、僕の個人的感想なので、あれですけど、、、(;^ω^))
水餃子です。
こちらは、やはり皮のモチモチ感がポイントかな、と。
やっぱり餃子と言えば、本場的には、水餃子なんですよね。
どうして水餃子のみなのかは謎ですが、こちらは水餃子のみ。
中国でも、焼き餃子って、「残飯処理的」な料理なんですよね。
なんで、日本は焼き餃子ばかりなのか、不思議な気もしますが、、、
美味しい水餃子です。
2015年の年末に、赤まろラーメン翔に来られてよかった♪
2016年はいよいよ6年目。
更にもう一歩踏み込んだ「味」がそろそろ求められているようにも思います。
(あるいは、バリエーション)
僕的には、赤まろラーメンの過激バージョン、「激辛赤まろラーメン」が欲しいかな、と。
赤まろラーメンの表面が真っ赤な赤まろラーメンっていうか。。。
いわゆる「やり過ぎ系バージョン」があると、お客さん(の一部)も喜んでくれると思います。
あるいは、2016年はお客さんの要望を実験的に取り入れていくのも面白いかも?!
2015年がある意味での「確立の年」であったなら、2016年は「実験の年」でもいいのかな、と。
2016年もまた、翔さんには足を運んでいきたいと思います。
ずっとずっと応援したい「千葉のマニアな小さい名店」です☆