銚子のラーメン文化はどこまで深いのか…
銚子東銀座商店街をずっとずっと奥に進んだところにある「そば富」。
いわゆる商店街(?)の最果ての場所にあるお店です。この先にはもうお店はありません。
しかし、お店には地元の人らしきお客さんがいっぱいいます。確かな人気店のようです。
銚子のラーメン文化を探求しているらんちば&keiは、ひたすらラーメンをリサーチしてまして。
今回も突撃取材(?)を慣行しました。
前回来た時に、「チャンポン」があることは確認していました。
改めてショーウィンドウを見ると、下の方に「中華そば各種ございます」と書いてあります。
中華そば各種、、、あるんだ?!
となれば、もう真のラーメンバカのわれわれは大はしゃぎです。
ありました。
ラーメンが550円で、塩ラーメンが650円。
このエリアでは少し高いラーメンです(苦笑)。
最初は、ラーメンとお蕎麦を食べようか、という話だったんですが、、、
このお店、実はラーメンと塩ラーメン、全くの別物だったんです。
よかった、両方注文しておいて。
僕的には、「塩ラーメン」をまずはご紹介したいです。
見てください!
この透きとおった美しいヴィジュアルの塩ラーメン!!!
この塩ラーメンのスープを飲んだ時に、もう思わず叫びましたよ。
旨い!!!!って。
ほどばしる魚介の旨み。
なんですか、この超hyper魚介な塩スープは、、、
鰹節系かな、とにかく旨みが炸裂しています。
まさに「激ウマ和風魚介塩ラーメン」、ここにあり!っていう。
ここ、蕎麦屋ですよね?! あり得ないです。
分かりますかね?!
魚介の旨みがスープの表面に確認できるんです。
節系のダシとスープの油が混ざって、茶色い油がスープに浮いているんです。
これが、旨さの秘訣というかなんというか。
スープ的には「あっさり」ですが、ダシ感が半端なくて、どこまでもdeepな味わいになっています。
この深さ、その辺のラーメン店ではまず味わえない深さだと思います。
すごいラーメン、ここにあり!です。
そして、醤油ラーメン。
こちらも、驚愕でした。
もう15年以上ラーメンフリークをやってますが、こんなラーメン初めてです。
なんとなんと、
日本蕎麦味の中華そば!なんです!
いやー、あり得ないでしょ。
スープを飲むと、和だしとかえしが見事に止揚した日本蕎麦のスープ。
でも、麺は中華麺。
こんなラーメン、食べたことがない…汗汗汗
もう、これをなんと言えばよいのか、、、
しかも、トッピングに、「昆布」が入っています。
銚子の名店「坂本」に通じる昆布トッピングです。
いやはや、、、
しかも、チャーシューもとても美味しいんです。
麺も、老舗の蕎麦屋とあって、もっちもちで、とても力強い麺になっていました。
おそらく自家製だと思われます(未確認)。
いやー、もう何も言えません。
ただただ、驚くばかりです。
***
創業100年、現在三代目となる店主さんが作る渾身のラーメン。
塩も醤油も、まったく違う表情を見せていました。
銚子には、それなりに有名なお店はありますが、それに全くもって劣らない名店ですね。
この通りにある「越後屋食堂」と「いずみ」と「そば富」は、とてつもなくラーメンが旨い。
僕的には、もう「天ぷらラーメン」云々ではなく、ラーメンの町、と銚子を定義づけたいです。
単純に、、、
「銚子ラーメン」
でいいじゃないか、と。
尾道ラーメンとか、喜多方ラーメンとか、旭川ラーメンみたいに、
単純に、「銚子ラーメン」で。
それくらいに、どのお店もレベルが高くて、しかも統一感がある。
それは、「漁業の古き町」ゆえの「魚介ラーメン」。
つまりは、「銚子魚介ラーメン」。
そこに、新たに「ひ志お」というエッセンスが加わっていて。
竹岡、勝浦も素晴らしい千葉のご当地ラーメンです。
でも、銚子は、もっと古くから、しかも全国的にも素晴らしいラーメンで溢れかえっています。
2015年は、銚子を最重要拠点として、悪麺友らんちゃんと探究したいと思います。
まだまだありまっせ~♪
こういうメニューもありました。
そば富には、もっともっと来たいです。
お客さんもそれぞれ美味しそうなものを食べていました。
惚れました。