Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

麺処 銀笹@新橋/銀座 和食の技術が光る極上の一杯!鯛飯も超絶品!

2010年末に開業した都内の話題の新店(?)に行きました。多分、この2011年、都内で最も注目されたお店の一つじゃないかな?! 今年はここを含め、(セカンドブランドなどを除く)本当に純粋に新しいお店の飛躍がたくさんありました。アートマサシヤ、紬麦、りんすず食堂などなど。手厳しく書けば、どこぞのネクストブランド店だとか、有名な~店から独立とか、そういうネームバリューで話題を集めようとするお店が減り(減ってないけど、話題的に)、面白くて、インディペンデントで、変で、オリジナリティーを追求しようとするお店がいっぱい現れましたね。それは「ラーメン文化」全体としてはとてもいいことです。

さて、『銀笹』です。このたび、めでたく石神本にも掲載されましたね(ま、だから行ったわけですが☆)。場所は、なんとなんと、知る人ぞ知る超有名マニアック店主さんで有名だった『らーめん勇』の跡地すぐの場所にあります。この場所にくると、あのHさんの顔と声しか浮かばない…(苦笑)。だけれど、お店の雰囲気、店内の様子、雰囲気を感じると、一気に銀笹ワールドに引きづり込まれます。

久々に鳥肌の立つような超スタイリッシュな店内。黒塗り?の壁の空間に、カウンター席はなし。全席テーブル席というちょっと異色な感じの店内です。券売機があり、数種類のラーメン・つけ麺が用意されていました。塩か白醤油かで僕は悩みました。店主さんにおススメを聞くと、「塩ですね!」と教えてくれました。それを受けてさらに悩んでいると、「石神さんは塩で、大崎さんは白醤油を薦めてくれています」、と、また完璧に自分を困らせるような助言を…(汗)。手元にある2冊の本も綺麗に二つに分かれていました。最後の最後は、店主さんのおススメという「塩ラーメン(800円)」を頂きました。一杯800円って、場所柄もありますが、かなり高めの設定ですよね。まー、50円引けば、普通の値段なので、べらぼうに高いってわけではないと思います!(それに、このラーメンを食べたら、絶対に「高い~」って言わないと思います)

 

というわけで、塩ラーメン!! 結構あっという間に提供されます!

  

  

もう、ですね。ラーメンが運ばれてきた時、思わず、叫びそうになってしまいましたよ。なんですか、これは?! 「ここはラーメン屋さんなのか?」と思ってしまうくらいに。ラーメンはもう飛びぬけて美しいです。本当に美しいですね。びっくりでした。スープは、まさに「これぞ淡麗!」という、淡麗塩系の超ド真ん中直球タイプです。和ダシがふわ~っと感じられながらも、スープは超さらさら。もちろん物足りなさはなくて、じわ~っと、且つキレのある味わいで、すっかり酔いしれました。どこがどうとか、どの具材がどうとか、そういうことは考えないで食べたいです。和風スープってやっぱこんだけうまいんだよな~っていう。

細かい「分析」は他のブログに譲ることにします。こういう超ハイレベルなラーメンについては、あんまり語りたくない(苦笑)。最高のバランス系ですね。実際、そんなに突出はしてないんですよ。何かが引き立っているような味じゃない。でも、匠の技!って感じがします。

このお店は、一般の人やラーメンフリークの人たちというよりは、ラーメン屋さんに食べてもらいたいですね。僕が通常おススメしているお店は、ラーメン屋さんに食べてもらうことを前提とはしていません。でも、このお店のラーメンは、それこそプロのラーメン店の人に食べてもらいたい。こういうラーメン店もあるんだぞ、という。和スープって誰でも作れるけど、誰もが美味しいダシが取れるわけではない。和食のキャリア・実績十分の店主さんだからこその味わいだと思いました。バンドでいえば、ガルネリウスですよ。カシオペアですよ。あるいはインペリテリ。もちろん一般のお客さんもいいですが、是非同業者の人に食べてもらいたいかな、と。ちなみに、客層はOLさんとかカップルが多かったですかね。たまたまかもしれませんが、女性二人組というのが多かったです。

後乗せのトッピング。岩のりと揚げ薬味。味が若干変化します!

***

ラーメンと同じくらい評判がいいのが、この『鯛飯』です。残ったスープをぶっかけて食べることが色々なところで薦められていますが、僕的には、これは絶対そのまま食べた方がいいと思いました。そのまま食べても、これ、すごい味が豊かに感じられます。感動でした。ここに来たら、絶対食べたいサイドメニューです。上の画像はミニ鯛飯です。150円。

身体全身が幸せな気分になりました! ここは胸を張っておススメできる良店ですね!

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