今日は目黒へ♪
以前からずっと行きたかった勝丸本店へ。かつて一度錦糸町の丸井で勝丸のラーメンを食べたことがある。かなり前なので味の印象はほとんど残っていない… 東京を代表できる名店の一つなので、本店で是非とも食べたいと思っていた。しかし、目黒は何気にラーメン激戦区。行きたいラーメン屋さんがたくさんありすぎて、いつも勝丸は後回しだった。(昼時の目黒はどこも行列ができていた・・・すごい・・・)
勝丸は青森出身の後藤さんのお店。もともとはトラックの屋台。1984年に独立開業。1991年に目黒に移転。創業23年で、目黒では16年になる。歴史的にはそれほど古くはない。1999年にはテレビ東京の職人選手権で準優勝したという経歴も持つ。
そんな勝丸はさすが昼時とあって、ずらりと行列ができていた。が、そんなに長い行列ではなく10分も待たなかったかな。結構客の出入りは激しい。あっという間に席につけた。
今回は普通の普通にラーメン(正油)650円を注文。「中間(醤油と塩)」もかなり気になったが、今日は普通に醤油で。
スープは淡い黒。醤油の色がしっかり出ている。スープはきっと透きとおっているのだろう。背油が控えめに浮いている。見た目的にはシンプルで、東京風中華そばの印象を越え出ることはない。だが、スープをすすって驚愕だった。かなりアツアツのスープ。熱いだけでも個性を感じる。熱くて、醤油の味がしっかりと生かされていて、関東人の心を打つ。出汁のくどさはなく、へんな小細工もなさそうだ。魚介の旨味も控えめに効いていて、上品な感じもする。トッピングのナルトとのりはとてもまぶしい。麺は細い縮れた平打ち麺。いいのど越し。あっさり和風醤油スープによく合っているように思えた。この麺は僕好みだ。
たしかに美味い。あっさりでなんてことないのに、インパクトがある。こってりしてないのに迫力がある。 さすが有名店というだけある。時代の流行という壁はあまり感じなかった。今の時代にでも十分に美味しいと感じられる立派なラーメンだと思った。ニューウェイブ系好きの人にはちょっともの足りなく感じるかもしれないけれど、レトロとモダンの間を行く味わいは食べる価値大有りだと思う。