Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

京唐@北大路 フレンチシェフのスープに蕎麦職人の麺!赤い唐辛子麺!

 

京都ラーメン散策も5軒目。今回のミニラーメン巡りの最終目的地は、2011年12月オープンの『京唐』です。今回は、5軒、全部が2011年12月以降、つまり、2012年の新店(として雑誌に掲載され得るお店)だけをセレクトして、まわりました。ぶっちゃけて言えば、京都のラーメンに詳しい悪麺友のLさんにほとんど教えてもらったお店なんですけどね。なものだから、これまで4軒、全部が驚きと感動と喜びに溢れました。いや、お世辞でもなんでもなく。

さて、京唐。こちらのお店は、北大路駅近くにあります。近くといっても、徒歩5分くらいはかかるかな。大きな橋を渡ります。この付近には、いろいろとラーメン屋さんが集まっています。いいちょ、九九っ、あんびしゃす花等々。あんびしゃす花にも行きたかったなぁ。。。そんなちょっとした激戦区に昨年暮れにオープンしたのが京唐です。

http://suiyo2.blog102.fc2.com/blog-entry-547.html
http://ameblo.jp/norimasa2010/entry-11165255521.html

店舗はかなり小さいです。個人店っぽさで溢れています。やっぱ、こういう小さなお店が僕は好きです。というか、何で僕がここまでラーメンにこだわるかといえば、チェーン店に負けない力(魅力)が個人店にあるからです。個人店、小さなお店をこれからも愛していくぞ、と。そんなことを思いながら、お店に入りました。(で、このお店が個人店じゃなかったら、かなり滑稽ですが…)

店内は、なかなかお洒落です。今回はこういうモダンなお店が多いなぁ。あ、新しいお店だからか(苦笑)。それにしても、テーブルも、椅子も、レイアウトもかなり凝ってます。どこに座ろうか、一瞬困りましたもん。

   

メニューを見ると、いろいろと取り揃えていますね。限定もありました。いいですねー。マニア向けなのがひしひしと伝わってきます。そうそう、こちらのお店、まだメニュー開発を続けていまして、このお店の記事を書いたブログなどに乗っているメニューとは違うメニューがいろいろと書いてありました。僕は、「赤平麺しょうゆ」650円をいただきました。

   

出てきたラーメンは、画像でもお分かりのように、まさに「THE KYOTO RAMEN」という感じでした。ここはやっぱり九条ネギですよね。この緑色のヴィジュアルが、京都ラーメンを感じさせます。

が、しかし、こちらのお店は、なんといっても「麺」がウリのお店です。その名の通り、真っ赤な麺が楽しめるんです。

 

見てください!この真っ赤な麺

こちらの麺は、唐辛子を練り込んだ麺で、見た目だけじゃなくて、味にもこの唐辛子が反映されているのに驚きました。スープがほのかに、若干辛いんです。この仄かな辛さがいいですね。

さて、スープ。鶏、豚、野菜を丁寧に煮込んだスープに、背脂がいい塩梅で盛られています。実に丁寧に作られている印象を受けました。いや、これは、オーソドックスながらに、ど真ん中的に旨い。僕のイメージする京都ラーメンに近い気がしました。古き良き京都ラーメンと、先鋭的な京都ラーメンのちょうど間ぐらいのラーメンになっています。スープだけを味わうと、ホント、直球ど真ん中の美味しさでした。5軒目にして、これだけ「ウマい!」と感じるわけですからね。1軒目だったら、どれほど感動していたでしょうね。

それに、赤い平打ち麺ですよー。麺の赤さは、その日によって違うそうです。これ、作るのがとても大変みたいで、その日の気候や天候によって、違いが出てくるんですって。どれだけ、難しいことをやっているのか。。。

色つきの麺はこれまでにも色々と食べてきましたが、こちらの麺は、風味があって、辛さがあって、この麺を使う意味や意義がはっきりしていて、単なる話題作りになっていないところがいいなぁって思いました。徐々に、辛さを感じていくプロセスも楽しいですしね。

こんな面白いラーメンが千葉にできたら、それはそれはたいそう儲かるだろうなぁって思ってしまいました。京都ほどの激戦区でやるより、お客さん集まるんじゃないの?、と。レベルも高いし、個性もあるし、ラーメンとしての基本もしっかりしている。おまけに、フレンチシェフと蕎麦職人の融合スタイルという、他にはないスタイルのお店。それでいて、お洒落で、最先端。

それから、フロアの女性店員さんも素敵でした。いろいろとお話を伺えて楽しかったです。こういう楽しみもまた、個人店ならではの楽しみですよね。でも、きっと、売れだしたら、こんなふうに話すこともできなくなるんでしょうね。売れることは、お店にとっては大変いいことですが、売れたら売れたで、人が次々に押し寄せて、その対応に追われて、ゆとりがなくなっていくんですよね。いつでも緩やかに人が集まってきて、それが持続するお店というのがやっぱり理想かな、と。

でも、いずれにしても、この京唐、単純に好きなお店でした。

***

Ich will wieder hier sein!!! Ich liebe Kyoto & Kyoto's Ramen!

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