超久しぶりに新宿にやってきました。
昔は、よく新宿に来てたなぁ、、、としみじみ。1995年~1996年にやってたBLANC~NOIRっていうバンドの練習場所が新宿で、毎週来ていたなぁ、と。それから、1999年~2000年くらいにかけては、僕が通っていたドイツ語学校のアルバイトのために、週に二回、新宿に来ていたなぁ、と。もちろんことあるごとに新宿には来るわけだけど、やっぱり通っていた頃の記憶が一番鮮明だなぁ、と。
ラーメン的にも、新宿は常に超激戦区。そりゃ、そうでしょう。日本一人が集まる都市ですからね。新宿には、いつも人がいっぱい溢れていて、それぞれの人に「新宿」のイメージがあるのかな、と。ラーメンも、ホントさまざま。
その新宿で、一番食べるべきラーメン店はどこか。
これは極めて難しい問題です。多くの人は、「麺屋武蔵」を挙げるのかな。96年組の一つ。でも、武蔵よりももっと古くて、かつ、名店と呼ぶべきお店でないと、僕みたいなフリークは満足しない(苦笑)。風雲児とか、五ノ神製作所とか、海神とか、凪煮干新宿とかもあるけど、最近のお店だし、、、
新宿の老舗・名店とはどこなのか。
僕的には、もう絶対的に「若月」なんですけど、他にももちろんありますよね。
「中華そば光来」というお店は創業60年。気になります(今度行こうっと)。あと、「利しり」ですかね。オロチョンラーメンの源流的存在。今は「新・利しり」になっているみたいです。ブログをやる前に食べに行きました。改めて利しりにも行きたいなぁ、と。
けど、やはり何と言っても、新宿と言えば、「満来」でしょう!!
僕と同い年なので、1975年創業。来年、40周年です。
一度、閉店したものの、見事に蘇っています。僕的には、2006年以来、実に8年ぶりの再訪!
Dr.keiの研究室1でもレポしていました。懐かしいなぁー。
温故知新。
なぜか、新しくなった満天には、昔レトロなショーケースが置いてあります。
田舎の食堂みたいな感じに展示されています。
地方の名店では、きまって、こういう小さなショーケースが置いてあって、風情を感じます。
そんな風情を感じる「イメージ」を、再構築した新しいお店、という印象です。
値段も、新宿価格。ラーメン一杯950円というのは、、、汗
チャーシューメンにいたっては、1550円。1550円のチャーシューメンって、他にあるのかな?!
ただ、ここは、基本的に「大盛り」なので、特別に新宿だから高いというわけではないと思います。
久々だったので、「ざる」を食べようかと思ったのですが、「納豆」の文字にひきつけられ、、、
はい。
「納豆ざる」です!!!
何気に、この満来で「納豆ざる」を食べるのは初めてだ、、、汗
2007年に、満来で修業された方が出した「らーめん佐高」の納豆つけラーメンを食べたことがあります。
なので、大体のイメージはあったのですが、、、
いやー、凄いですね。佐高の納豆つけラーメンともやっぱり違う感じで。
「元祖!」っていう風格が半端ないです。
たっぷりの生卵と納豆を極限にまでかきまぜたようなふわふわとろとろのつけスープになっています。
シンプルにして、いつまでも飽きの来ない魅惑のつけ麺。
満来といえば、「これでもか!」と盛られた大量の麺。
通常の二倍はあるんじゃないかな、という。
スープ自体は、結構さらっとしています。
が、ふわとろの納豆のおかげで、麺がからみまくる。
味的には、まさに「老舗の名店の味」、としかいいようがない。
イマドキの味ではなくて、時代を超えた普遍的な美味しさ、というか。
こちらは、「ざる」のほうのつけスープ。
こちらは、酸味の強い昔ながらの東京つけ麺味。
そして、こちらが、らあめん、です。
いやー、都内の超hyper激戦区新宿の頂点に立つ「東京醤油ラーメン」の王道ですね。
今食べても、十分に美味しい、というのは、もうまさに奇跡としか言いようがないです。
ただ、めちゃめちゃ量が多いので、食べるのは大変です。
それでも、僕よりはるかに年上のお客さんがぺろりと平らげちゃうんだから、すごい。
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新宿といえば、僕的には、若月とこちらの満来かな、と。
賛否両論はあると思いますが、今後、僕が新宿に来た時に、胸を張って「新宿と言えばここ!」といえるのは、間違いなく、この二店舗かな、と。特に、地方から新宿に来て、「何を食べようかな」、というときには、まずは、この二店かな、と。きっと、ラーメンを分かる人なら、この意見に、反対はしないだろう、と思います。
この二店舗は、ずっとずっと愛され続け、そしてこれからも愛され続けるであろうお店だと思います。(あと、利しりですね)
満来、また、来たいなぁって心から思います。