今日も、ラーメン大発見@千葉! すごい発見がありました。これがあるから、ラーメン食べ歩きはやめられないのだ。千葉のラーメンを食べつくす!と決めてから、早10年。まだまだ食べてないお店もたくさんあれば、まだまだネットや本で紹介されていない優良店はあるものなんです。
今日はちょっと仕事で、稲毛のあやめ台へと向かった。あやめ台は、千葉都市モノレールの「スポーツセンター駅」から徒歩8分くらいのところにある大きな団地だ。このあやめ台には残念ながらラーメン屋さんはない。しかし、このあやめ台の中心にある商店街の一角に「長寿庵」という名前の蕎麦屋さんがあった。ラーメンがあるとは思えない外観なのだが、店のショーウィンドーを見ると、ラーメンがあった!
正直、最初はなんてことない昔風の醤油ラーメン程度のものしか出てこないだろうな、と思った。それでも、「もしかしたら?!」という気持ちもあり、店内に入った。(実際、たいへん失礼ながら、本当に期待できなさそうな雰囲気なのだ!)
メニューを見ると、ラーメン各種があった。しかも、なんとなんと夏期限定で冷し中華そばもやっているのだ。お店の人に聞いたら、冷たいスープの入ったまさに冷しラーメンなんだそうだ! 今回は、ラーメン(500円)を注文。一体どんなラーメンが出てくるんだ?!
イメージしていたのは、「いかにも!」という中華そばだったのだが、出てきたラーメンを見てビックリ。竹岡ラーメンのように真っ黒いスープに、洗練された(選び抜かれた)トッピングが綺麗に盛られたラーメンだった。醤油の風味がぷ~んと漂う。
スープを飲むと、まさにまさに「これぞ、蕎麦屋のラーメンなり!」と叫びたくなるような和風ラーメンだった。醤油と和風ダシが見事に合体した強烈なラーメンであったのだ。脂分もほどよくスープに混ざっており、決してもの足りなくない。しかも、この醤油ダレ、恐らくチャーシューの煮汁を使っているんだと思うんだけど、超強烈なのだ。ここまで醤油を感じるスープはそうそう滅多に見られるものじゃない!
さらに、麺を食べてビックリ。ここの麺が恐ろしく素晴らしい食感なのだ。もちもちっとしていて、ツルツルっとしていて、かみごたえ抜群。すぐにこれが自家製麺だと分かった。これほどに豊かな食感の麺はあまりないと思う。蕎麦屋のラーメン屋さんとは思えない完成度に驚きを隠せなかった。
チャーシューもすごい。醤油の味がたっぷりと沁みこんだ柔らかもちもちチャーシューで、手作り感もばっちり。素朴なチャーシューなのだが、存在感は抜群と言えるだろう。また、大きめのなるともなんかいい感じ。懐かしさを感じた。ほうれん草のトッピングは蕎麦屋の愛嬌かな。量も多くて、とても500円のラーメンとは思えないほどの盛りであった。メンマもコリコリしていて、そこらの業務用とは全然違う。
本当に、心底驚いた。これほどまでにすごいラーメンが出てくるなんて・・・ しかも、聞くところによると、すべてが自家製なんだそうだ。これほどまでに卓越したラーメンがあやめ台で食べられるなんて・・・
こちら、「柳ばし支店 長寿庵」は、昭和41年創業のお店で、42年目のお店ということになる。まさに千葉の老舗店だ。しかも、その42年前からラーメンを出している、というのだから驚きだ。これほどのお店なのに、ネットで調べても全く記事となっていなかった。だから、今のところ、ここのラーメンについて触れているのは「Dr.keiの研究室」だけ! ちなみに、このお店は、柳ばし支店とあるが、本店はどこなんだろう? 一応、長寿庵 柳ばし本店というお店を見つけた(こちらを参照)&(こちらも) なんとも創業100年の老舗で、全国111店舗ほどあるそうだ。
いずれにしても、是非千葉のラーメン通の人には食べてもらいたいラーメンです。長寿庵@あやめ台、とってもとってもオススメです!
*ちなみに、「長寿庵」というのは、日本の蕎麦屋さんの元祖(1700年頃)となっているお店の屋号みたい。蕎麦屋の歴史というのも勉強してみたいなぁ~(詳しくはこちら)
長寿庵 あやめ台店
千葉県千葉市稲毛区あやめ台1
043-252-5111
場所はこちら!